胚移植後(人工授精後、タイミング後)の過ごし方
今年も沢山の患者さんが妊娠されて嬉しい限りです。
最近、胚移植後の過ごし方についてのご質問が続いてありました。
以前にブログでご紹介させて頂きましたが、
再度、この場でお知らせ致します。
基本的に、妊娠の可能性がある高温期は、
特別な事はせずいつも通りに過ごされるのが良いと思います。
詳しくは、下記のブログをクリックして参照なさってください。
田内
今年も沢山の患者さんが妊娠されて嬉しい限りです。
最近、胚移植後の過ごし方についてのご質問が続いてありました。
以前にブログでご紹介させて頂きましたが、
再度、この場でお知らせ致します。
基本的に、妊娠の可能性がある高温期は、
特別な事はせずいつも通りに過ごされるのが良いと思います。
詳しくは、下記のブログをクリックして参照なさってください。
田内
『日光浴によって男性の性欲がアップする可能性がある。』
こんな情報が、オーストラリアの研究で明らかになりました。
オーストラリアのグラーツ医科大学で、
2,299名の男性を対象に研究を行ったところ、
ビタミンDの血中濃度の高い男性は、
ビタミンD不足の男性よりもテストステロンが高かった。
また、テストステロンとビタミンDは8月にピークを迎え、
冬期に下がり始め、3月に最低レベルになることも判明している。
つまり、適度な日光浴→ビタミンD生成→テストステロン上昇→男性力アップ
と考えられる。
このテストステロン、午前中に多く分泌されるとの研究報告がありますので、
特に、きちんと朝日を浴びるのが良いでしょう。
少し補足しますと、よく耳にする「テストステロン」とは、
精巣で作られる男性ホルモンで、
テストステロン値が低下すると、
精力減退や勃起不全(ED)、精子数減少、精子運動率低下を
招く恐れがあるといわれています。
現在、不妊の約5割は男性が原因と言われています。
不妊病院は増加の一途ですが、治療の中心は女性がほとんどです。
当院の患者さんも同様です。
しかし、質の良い受精卵を得るためには、精子力は欠かせません。
せっかく採卵しても、ご主人の精子が悪いと残念な結果になりかねませんし、
採卵出来たのに、精子状態が悪くて受精しなかった例も珍しくありません。
当院では、男性不妊もご要望があれば施術させていただいております。
まずは、ご主人の日光浴で男性力を上げていただいて、
足りないところは、鍼灸・整体でさらに機能アップされるのも良いでしょう。
特に、タイミング、人工授精、体外受精に合わせて、
ご主人の男性力アップのご希望がありましたら、ご相談ください。
田内
このシリーズは、患者さんの不妊治療を乗り越え、
ママになれた人たちのエピソードを書いておりますが、
K さんも苦難を乗り越えた一人です。
前回は脂太り系の方の治療法について書いたと思いますが、
今回は水太り系の方のタイプや症状、
治療法をご紹介したいと思います。
「ちょっとダイエットした方がいいかもね」とアドバイスしたら、
「そんなに食べてないのに、水を飲んでも太るタイプ」なんです
・・・と言われる患者さんは少なくありません。
そうなんです。そんなに食べてないのにぽっちゃり体系で
冷え症という患者さんは多いです。
東洋医学的な言い方をしますと、
脾胃両虚(ひいりょうきょ)や真元不足(しんげんぶそく)による肥満と言います。
生まれながらもともと胃腸か弱く、食べ物の消化吸収能力が
低下して胃に水分が停滞してしまうのです。
そして体全体にむくみが生じます。特に下半身。
体に余分な水分が停滞すると体は陰の方向に向かい、
陽の気が少なくなって体が冷えてしまうのです。
水分を処理する腎臓系の機能も低下し、
生殖能力全般の低下を引き起こします。
要するに恒常的に体が冷えることによって腹腔内が冷え、
子宮や卵巣に悪影響を与え不妊の原因になってしまいます。
水太り系で冷え症タイプの人の治療は、
健脾益腎し助気化湿という方法を取ります。
弱っている胃に元気を出すツボを使い、
気が巡るように腎臓系のツボも使います。
消化吸収能力がアップすれば、体は温まってきます。
そして、むくみを取るツボを使い停滞している体の余分な水分を
出します。
こういうタイプの人にはお灸も良く使いますよ。
田内先生のビタミンD の話に書いていたように、
太陽に手のひらをあて、太陽の陽気を吸収するようにすると、
体に陽気が増えてゆきます。
1分でもいいですから、天気のいい日にやってみてください。
けっこう体が温まりますよ。
ちなみに人間の体の前は陰で背中は陽です。
ちょっとお散歩に出かけたら、背中に太陽のエネルギーを感じるように
してみてください。
イメージは首の付け根あたりから太陽エネルギーが
体に入ってくる感じです。
首の付け根には、大椎(だいつい)というツボがあって、
いろんな経絡の気が集まる場所なんです。
ですからこのツボあたりに陽気を感じることは、
体全体を温める効果があります。
Omura
さて、今回は、体内でビタミンDを増やす方法をご紹介します。
1)日光浴でのビタミンD合成
女性にとって、シミ、しわ、そばかすは大敵。
日焼けはしたくないけど、ビタミンDは合成したい!
