Posts By: yamo


2013年10月6日 blog 0

胚移植後(人工授精後、タイミング後)の過ごし方

最近、胚移植後の過ごし方についてのご質問が多くありました。 貴重な受精卵を戻された後、どう過ごせば良いのか悩みますよね。 まずは、病院での指示に従ってください。 その上で、当院では、 ○子宮の状態 ○東洋医学の観点 から見た過ごし方をご提案させていただいております。 下記の過去ブログをクリックして、ご覧になって下さい。 分からない事がありましたら、直接、大村院長もしくは田内まで ご相談くださいませ。 胚移植後の過ごし方 1 胚移植後の過ごし方 2 胚移植後の過ごし方 3 田内 ※写真は昔、田内が住んでいた島。 陽気に満ち溢れていて、時間の流れがとてもゆったりでした。 farm


2013年9月29日 blog 0

不妊症と股関節

※調整前。左足が内側へ傾く。
kokansetu1

※調整後。左右の足先が同じ角度になる。
kokansetu2

以前にもブログでご紹介しました、 不妊症と股関節の歪み
について取り上げます。
実は、股関節の歪みは、下腹部の血行不良になりやすいので、
不妊と関係ありです。

患者のKさん(32歳)を問診させていただくと、
●足がよく冷える(冷えのぼせ)
●卵胞の成長が遅い(生理20~23日後に排卵)
という症状が見受けられました。

そこで、股関節を観察すると、
左足首が内側に大きく傾いていました(写真上)。
まずは、鍼灸で下腹部を柔らかくしながら血行改善を行い、
その後、10分程度の調整を行ったところ、
両足の傾きはほぼ同じになりました(写真下)。
お帰りになるときには、お腹がポカポカして
すごく温まったと効果を実感。
その次周期、生理16日目に排卵出来ました。
つまり、股関節の調整→腹部血行アップ→卵胞の成長促進。
このように好循環が起こったケースでした。

また、前回のブログで紹介させていただいた患者のYさん(35歳)は、
股関節の施術をした直後、『子宮がジンジンします。』
興味深いコメントを頂きました。
その周期の高温期、子宮内膜が今まで以上にとても厚くなり
病院のドクターから、『とっても良い内膜だね。』と褒められ、
人工授精で妊娠。

股関節の調整→腹部の血行促進→子宮内膜アップ。
これが、妊娠への決め手になったと思います。

普段から、お腹の冷えを感じておられる方、
子宮内膜が厚くなりにくい方、
気になることがありましたら、一度、ご相談ください。

田内


2013年9月27日 blog 0

ふっくらNo.7 インタビュー

めっきり秋らしくなりましたね。
ただ、昼と夜の寒暖差がきつくて、風邪をひいてしまったりと体調を崩されている
方が多くなってきました。
風邪には気を付けましょう・・・と言っている本人が
寝冷えで風邪を引いてしまい、鼻声になってもう1週間。
もう体調は良くなりましたが、例年より長引いたように思います。ふっくら7インタビュー
年かな・・・と思う瞬間です。

さて、先日、足立病院の生殖内分泌医療センターで発行している
不妊サポート情報紙「ふっくらNo.7」のインタビューがありました。
生殖内分泌医療センター長の中山先生と、
今回のゲストの赤堀真澄先生、そして私の3人で
1時間半ほどディスカッションしました。

赤堀先生は薬膳料理研究家で国際中医師のライセンスをもって
おられ、薬膳の普及活動をされてます。
患者さんに良く聞かれるのが、「何を食べたらいいの・・・」
と、良く聞かれます。
赤堀先生に伺ったら、いろんなアドバイスを頂きました。

中山先生の卵巣の働きや良い卵を育てるお話もとても参考になりました。
「ふっくらNo.7」は10月の中旬以降には出来上がると思います。
お楽しみに~。

写真は中山先生と赤堀先生とインタビューが終わってから
写真を撮らせていただきました。

Omura

 


2013年9月23日 blog 0

鍼灸・整体と漢方の相乗効果3 (Tさん44歳)

