Posts By: yamo


2014年3月18日 blog 0

2013年 妊娠報告(124名) No.1

2013age

ご報告が遅れていましたが、やっと、2013年の妊娠データ集計を始めました。
分析しながらその都度、このブログでご報告させていただきます。

初回は 2013年の妊娠数124名に対して、妊娠時の年構成グラフを上に掲載しました。

比較のため、2012年、2011年の同様データは、 こちらをクリック
または、トップページの妊娠報告を参考になさってください。

30歳未満 = 7人

30-34歳 = 20人

35-39歳 = 57人

40歳以上 = 40人

  合計 = 124人

平均年齢 37.8 歳。(2012年 38.0歳、2011年 37.7歳)

妊娠数 124名。(2012年 113名、2011年 72名)

全体の32%が40歳以上、
35歳以上では78%にもなります。

もっとも注目すべきは、この3年間、平均年齢が安定している点。
通常、妊娠数の伸びと平均年齢は反比例しやすいのですが、
(若い人ほど妊娠しやすいので)
この3年間の妊娠実績は、妊娠数が伸びながらも、平均年齢はほぼ一定でした。
これは、当院の施術方針にあると考えています。

1)患者さんの生理周期に合わせたバランス周期療法である。
2)東洋医学一辺倒ではなく、各病院それぞれの通院状況に合わせる。
3)漢方薬の処方があれば、その処方に合わせた鍼灸施術で相乗効果を狙う。

東洋医学専門の鍼灸ですが、それだけに頼らず、多角的に総合判断して
患者さんに合ったオーダーメイド施術を心がけています。
施術方針はご年齢によって変わってきますし、
病院の治療内容によっても違ってきます(タイミング、人工授精、体外受精など)。

もう一つ、スーパーライザーPXの効果も見逃せません。
全体の妊娠数のうち、96名(77%)は、これを利用なさっての妊娠
最近は、スーパーライザーの問い合わせも増えています。

通院を続けながら、自分自身の身体と向き合う時間も必要ですよ。
当院では、そんなお手伝いをさせていただきます。
自分の状況に合った鍼灸を受けてみませんか?

次回以降、さらにデータを公表してまいります。

田内


2014年3月16日 blog 0

何が起こるかわからへんNo.13- ③ 先ずはタイミング

Y さんの治療を始めて7回目の頃、
病院の診察で子宮にポリープがあるかも知れないと言われ、
Dr.から子宮鏡検査を勧められました。
もし子宮内にポリープが見つかれば、
それが原因で妊娠できなかったかもしれません。
Y さんから相談を受け、僕も子宮鏡検査をお勧めしました。
ポリープが無かったとしても子宮の中をきれいに洗浄できますし、
やっているのに越したことはないと思います。
子宮鏡検査のあと、特に問題がなかったとしてもその後の
タイミングや人工授精、体外受精で妊娠される方は
何もしないよりは多いです。

結局Y さんにポリープはみつかりませんでした。
左の卵管は切除手術しているので、右の卵巣から排卵すれば
タイミングで妊娠される可能性は高くなります。
左の卵巣は活動しているので、もし左の卵巣から排卵したとしても、
まれに右の卵管采でキャッチして妊娠することもあります。

ただこの時点ではまだ卵子の質の向上は見込めていないので、
ダメもとのタイミングになります。
月経が始まって20日目の診察で卵胞は13mmと成長の速度は遅く、
25~26日目くらいの排卵になりそうでした。
タイミング後診察へ。排卵済みの確認をしてhcg5000を注射。
結局この周期は妊娠できず月経が始まってしまいました。

月経から卵胞は13~14日目くらいで成長して排卵するのが理想的ですが、
個人差やその時期によってバラつきがあります。
以前治療していたA さんは40日以上かかって卵胞が成長し、
それに合わせてタイミング指導して妊娠、出産されました。
A さんは1年に1回しか自然排卵しない特異なナースではありましたが、
A さんは多嚢胞性卵胞で体外受精をされていましたが、採卵し受精させても
いつも受精卵のグレードは胚移植できるギリギリでした。
体外受精を続けていて妊娠に至らないのに、
次の体外受精の休憩の間に自然妊娠されるケースは意外に多いですよ。
鍼灸治療で体質を調整し、心と体を休めているからだと思っております。
人によって体の強い部分と弱い部分は違います。
その人のウィークポイントをカバーできるようにし体を調節していく
鍼灸治療はオーダーメードな感じですね。

