何が起こるかわからない 1 Sさん(21歳) その1
大村院長の『何が起こるかわからへん』シリーズのパクリです(笑)。 内容はパクリではなくオリジナルですので、 ご興味がおありの方はご一読ください。 このお話は、以前のブログ 「早発閉経」の患者さんが・・・ の中で紹介した、患者Sさん(21歳)の続編になります。 前回の内容と少し重複しますが、 もう一度、Sさんの現病歴及び既往歴を列記します。 無月経無排卵 子宮頸がん 右卵巣嚢腫から右卵巣切除 高プロラクチン血症 黄体機能不全 排卵障害(LUF) 子宮内膜が薄い・・・・ その他の疾患として 十二指腸潰瘍 喘息 花粉症 慢性胃痛 慢性頭痛・・・・ 『薬の副作用に苦しんでいるので、 東洋医学で体質改善をしながら妊娠に向けての準備をしたい。』 これが、Sさんからのご要望でした。 不妊専門病院での治療計画は、近いうちに体外受精にトライする予定だと伺ったので、 『少し体質改善に時間をいただきたいので、 2~3周期休んでから初めての体外受精にトライしましょう!!』 とご提案をさせていただきました。 まずは子宝ソフト整体をスタートしました。 事前の問診で、過去に、整体後に気分が悪くなって救急搬送されたご経験ありだったので、 細心の注意を払っての施術となりました。 早速、施術させていただくと、身体のいたるところがカチコチでしたので、 子宝ソフト整体でしっかり改善させていただきました。 施術後は、とっても身体が軽くなったと喜んでおられました。 東洋医学では、肩こり、腰痛の改善もしておりますが、 その真の目的は、不妊治療の一環としてやっております。 といいますのは、肩こり、腰痛は不妊症と無関係ではないからです。 ●肩首こりは、下腹部の内臓の機能低下を反映している可能性がある。 (肩首には胃・小腸・大腸・膀胱の経絡が流れている) ●腰痛は、生殖器の機能低下を反映している。 (腰部→東洋医学では「腎の府」といわれる→生殖器と関係が深い) さて、Sさんは無月経でしたので、 ホルモン剤でリセット後、お休み周期の生理中から施術スタート。 1回目、生理をスッキリ終わらせる施術、 2回目、高温期を伸びやかにする施術・・・ という風に周期療法を進めていくと、 『数年ぶりに自力で生理がきました。』 と早くも効果を実感されました。 そして、次の周期は、クロミッドを使用しての人工授精にトライ。 この周期は、鍼灸と整体の両方で準備させていただいた結果、 卵胞もしっかり育ち、人工授精に合わせて排卵を促進させる施術も行ったところ、 『初めてタイミングよく排卵できました。』 とさらに効果が出ました。 妊娠には至らず生理がきたけれども、生理痛は半減し、血塊も少なかった。 自力での生理、 自力での排卵、 そして生理痛の軽減は、 子宮がキレイになっている証です。 準備は整ったので、初めての体外受精にトライしていただきました。 注射と点鼻薬で卵胞を育てる刺激周期の採卵となり、 生理6日目の卵胞チェック後にご連絡をお願いしたのですが、 その内容に、最初、耳を疑いました。 それは・・・続く 田内 ※写真は、以前にご紹介したNさんの愛犬、モモちゃん、ウメぽん。 癒されますよね~。