Posts By: yamo


2014年4月23日 blog 0

過去のブログを見るには・・・

最近、患者さんと過去ブログの事でお話させていただいた時のことです。

『胚移植後の過ごし方はどうしたらいいですか?』

『2013年11月に掲載した「胚移植後の過ごし方」の過去ブログを、
お時間の空いたときにご覧になってください!』

『えっ、過去のブログは見れるんですか?』

『もちろん見れます。こうしてここをクリックしていただくと・・・』

『初めて知りました。』

こういうやり取りがその後も複数の患者さんとの間で続きました。

皆さん、声を大にして言います。
過去のブログは全て遡ってご覧いただけますよ。

1)トップページを開いてください。
2)ブログ『スローでええやん』マークをクリック。
3)最近のブログがいくつか繋がって見れます。

4)左下の○月をクリックすると、○月のブログが出ます。
 (現在なら3月の表示をクリック)
5)これを繰り返すと、遡っていけます。

妊娠報告
何が起こるかわからへんシリーズ
ペットシリーズ
タヒチシリーズ・・・

これまで、約3年半。
いろいろなテーマについて書いてきましたので、
ご覧になってくださいませ。

もし、説明がよく分からない!という方がおられましたら、
タウチまで、お気軽に直接お尋ねください。
もしくは、お電話くださいませ。

田内

※ブログのページ。左下のカレンダー表示に注目してください。
blogpage1

※カレンダーを拡大したところ。
下の『<<3月』をクリックすると3月のブログがご覧になれます。
これを繰り返していただくと、どんどん遡って見れます。
blogpage2


2014年4月17日 blog 0

何が起こるかわからへんNo.13-④ 受精卵が黒く濁る

前回の話では今周期は採卵予定でした。
クロミッド2錠を5日間処方され月経が始まって
11日目で卵胞チェックをしたのですが・・・。
で話が終わっていましたね。
今回はその続きです。

鍼灸治療は7回目の頃です。
この周期はクロミッド2錠を処方されましたが
出てきた卵胞は1個だけでした。
おかしいなぁ~とY さんは思っていたそうです。
いつもはクロミッド2錠を処方されると3~4 個の卵胞が出てくるのですが、
たった1個しか卵胞は育たなかったのです。

Y さんはちょっと不安になったかもしれませんね。
せっかく体質改善のために鍼灸治療を始めたのに、
出てくる卵胞の数が減るなんて・・・と思ったことでしょう。

僕はY さんに説明しました。
人間にはバイオリズムがあるから、体調のいいとき悪い時があります。
卵巣の働きもいいとき悪い時があります。
ずっとクロミッドで強制的に卵巣を働かせて息切れ状態で出てきた卵胞は
受精したときに質のいい受精卵になっていないことが多いと思います。
本来なら薬を使わないで自然に選ばれた主席卵胞が1個出てくるはずなのに。
「お願い、卵巣がちょっと休ませてください」と
悲鳴を上げていると思いますよって説明しました。

実際、Y さんの今までの経過で、採卵して受精させたら
受精卵が黒く濁って死んでしまっていたからです。
何回やっても同じような結果でした。
黒く濁って分割がすぐに止まってしまう受精卵を
移植するわけにもいきませんからね。

初診で来られて治療も48回目になっていました。
Y さんは途中で心折れそうに時もいっぱいありました。
でも、可能性を信じて僕ももう少し頑張って、移植できるグレードの
卵胞が育つようになったら妊娠の可能性があるからと励ましました。

この時2個採卵して、1個受精しました。YさんD3
その時の卵胞は写真に出ているものです。
写真はY さんに許可を得て撮影させてもらいました。
何と受精卵は黒く濁っていません。
1年半ぶりの胚移植でした。
3日目の新鮮胚を移植して妊娠されました。
6月にはママになる予定です。

Y さんは時間がかかりましたが、根気強くあきらめずに
がんばったからいい結果が出せたと思います。
不妊治療されている全員がいい結果を出せるわけではないのですが、
何もしないよりはできる範囲で体質を改善することは
妊娠への一つの道しるべだと信じています。

Omura


2014年4月12日 blog 0

2013年 妊娠報告(124名) No.4

2013method

今回は、妊娠方法別の集計をしました。

タイミング  19名 (2012年 15名、2011年 11名)

人工授精   13名 (2012年 11名、2011年 5名)

新鮮胚移植 37名 (2012年 26名、2011年 10名)

凍結胚移植 55名 (2012年 61名、2011年 46名)

比較のため、2012年、2011年の同様データは、 こちらをクリック
または、トップページの妊娠報告を参考になさってください。

上記のデータを踏まえて、
各妊娠方法別の詳細を妊娠例を見ていきます。

1)タイミングでの妊娠

タイミングで妊娠するためには、いくつもの関門があります。

女性ホルモンのバランスが整っていること。
卵子が成熟して排卵していること。
精子数や運動率が妊娠可能な範囲にあること。
卵管が通っていること。
基礎体温が低温期、高温期の2層になっていること。
卵管采が正しく卵子をキャッチしていること。
卵管内で受精していること。
受精卵が子宮に戻って着床していること。