Y さんの話に戻りますが、月経が始まってしまったので
今周期は採卵予定でした。
クロミッド2錠を5日間処方され月経が始まって
11日目で卵胞チェックをしたのですが・・・。

to be continued
Omura


2014年3月8日 blog 0

出産予定の内定者、30歳まで入社資格保有

少し前の記事になります。 ユニ・チャームは2月27日、 出産の予定がある女子学生が内定を得た場合、 大学卒業後すぐに入社しなくても30歳までの間の希望する時期に 入社できる制度を導入すると発表した。 女性の活用がさけばれるなか、優秀な女性が、 出産や育児で入社の機会を失うのはもったいないと判断した。 同社は例年50人程度の新卒生を採用しており、 うち女性は約3割を占める。 これまで就職活動中に妊娠が分かり、同社への志望を諦めたり、 内定を辞退したりする例が複数あったという。 当院で、不妊症の患者さんと接していると、 様々なご苦労を耳にします。 「何が起こるかわからへんNo.13 」に登場中の Y さんも そんなお一人でした。 院長ブログにもありましたが、 長い通院期間を経て、当院で鍼灸をスタート。 その後、仕事を辞めて病院と鍼灸に専念なさって、 様々なご苦労の末、妊娠。 詳細は、現在進行中の院長ブログ 「何が起こるかわからへんNo.13 」を是非、ご覧ください。 ユニチャームのような会社がもっと早くに増えていたら、 仕事をお辞めにならずに済んだかも知れませんし、 もっと早く妊娠出来たかも知れません。 幸い、資格をお持ちの仕事でしたから、 今後、まだ復帰し易いのかも知れませんが。 通院、仕事、家事…。 女性を取り巻く環境はまだまだ十分とは言えません。 ストレス一杯のYさんにとって、当院の存在は、 体質改善をはかるとともに、癒しの空間でもあったようです。 それは不妊専門である当院の特徴の一つになります。 『周りが同じ環境の人達ばかりなので、話がしやすく安心できた。』 『病院で聞けなかった事をここで相談できたから治療も続けられた。』 『カーテン越しに聞こえた話がとっても参考になりました。』 病院の治療は、勿論、大切ですが、自分の身体を見つめる事も大事です。 長い通院生活で自分を見失ってしまった方、 今は辛い日々を送っておられるかも知れませんが、 ずっとは続きませんよ。 頑張っていれば、いつか願いを叶える時が来ます。 嬉し涙で卒業されたYさんを見て、そう強く思いましたし、 ホンマかいな??という奇跡のような妊娠にも立ち会ってきました。 まだまだ、「何が起こるかわからへんNo.13 」は続きます。 是非、皆さんの参考になさってください。 田内


2014年3月6日 blog 0

840組以上がパパ・ママに !!なりました

何が起こるかわからへんNo.13の続きを早くブログに
アップしなければと気にかかりながら、
ホームページの変更等でバタバタしてしまいおくれております。
来週にはNo.13-3を見ていただけるようにしたいと思っています。(汗、汗・・・)

当院のホームページの一番最初に出てくるHomeのページで
卒業された方のトータル人数を一年に一度変えるようにしています。
2013年に卒業された方の人数を足して、
今までに840組以上の妊娠のお手伝いをしてきました。
思えば1組目から数えて840組以上の妊娠のお手伝いをさせていただいて、
数え切れないエピソードがあります。
コマーシャルのコピーじゃないけど、
治療させていただいた人の数だけドラマがありました。

なかなか妊娠できなくて心が張り裂けそうな涙、自分を責めてしまい心痛の涙、
不妊治療をしているストレスの涙、、、などいっぱい見てきました。
ですが、不妊治療を乗り越えてママやパパになれた方々のうれし涙と笑顔も
たくさん見てきました。
不妊治療で悩んでおられる方々のうれし涙と笑顔がもっと増える
お手伝いができればいいと思います。