そこで、おすすめなのが「手のひらを太陽にかざす」こと。
手のひらは体の他の部分よりも、メラニン色素が少ないので、
ビタミンDが効率的につくられる上、シミやしわが気にならない場所。
手のひらほどの面積でも、夏場なら15分以上、冬場で30分以上、
直射日光にあたればビタミンDをつくる事ができるといいます。
もちろん、手のひらには、日焼け止めは塗らないでくださいね。
(この情報は、ためしてガッテンを参照 しています。)
日光を浴びる(屋外に出る)時間の目安としては、
日焼けしないくらいの時間で、夏季で1日10~15分、
春季と秋季は30分程度。
2)食品からのビタミンD摂取
ビタミンDが豊富な食べ物の代表格は「魚」と「キノコ」です。
さけ 、まぐろ 、しらす
きくらげ 、まいたけ 、しいたけ
などに多く含まれています。
実は、キノコは紫外線をあてることで、
ビタミンDが増える性質があります。
そこでオススメなのが、「干しエノキ」です。
作り方はエノキを小分けにして「天日」で干すだけ。
ビタミンDだけでなく、うまみ成分は13倍にアップして、
濃厚なうまみも楽しめます。
(この情報は、ためしてガッテンを参照 しています。)
東洋医学に見ても、
背中に適度な太陽光を浴びることは、陽気を補う事に繋がります。
高温期中の女性の場合は、陽気を充実させることが重要で、
特に、冬に冷えがきつくなる方にとっては、
日焼けしない程度の日光浴はとても良いと思いますよ。
さて、様々な効果の期待されるビタミンDですが、
実は、男性のパワーアップ効果も期待できるようです。
次回は、男性編です。
田内
気温もグッと上がり、日差しが強くなってきましたね。
5月~8月の紫外線量は、年間のUVB量の53%を占めています。
日光浴は、シミ、シワ、たるみ、ソバカスの原因、
さらに皮膚ガンのリスクが高まるため、
街中の女性達は完全防備でお出かけなさっていますが、
今回は、そんな日光浴(紫外線)の効果についてご紹介します。
日光浴とガン予防に関して、九州大学の溝上哲也助教授は、
大腸ガンや胃ガンなどの消化器系のガンで死亡する人は、
日射量が少ない地域ほど多いという事実を発見した。
1961年から30年間の各都道府県の平均日射量と、
2000年の発生部位別がん死亡率を比較。
東北や北陸など日射量の少ない地域ほど消化器系のガン死亡率が高く、
逆に四国や九州南部は少なかった。
結論として、『紫外線などの作用でビタミンDが体内で合成され、
ガンを抑制した可能性が考えられる』という。
別の研究では、ビタミンDのガン予防効果は、
大腸癌、口腔癌、食道癌、膵臓癌および白血病のリスクが大幅に減少する。
また、前立腺癌、乳癌、および卵巣癌のリスクも減少する可能性がある。
さらに、特定の癌の罹患者の生存期間の延長につながるとも示唆している。
そこで、紫外線についてまとめておくと・・・
地上に届く紫外線にはUVAとUVBの2種類があります。
UVAは、地表に届く全紫外線のうち約95%を占める。
それ自体のエネルギーは弱いものの、
肌の奥の真皮層にまで達すると考えられており、
肌が黒くなる日焼け(サンタン)を引き起こす。
しわ・たるみの原因となる。
雲や窓ガラスを通り抜けやすいという性質がある。
UVBは、全紫外線の約5%を占める。
おもに肌の表面で吸収されるため、
肌の奥の真皮層まで達することはほとんどないが、
UVAより強いエネルギーを持つ。
肌が赤くなる日焼け(サンバーン)を引き起こす。
シミ・ソバカスや皮膚ガンの原因になる。
雲や窓ガラスを通り抜けにくいという性質がある。
日焼け止めのクリームは、当然、UVBをカットします。
ここから本題です。
UVBを適度に浴びると、体内でビタミンDが生成される。
このビタミンD、食品からも摂取できるが、
日光浴での生成量がダントツに高い。
ここで重要なのは、直接日光浴することが必要で、
ガラス越しや衣服越しでは効果は出ない。
つまり、過度な日焼けは皮膚ガンのリスクが高くなるが、
適度な日光浴は、その他のガン予防効果の方が大きいと
考えられています。
この「適度に」「ほどほどに」が大切で、
では、どの程度、どんな風に日光浴したら良いのか?
あるいは、どんな食品を摂取すれば良いのか?
長くなりましたので、次回に続きます。
タウチ
※昨年の祇園祭当日。快晴の中、巡行待ちの長刀鉾。
天気が良いとビタミンD合成だけでなく、気持ちも晴れやかになりますよね。