Posts By: yamo


2013年9月18日 blog 0

お知らせ

おはようございます。

既にご存知の方もおられると思いますが、
現在、京都地下鉄東西線の小野ー烏丸御池間が運休しております。
9月19日正午ごろの運転再開見込みだそうです。

バスの代行輸送はされているようですが、
皆様、交通機関の情報をお確かめの上、
気をつけてお越しくださいませ。

田内

今朝の当院から眺めた烏丸御池交差点北東角付近。
普段は静かな朝なのですが、バスの代行輸送で長蛇の列でした。
furikaeyusou


2013年9月15日 blog 0

2013年 前期 タイミング・人工授精まとめ1

2013年 前期 妊娠方法別の平均値  からの続きです。

タイミングと人工授精の平均年齢はほぼ同じでした。
これは、通院患者さんの年齢層によるものもありますし、
一方で、それ以外にも原因がありそうです。
そして、平均期間と平均回数も全体の平均よりも随分と早くに結果が出ていました。

普通に考えて、タイミング及び人工授精は、
1周期当たりの妊娠率はそれほど高くありません。
ましてや、当院に来られる患者さんは、
病院だけではなかなか妊娠に至らなかった方がほとんどです。
それなのに、割と早くに卒業されたのには、理由があるはずです。

効果が早く出た理由1-体質改善-

一般的に、鍼灸・整体での体質改善効果が現れるのは、
3ヶ月~6ヶ月後くらいが多いのです。

タイミングでの妊娠  平均施術期間 3.7ヶ月
人工授精での妊娠  平均施術期間 5.5ヶ月

この両者の平均値は、ちょうどその体質改善効果によって
妊娠のチャンスが広がったと考えられます。

実際、
基礎体温がキレイになった
生理痛が軽減した
経血の色がキレイになった
肌に潤いが出てきた
身体が疲れにくくなった
などの実感を伴って妊娠されたケースがほとんどでした。

参考までに、人工授精での妊娠に至ったケース(6名)について、
当院を通院後、何回目の人工授精で妊娠されたかを調べたところ、

2013年 通院後の平均人工授精回数=2.5回

今回、6名と母数が少ないため、統計的な有意性は難しいと考えて、
昨年度(2012年)、人工授精で妊娠された11名のデータを見直したところ、

2012年 通院後の平均人工授精回数=2.0回

昨年も、今年同様にそれほど変わらない数字になりました。
思ったよりも少ない回数で結果が出ていました。
以前から、経験的には、割と早くに妊娠されていると感じていましたが、
客観的なデータを示すと、説得力がありますね。

生理痛がひどい、
子宮内の血行不良や冷えを感じている、
夏でも足先が冷える、
基礎体温がガタガタで2層になっていない、
低温期が長すぎる、
高温期が短かすぎる・・・

などの症状をお持ちの方は、
一度、東洋医学に目を向けて見ては如何ですか?

さて、効果が早く出た理由はもう一つあります。
長くなりましたので、続きは次回に・・・

田内


2013年9月12日 blog 0

不妊症とルイボスティー③

前回はルイボスティーには活性酸素を分解してくれる
「SOD酵素」を増やしてくれる効能があり、
老化を遅らせるアンチエイジング効果があります・・・という
内容だったと思います。
「亜鉛」も含まれていて、精子や卵子の生成に役立って、
「カリウム」「マンガン」も含まれていて、生殖能力の維持に
役だっていて、ノンカフェインで精神の安定にも良い・・・と、
いいことづくめの話でしたね。

・・・で、今回は冷え症ルイボスティーの関係をご紹介
したいと思います。
ルイボスティーに含まれるフラボノイドの一種である
「ケルセチン」強力な抗酸化力ビタミンCの吸収を助けます。
毛細血管を強くし代謝を上げてくれる作用があります。
それに、善玉菌を助ける効果もあって
腸内環境を整え、花粉症やアレルギーにも効果があります。

ケルセチンを多く含む食材と言えば・・・
玉ねぎ(皮も含む)、ブロッコリー、りんごの皮、ホウレンソウ
などで、赤ワインにも含まれます。

毛細血管を上部にしてくれて、代謝が上がって、免疫機能もアップして
全身に流れる血行が良くなれば冷え症の改善になるということです。
特に、手足の先の毛細血管の血行が悪くて手先、足先の冷え症で
悩んでおられる人は多いと思います。
不妊治療をされている患者さんの80%~90%の患者さんは
冷え症ではないかと思われます。
本当に冷え症で悩んでおられる患者さんが多いです。