これからもコツコツと治療に臨み、1000組以上の卒業の
お手伝いができればなぁと感じるこの頃です。

ホームページの変更でもう一つ、
足立病院生殖内分泌医療センターのカウンターの横に置いてある
不妊サポート情報紙「ふっくらNo.7」もホームページで見れるように
なりましたので、ご覧になってみて下さい。
薬膳料理研究家の赤堀真澄先生をゲストに迎え、
足立病院生殖内分泌医療センター長の中山貴弘先生と
私と3人で生活の中に薬膳を取り入れて体質改善のお役にたてばと
ディスカッションしております。

Omura


2014年2月23日 blog 0

2013年 前期 体外受精(凍結胚)での妊娠 2

もう2014年が始まっていますが、データ分析を随分と怠っていました。 昨年前期のデータ分析(凍結胚移植での妊娠例)についてまとめておきます。 まず、初めにお伝えしたいのは、 2013年の妊娠総数は、124名(前期=56名、後期=68名)でした。 今回のブログ内容は、2013年前期の妊娠数56名中、 凍結胚移植で妊娠された25名についてのお話です。 (124名全体の結果は後日にさせてください。) 詳細データは過去のブログ 2013年 前期 体外受精(凍結胚)での妊娠データ 1  を参照ください。 今回(凍結胚での妊娠)の特徴は次の3点。 1.当院で妊娠された全体数の約45%が、この凍結胚移植での妊娠 病院での妊娠報告を見ても、新鮮胚移植と凍結胚移植を比較しますと、 凍結胚移植の方が、かなり妊娠数も多くなっています。 理由はいくつか考えられますが、 凍結胚移植の妊娠率が高い要因を考えましょう。 その1 体調をしっかり整えてから移植にトライできる。 新鮮胚移植では、採卵時の卵巣の腫れや採卵後のストレスなどが 残ったまま移植するリスクがある。 その2 凍結基準を満たした(選別された)受精卵を胚移植できる。 受精卵凍結時に、悪いグレードの胚は凍結保存されませんので、 凍結胚移植する胚は、既に良い胚だけを選別されている。 ただし、だからと言って新鮮胚移植が悪いという訳ではありません。 凍結胚移植は、凍結、解凍時の2回、受精卵に負担をかけることになります。 どちらが良いのかは、子宮内膜の状態、卵巣の腫れ、胚移植前のホルモン値など 様々な状況によって変わってくるので、 事前に、担当のドクターや培養士さんにご相談されるのが望ましいですね。 2.採卵周期または胚移植周期に対して、   鍼灸・スーパーライザーPXを使用しての妊娠例は   25名中22名(88%) 鍼灸やスーパーライザーで体調を整えてから(出来れば採卵の2~3周期前から)採卵されると、 卵巣機能がアップし、採卵数が増えたり、受精卵の質が上がったりすることはよくあります。 良質な受精卵の確保は、妊娠への大きな前進に繋がります。 鍼灸やスーパーライザーで体調を整えていただくと、 生理痛が改善したり、生理の経血がキレイになります。 それはつまり、キレイな子宮内膜を形成していたことを意味します。 それと、子宮内膜が厚くなりやすく、着床に有利になります。 例えば、質の良い受精卵を胚移植しても、子宮内膜がキレイな状態で厚くならないと、 着床しにくくなりますからね。 これも、出来れば胚移植の2~3周期前から準備されるのが良いでしょう。 3.鍼灸・スーパーライザーPX後の採卵(受精卵)で妊娠例は   25名中18名(72%) 医師から、受精卵の質が良くないを説明を受けた患者さんも良くお越しになります。 複数回の胚移植にトライしても結果が出ない場合、 当院で体質改善してから、再度、採卵された受精卵と使って胚移植すると、 妊娠に至るケースも良くあります。 何事も準備は大切だと思います。 『採卵周期や胚移植周期の直前に何をしたら良いの?』というご質問を良く受けます。 適度な運動、食事改善そして鍼灸やスーパーライザーでの体質改善がオススメです。 直前に施術しても効果はありますが、 出来れば、採卵や胚移植の2~3周期前から準備をされる方がより効果的です。 もし、鍼灸やスーパーライザーPXをご希望の方がおられましたら、 早めに、一度、ご相談をしていただければと思います。 田内


PHP Code Snippets Powered By : XYZScripts.com