Posts By: yamo


2013年9月1日 blog 0

2013年 前期 妊娠報告4(56名) 妊娠方法

2013 1-6 method

タイミング  11人(11人)

人工授精   6人(4人)

新鮮胚移植 14人(5人)

凍結胚移植 25人(23人)

カッコ内の数字は、2012年前期の数字です。

参考までに、 2012年前期 のグラフ
を参照なさってください。

1番の大きな違いは、新鮮胚移植での妊娠数が大きく伸びたこと。
妊娠数で昨年の約3倍、比率では約2倍になっていました。
この数字については、また別の機会に詳細な分析をする予定です。

体外受精での妊娠(新鮮胚移植+凍結胚移植)は、全体の約70%にもなります。
これは、大きく分けると、次の2つのタイプがありそうです。

1)何度か体外受精をしてもうまく行かず、当院で体質改善をして妊娠に至るケース。
 受精卵の質が良くないケース→受精卵のグレードを上げて妊娠
 何度か胚移植をしても着床しないケース→子宮環境を整えて着床を助けて妊娠

2)初めての体外受精前に、当院で準備をして妊娠に至るケース。
 体外受精は、回数を重ねると受精卵の質低下を招きます。
 初回の採卵前に準備→良い受精卵を作って妊娠

昨年までは、ここでデータ分析を終えていましたが、
もっと詳細な情報を知りたいとの患者さんからのご要望にお答えして、
次回、より詳しいデータ分析を進めていきます。
それによって、

タイミングで妊娠するコツ
人工授精で妊娠する近道
体外受精で妊娠に至るポイント

などが見えてくるかも知れません。
データ分析と臨床上の経験を交えて、皆さんのお役に立てる情報を発信していきます。

田内


2013年8月26日 blog 0

不妊症とルイボスティー②

ルイボスティーにはアンチエイジング効果があります。 アンチエイジングは若返りというよりは、 老化を遅らせるということです。 老化の原因の一つに活性酸素があります。 体内で活性酸素が増えると傷ついた細胞が増え、 老化を促進します。 通常、増えすぎた活性酸素は体内で生成される「SOD酵素」によって 分解されます。 年齢とともに「SOD酵素」が減少し、活性酸素を除去してくれる 能力が低下して老化を遅らせることができなくなってしまうのです。 ルイボスティーはこの「SOD酵素」を増やしてくれるので アンチエイジング効果があるのです。 特に不妊症の方には、ルイボスティーに含まれる「亜鉛」は 効果があります。 「亜鉛」は精子や卵子の生成に欠かせないミネラルです。 ミネラル不足で良い精子や卵子が作られずに不妊に悩む方も 少なくありません。 近年の食生活の変化で「亜鉛」などのミネラルをしっかり食事から 摂取できずに女性生殖器の機能低下を招き、生理不順にもなりやすいです。 その他、ルイボスティーには「カリウム」「マンガン」も含まれており、 これらのミネラルも健康な生殖能力の維持に必要なものです。 そしてルイボスティーはノンカフェインで、精神安定作用があります。 興奮した精神を静めてくれ、眠れない夜に飲まれると良いでしょう。 眠れない夜に・・・と書きましたが、 「ジャスミンティは眠り誘う薬~」なんてありましたが、 ジャスミンはリラックス効果はありますが、 どちらかというと右脳を刺激して集中力を高めてくれます。 ジャスミンで目が覚えてしまうかもね。 もう少しルイボスティーについて書きたいことがありますので、 次はルイボスティーと冷え性のお話をご紹介しましょう。 Omura


2013年8月24日 blog 0

2013年 前期 妊娠報告3(56名) 施術回数

2013 1-6 times

参考までに、2012年前期 のグラフ
を参照なさってください。

妊娠数     56人(43人)

平均回数  18.8回(20.1回)

1-10回   21人(17人)

11-20回  17人(11人)

21-30回   6人(6人)

30回以上  12人(9人)

カッコ内の数字は、2012年前期の数字です。

10回以内のすごく早い妊娠が約40%、
20回以内の早期妊娠が68%。
前回の施術期間の比較と同様に、
妊娠した人が変わっても、妊娠数が増えても、
ほぼ変わらないようなグラフになりました。

不妊治療をされている患者さんを通して感じるのは、
皆さん、身体的な負担、精神的な負担、金銭的な負担を
ものすごく重く背負っておられます。
それでいながら、治療の性質上、正確な情報交換が出来ない。

ですから、当院は、患者さんにとって参考になるような、
出来るだけわかり易いデータを公表していくつもりです。
是非、参考になさってください。

繰り返しになりますが、2013年前期の妊娠データは、

平均年齢  37.1歳

平均期間  6.3ヶ月

平均回数  18.8回

一般的に、鍼灸や整体で体質改善の効果が出てくるのは、
3ヶ月~6ヶ月くらいが多いです。
当院のデータは、それを数字で裏付けていました。
但し、ご年齢や基礎疾患の程度などにより、
妊娠するのに時間がかかるケースもあります。
例えば、病院や当院を一時的に中断して、また再開後に妊娠される事もあります。
わずか1回の施術で妊娠なさった人もおられました。
逆に、約3年かかって妊娠された人もおられました。
大切なのは、他人と比べない事。
そして、諦めない事。
ご自身のペースで治療なさってください。

余談ですが、病院の治療は大切です。
しかし、ドクターに質問できないまま、
ご自身の治療内容を理解されていない方が大勢おられます。
診察結果の意味。
今後の治療方針。
診察に対する疑問。
これらに対する、必要なアドバイスをさせていただいております。
そして、患者さんに不妊治療と客観的に向き合って頂けるように努めています。