上に挙げた西洋医学的な問題点はあるのか?
東洋医学的な問題点はあるのか?
我々スタッフは、患者さんと一緒に考えて行きます。

但し、重要なのは、完璧を求めないこと!
基礎体温がキレイな2層にならなくても、
精子の状態が良くなくても、
以前より改善していれば妊娠のチャンスはあります。

次回以降に、その実例をご紹介させていただきます。

田内


2014年4月4日 blog 0

時にはティーブレイク

写真 1写真 2最近はどうも不妊治療の情報ばかりのブログに
なってしまっていたように感じていました。
今回の田内先生のブログを読んで、「はっ!」と気づかされました。
もとはちょっと癒されるブログをスローな感じで書いていこうというのが
コンセプトだったはずなのに・・・。

もともとこのブログを始めたのは不妊治療をされている 方たちにいろんな情報を提供したり、時にはコーヒーブレイクで見てもらって、
リラックスできるような、ちょっと笑えるようなブログにしたかったからなのですが・・・。
何故かちょっと肩ぐるしい情報ばかり書いていたように思います。
あらためて反省ですね。

今回は「何が起こるかわからへんNp.13-4」をご紹介しようと思っていましたが、
次回にして、ちょっとかわいい写真をどうぞ。

ほっこりと言えば、当院では週替わりでハーブティーの
セルフサービスをしています。
10種類以上あります。
待合に来られてちょっと治療の番を待っている間や、
施術後にほっこりしていただければと思いお出ししております。
今まではどの種類のハーブティーかわからなかったのですが、
プーさんの前の写真縦の中に、今週のハーブティーの紹介をするようにしました。
わかりやすいでしょ。
プーさんも可愛いですね。
これは僕が4~5年前にUFOキャッチャーでゲットしたものです。
最近はプーさんも見かけなくなりましたが、
やっぱりプーさんを見てると笑顔になりますね。

辛い不妊治療の毎日で心が疲れてしまっている方は多いと思います。
時にはティーブレイクで「ホッ!」とするのもリラックスの方法の一つですよ。
胸の中に溜まった邪気を呼吸で出すのは、東洋医学的に言っても
理にかなっていますよ。
辛い思いをため込まないこと。発散しないといけませんね。
もし誰にも相談できないで悩んでいるなら、
良かったら当院に来てみませんか。

良く患者さんに言われることで「先生に話を聞いてもらって胸がスーッとした!!」
「アドバイスもしてもらって良かった」・・・と言われることが少なくありません。
一人で悩んでいないで、当院に相談に来てみてください。

Omura


2014年4月4日 blog 0

2013年 妊娠報告(124名) No.3

2013times

3回目は 2013年の妊娠数124名に対して、妊娠までの施術回数グラフを上に掲載しました。

施術回数

0-10回=49人

11-20回=36人

21-30回=12人

31回以上=27人

ここで、もう一度データを総括しますと、

妊娠年齢 平均=37.8歳 (2012年 38.0歳、2011年 37.7歳)

施術期間 平均=7.3月 (2012年 6.2ヶ月、2011年 6.1ヶ月)

施術回数 平均=20.6回 (2012年 21.1回、2011年 19.8回)

この3年間の比較ですが、平均年齢、施術期間、施術回数
全ての項目で、似たような数値が並びました。
それでいて、毎年、妊娠数が増加傾向だったことは、
当院の施術方針及び内容が、恒常的に妊娠結果を導いた裏付けだと考えます。

妊娠された方の中には、わずか数回での施術で妊した例もありましたし、
長い方は2年以上かかってやっと妊娠されたケースもありました。

キーワードは、
『東洋医学の周期療法』
『病院や漢方の治療に合わせる』施術。
その為には、なるべく沢山の情報をお聞きすることを心がけています。

東洋医学の問診は勿論のこと、
病院での治療経過、
漢方処方の有無、
基礎体温表、
食事や生活習慣・・・

特に、病院での治療経過はかなり詳しくお聞きしています。
といいますのも、それぞれ各病院の特徴がありますから、
それらを踏まえて、薬剤の有無をお聞きしています。

当院は、関西中の不妊専門病院から患者さんがお見えになります。
クロミッド、セキソビット、フェマーラ・・・の排卵誘発剤。
プラノバール、ソフィア、ヒスロン、ルテジオン、ルトラール、デュファストン・・・の高温期のホルモン剤。
hMG注射、フォリルモン注射、hCG注射・・・の注射。
これらの薬剤の有無によって施術を変えています。

あるいは、
タイミング、
人工授精、
体外受精(ショート法、ロング法、アンタゴニスト法、クロミッド自然周期、完全自然周期)等の
治療計画によっても内容を変更しています。

参考までに、 各病院名はここをクリック  してください。

不妊治療は計画を立てる事も大切です。
それには、現在のご自身の身体とどういう風に向き合えばよいか?
病院の治療をどう進めていけばよいのか?
当院のスタッフと一緒に考えてみませんか?

次回も、妊娠報告は続きます。

田内