鍼灸・整体と漢方の相乗効果1 鍼灸・整体と漢方の相乗効果2 の続編です。 さて、Aグレードのキレイな胚盤胞を新鮮胚移植されることになったTさん、 胚移植に合わせて、鍼灸をさせていただきました。 この時期は、着床を手助けする目的で鍼灸をします。 具体的には、患者さん自身の女性ホルモンの分泌を促進して、 子宮内膜を厚く、質の良い状態にしていきます。 例えるなら、子宮内膜をふかふかの高級ベッドの様に仕立てて、 受精卵に気持ちよく埋もれていただく、そんなイメージでしょうか。 移植後の時期に、ノドの痛みと鼻水(風邪)がありましたので、 子宮に影響のない程度に風邪対策もしました。 (この時期、むやみに風邪薬は飲めないですからね) 施術直後、早くもノド痛がマシになったと喜んでおられました。 そして・・・結果は陽性判定。 その後、ご年齢を考えると流産のリスクがありましたので、 流産予防でしっかりフォローさせていただきました。 まもなく安定期に入ります。 施術だけして終わるのではなく、 病院の治療計画に合わせた鍼灸・整体、 そして、体質に合った漢方薬を処方できる専門病院を ご紹介させていただいて、しっかり準備なさったことが 妊娠への大きな足がかりになったこのケースは、 当院の特徴をよく表していました。 少しのキッカケで妊娠なさるケースも多くあります。 このTさんの場合は、当院の通院期間が2ヶ月間でした。 鍼灸・整体に興味があっても、実際にご連絡いただくのに、 数年間かかった方もおられました。 女性の卵子はご年齢と共に老化していきます。 妊娠のチャンスを広げるためには、 できれば早くから準備なさるとよいでしょう。 それと、もう一つ、 スーパーライザーPX効果も見逃せません。 採卵周期に1回使用して卵胞の数と質を上げ、 胚移植直前に1回使用して子宮内膜を厚くするのに 貢献しました。 田内 スーパーライザーPXを照射すると、右図のように、脳血流が大幅にアップ。 女性ホルモンがたくさん分泌されますよ。 質の良い卵胞と充実した子宮内膜を形成していきます。 SL data


2013年9月19日 blog 0

2013年 前期 タイミング・人工授精まとめ2

効果が早く出た理由2-半年以内の卵管検査-

タイミングと人工授精で妊娠された17名に対して、
その治療経過を辿ってみると、一つの法則が見つかりました。
その内訳を見てみると、
12名の方は、約半年以内に卵管造影あるいは通水検査で卵管チェックをしていた。
2名は、約半年以内に一度、妊娠されていた。
3名は、卵管チェック不明(通院なしなどの理由)。
つまり、
『約7割もの方が、卵管検査を半年以内にしていた』
『約8割もの方が、卵管が通っていることを半年以内に確認していた』

これは、偶然ではありません。
むしろ必然だと思っています。

卵管は、ご本人が考えておられるよりも、細くて詰まりやすい細い管です。
そして、仮に、詰まりが無くても子宮からの汚れ等によって
通りが悪くなりやすいと考えられています。
卵管検査は、詰まりをとるのはもちろんのこと、
卵管の掃除になっていると思われます。
いくら、体質改善で卵巣や子宮が改善しても、卵管が通りにくかったら、
物理的に受精出来なかったり、受精卵が子宮に戻って来れませんからね。

そこで、1つ目のキーワードは『半年以内の卵管検査』

さて、卵管が詰まる原因は、
クラミジアによる炎症、
子宮内膜症による癒着、
過去の手術の影響・・・などがありますが、
その多くは、子宮内の血行不良が原因ではないでしょうか。
これを、東洋医学では『お血』という概念で表現しています。

経血が暗赤色、
経血中に血塊が混ざる、
子宮内膜症、
子宮筋腫、
子宮ポリープ、

これらは、子宮内の血行不良による『お血』が原因だと考えられています。

いくら卵管検査をしても、子宮内が汚れていたら、
また詰まりやすくなるのは、十分に考えられます。
過去に、子宮鏡検査のときに、ドクターから『子宮内が汚い』と
言われた患者さんがおられましたが、
鍼灸・整体で『お血』を改善して、再度検査をされたところ、
とてもキレイな子宮になっていたという実例もありました。
『お血』を改善すると、経血がキレイ(絵の具の赤のような鮮血色)になります。
それは、子宮がキレイになった証拠なので、卵管が汚れにくくなります。

2つ目のキーワードは『お血の改善』

まとめると、
『お血の改善』をしながら、『半年以内の卵管検査』を済ませておくと、

妊娠のチャンスがぐっと上がると思います。

このように、当院の特徴としましては、
東洋医学からみた改善はもとより、
西洋医学的な問題点があれば、
積極的にアドバイスさせていただいております。

タイミングや人工授精での妊娠をご希望の方で、
病院の基本検査では問題が無いのに妊娠に至らない方、
病院の検査や診察結果がよく分からない方、
生理の経血が暗色だったり、血塊が混ざったりする方、

一度、ご相談ください。
妊娠へのキッカケが掴めるかも知れませんよ。

データ分析はまだまだ続きます。

田内