前回は生理が早くなってしまうタイプの
経早のご紹介でした。今回はその続きで、、、
1. 実熱による経早
もともと体質が陽のタイプで、辛い物やスパイシーなものを
嗜好していると、陰と陽のバランスが陽に強く傾いて、
体内に熱をこもらしてしまいます。
この熱が子宮の中でこもって生理が早く来てしまいます。
2. 肝鬱による経早
ストレスがきつくて、その状態が長く続くと、
人は熱を作ってしまいます。
起こったら、カーっとするでしょ。
東洋医学では肝鬱化熱と言って、このストレスで作られた
良くない熱が子宮にこもって生理を早めます。
3. 陰虚血熱による経早
慢性疾患などで長く病気を患っていると、体を冷ます力が弱って
熱が出ていないのに体を冷ます力が弱まった分、
体に熱がこもります。
体力も弱まり、妊娠する力が弱まって生理が早く来てしまいます。
4. 気虚による経早
普段から体力がなくて虚弱タイプな人が、食事がちゃんと
取れていなくて、仕事などの過労で「脾の気」というのを
弱めてしまいます。「脾の気」とは消化吸収する力と思ってください。
消化吸収能力が弱って、血液を生産する量が減り、
妊娠する力が弱まって生理が早くなってしまいます。
西洋医学ではホルモンバランスの乱れで生理が早く来てしまうと
言われていますが、東洋医学では「熱」「陰の不足」「気の不足」
などが原因で生理が早まってしまう原因が大まかに分けて、
4種類もあるんですよ。
K さんは2. 肝鬱による経早と4. 気虚による経早の症状が
あらわれていました。
ストレスを静めるのと、消化吸収力を高めて、
気の力を高める鍼灸と子宝ソフト整体の治療をしました。
これで、K さんの妊娠体質は向上して、
短めだった生理周期が28日に整いました。
鍼灸や子宝ソフト整体の治療していただくと、
月経周期が短い人は28日に近づいて長くなってゆきます。
反対に生理周期が35日とか40日とか長い人は
短くなって生理周期が28日に近づいてゆきますよ。
28日は月の満ち欠け。
生理周期は月経周期とも言うように、
月の満ち欠けと大きく関係しています。
満月あたりに排卵するようになると妊娠のチカラは
グ~んと高まります。
さて、K さんの準備は整いましたが・・・
次はご主人の問題があったのです。
何せ精子の運動率が4%くらいと言われていたので、
ご主人も積極的に治療に来てくださいました。
ご主人の治療は・・・
次は何が起こるかわからへんNo.11の最終回ですよ!!
to be continued
Omura