まだまだ、データ分析は続きます。

田内


2013年8月19日 blog 0

立場変われば・・・

前回は、活性酸素のことについて書こうと思い、
じぇじぇ!!それってどういうことだべぇ~で終わりましたが、
その続きを・・・の前に。
ご予約をいただいていた患者さんにお詫びをしなければなりません。

先々週の日曜日にテニスの練習をして、先週の月曜日は
ちょっと右足の踵が痛いなぁ~と思いつつ、
いつも通りに仕事をしておりましたが、
翌日の火曜日の朝に立てないほどの激痛で仕事を休みました。
1日~2日休めば大丈夫かなと自分で診断し早く治すためには
患部を休ませなければと様子を見ましたが、
なかなか痛みが治まらなくてとうとう1週間ほど
仕事を休むことになってしまいました。
ご予約をいただいていた患者さんに迷惑をおかけしてしまい、
大変申し訳ありませんでした。
今週から仕事復帰の予定でおります。

休んでいる間、あまり動けないので音楽を聴くか本を読むか
テレビを見るかしかなく、ちょうどNHK朝見ドラ「あまちゃん」の
今までの総集編を3回に分けて放送していたので、
どんなんかな~と思って見ました。
ほのぼのとした笑いと今どきのアイドルの話と80年代のアイドルの
話も出てきて、なかなか面白く見れました。
自然と「潮騒のメモリー」も覚えてしまいました。
キョンキョンのCD、オリコン2位だったとか。
メロディーも懐かしい感じで覚えやすいし、
詩も面白いですね。
「ジョニーに伝えて、1000円返して!」というくだりは
笑ってしまいました。

さて、話は病院での話へ・・・。
病院でのレントゲンはすぐに撮ったのですが、
痛み止めと塗り薬をいただいたのみ。
レントゲン撮影も、踵の炎症だと思うので、
必要ないと思いますが・・・とドクターに言ったのですが、
いや骨の異常があるかも知れませんからと言われ
しぶしぶレントゲンを撮影しました。
結果、踵の炎症ですね・・・とドクターの説明。
心の中で、「それくらい最初からわかっとるわい」と思いつつも、
ありがとうございますと言って診察室を出ました。
まぁ、どこかに違う原因があるかも知れませんからね。

もし自分がドクターと同じ立場だったら、
何が原因かを探るためにレントゲン撮影を患者さんに
お願いしていたと思います。
立場変われば・・・というやつでしょうか。

田内先生のブログで44歳のTさんの話を書いていましたが、
東洋医学からみた彼女の体質は体が火照っている状態。
もちろん44歳という年齢もあると思います。
それに西洋薬で高温期を作る薬を処方されれば、
火に油を注ぐようになり、体が単に火照るというよりは、
常に熱く感じるようになり体力を消耗してしまいます。
結局、東洋医学的に見ればTさんの病院で処方された漢方薬は
Tさんには合ってなくて妊娠しにくい体質になってしまいます。
卵胞の質も良くなるとは思えません・・・と僕は思います。

僕の話で立場が変われば・・・と書きましたが、
診断の仕方が違うのですから治療法も変わってきます。
ただ、まったく西洋医学と治療法が違うというわけではありません。
西洋薬が素晴らしく効果を発揮することもありますし、
西洋医学の技術があればこそ多くの方が救われておりますし、
不妊治療においても体外受精もできるのです。
ですが、体質改善という面では東洋医学にも素晴らしい
効果を発揮することが多いのも確かです。

どっちもいいところを吸収すればお得だと思いませんか。

不妊治療されている患者さんで、体質改善した方が良いのでは・・・と
感じておられる方がおられましたら、ご相談してください。

次回は「不妊症とルイボスティー②」の予定です。

Omura


2013年8月18日 blog 0

鍼灸・整体と漢方の相乗効果1 (Tさん44歳) 

以前、ブログでご紹介した
漢方薬は東洋医学
の続編です。

ある時、患者Tさん(44歳)とお話をさせていただくと、
『○○○○○』という漢方薬を処方されていることが分かりました。
通常、この漢方は、身体全体が冷えてしまっていて、
しっかり温めないといけないタイプには有効なのですが、
火照りが強い患者さんに処方すると、
逆に、火に油を注ぐような結果になって、身体が余計にしんどくなります。

気温が高い時期+リセットでプラノバールを服用中+身体を温める漢方
Tさんは、ますます火照って身体がつらそうでした。
余りにもしんどかったら、一度、処方された先生に相談してみてください。
そうお願いしました。
早速、ドクターに相談をされましたが・・・

『漢方薬で身体が火照るのように感じるのですが・・・』

『それは薬の影響ではなくあなたの年齢のせいです』

患者さんの問いかけに、まるで、更年期とでも言いたげなドクターの発言。
患者Tさん(44歳)は、かなりショックで落ち込んでおられました。
そこで、
『Tさんには、この○○○○○はあってないように私は思います。
我々は、薬の服用に対して直接指導はできませんが、
京都の漢方専門 高雄病院をご紹介させていただきます。
きっと、Tさんにもっと合った漢方が見つかると思いますよ。』

そうお答えしました。
繰り返しますが、漢方薬は東洋医学です。

さて、その後のTさんの経過ですが、
全く違った処方になりました。
そして、鍼灸・整体と新しい漢方薬を併用してから、
Tさんの体調はすごぶる良くなりました。
のぼせたような上半身の熱がとれて、顔色も良くなりました。
なにより、効果を実感なさっていたのが嬉しいですね。

そして、Tさんのお話はこれで終わりではありません。
次回に続きます。

田内