ルイボスティーだけ飲めば冷え症が改善されて
妊娠体質になるということではないですよ。
ルイボスティーも不妊でお悩みの冷え症の改善の
ワンアイテムです。

わかりきったことなのですが、規則正しい食生活に
適当な運動に充実した睡眠は必要ですね。

鍼灸治療も冷え症改善のワンアイテムとして、
とっても効果があります。
それは何故かって・・・?
それは、今まで多くの患者さんの冷え症を改善して、
ママになるお手伝いをしてきた自信があるからです。

Omura


2013年9月9日 blog 0

2013年 前期 妊娠方法別の平均値

2013-half avr

今回は、前回の妊娠方法  に対しての
さらに細分化した平均値を集計しました。

タイミングでの妊娠 (11人)

  平均年齢    34.6歳
  平均施術期間 3.7ヶ月
  平均施術回数 10.0回

人工授精での妊娠 (6人)

  平均年齢    34.7歳
  平均施術期間 5.5ヶ月
  平均施術回数 15.8回

体外受精(新鮮胚移植)での妊娠 (14人)

  平均年齢    37.4歳
  平均施術期間 6.3ヶ月
  平均施術回数 19.9回

体外受精(凍結胚移植)での妊娠 (25人)

  平均年齢    38.7歳
  平均施術期間 7.6ヶ月
  平均施術回数 22.8回

体外受精全体(新鮮胚移植+凍結胚移植) (39人)

  平均年齢    38.2歳
  平均施術期間 7.1ヶ月
  平均施術回数 21.8回

妊娠数全体 (56人)

  平均年齢    37.1歳
  平均施術期間 6.3ヶ月
  平均施術回数 18.8回

妊娠方法別の詳細データをまとめてみました。
不妊治療をされている皆さんの参考になれば嬉しいです。
ただし、あくまでも目安としてお考え下さい。

タイミング<人工授精<新鮮胚移植<凍結胚移植 の順に、
妊娠年齢、施術期間、施術回数、全ての数字が大きくなっていました。
これは、通院患者さんの年齢層によるものが要因の一つとして考えられますし、
また、その他の原因もあるでしょう。

次回、さらにその原因について掘り下げて分析していきます。

田内


2013年9月4日 blog 0

鍼灸・整体と漢方の相乗効果2 (Tさん44歳) 

今回は、 鍼灸・整体と漢方の相乗効果1 (Tさん44歳) の続編です。

さて、鍼灸・整体と漢方によって、身体の改善を実感なさったTさんでしたが、
その後に、自然周期(クロミッド)で採卵することになりました。
まず、生理中に鍼灸で生理をスッキリ終わらせ、
卵胞期に整体とスーパーライザーで卵胞をしっかり育てながら
質を上げるような方針で計画を立てました。
結果は、3個採卵、2個受精、
その内の1個を胚盤胞で新鮮胚移植出来ることになりました。

今回、Tさんにとって嬉しい事が2つありました。
1つは、胚盤胞の評価がAグレードだったこと。
2つ目は、クロミッドで3個採卵できたのは初めてだったこと。
(以前は、同じ誘発方法で1個しか出来なかった)

一般的に、44歳のご年齢では、
受精卵が胚盤胞に育つこと自体が難しいのですが、
今回は、さらにAグレードのとてもキレイな受精卵でした。

大村院長も、最近のブログ「立場変われば・・・」でコメントしていましたが、
当院は、決して、病院の治療を否定しているのではなく、
むしろ、病院の治療を正確に理解した上で、
その治療に合わせて寄り添うように、補完的な役割を目指しています。

ご年齢だからと諦める前に、東洋医学を試してみるのも良いと思いますよ。
少なくとも、病院の治療の妨げにはなりませんし、
不妊専門病院の先生の中には、当院の存在をご存知の方も沢山おられますからね。

もう少しTさんのお話は続きます。

田内

※TさんのAグレードの胚盤胞。
ご本人の承諾をいただいて掲載しました。
F-ETDay5-Tsan