Posts By: yamo


2013年5月7日 blog 0

何が起こるかわからへん⑩ 43歳の葛藤

今回は44歳で初出産されたA さんのお話です。
先日、出産されてから赤ちゃんを抱いてごあいさつに
来てくださいました。

大村「久しぶりやね」「赤ちゃん連れてきてくれたんや、ありがとう」
「めっちゃ可愛いな、3ヵ月検診やったっけ」

A さん「先生、お久しぶりです。」「もう3ヵ月過ぎたんですけど、
ご挨拶に伺いたいなと思っていたので、やっと来れました」

大村「出産して大変やのに、わざわざありがとう」

A さん「先生のあの言葉があって、赤ちゃんを抱けて実感しています」

大村「何か言うたかな・・・?」

A さん「どんな方法であっても、妊娠して出産、そして赤ちゃんを
抱くことが大切やで」って、言うてくれましたやん。

大村「不妊治療していて、自然妊娠にこだわらずステップアップして
体外受精をしても妊娠して出産、そしてその手に赤ちゃんを抱けるようになる
ことはとても大事だと思う
って確かに言うたな。」

不妊治療をステップアップするかどうか悩まれる方は多いです。
人工授精をするのも二の足を踏んで、なかなかステップアップできないで
モヤモヤした気持ちと同時に時間だけが経過してしまう。
そうこうしているうちにチャンスを逃してしまわれる方も
少なくありません。
A さんの場合は治療に来られた時からすでに体外受精を経験されていたので、
治療の方向を決めるのに問題はありませんでした。
ただ、自然妊娠の望みもお持ちでしたので、
臨機応変に治療をすすめることになりました。
・・・が、A さんの体質と言うか体調は妊娠の準備が
かなりできていませんでした。

Aさんの治療歴と環境はは以下の通りです。
5年くらい診療所の婦人科に通っていた。
漢方もしていた。
体外受精は2回。2回目の体外受精で妊娠するも、
7週で心拍の確認できずに流産。
卵管は通っている。
すでに父親は他界され、母親は脳出血で施設に入所。

症状は、
眠れない、夢が多い、目覚めやすい、寝た気がしない。
頭が重い、食欲旺盛、間食はする、鼻が詰まる、のどが渇く、
動悸がする、手足とお腹の冷え、尿の回数が多い、肩こりがキツイ、
疲れやすい、耳鳴りがする、暑がりで汗が出る、甘いものが好き、
野菜や果物、肉、魚は食べるが、特に油ものが好き
・・・でぽっちゃり系。

何かいっぱい良くない症状があると思いませんか。

父親が他界され、母親は脳出血で倒れ施設に入所。
正社員でフルタイムの仕事の合間に不妊治療。
ストレスも加わり食べることにアルコールも結構飲んで
おられたと思います。
そして体系は脂肪太り系のぽっちゃり。

そんな状態から鍼灸と整体の治療を始めることになりました。
東洋医学でも太り過ぎは妊娠しづらいということが
言われています。
水太り系と脂肪太り系の妊娠しづらい体質は違いますし、
治療法も違ってきます。

治療法は・・・

to be continued
Omura


2013年5月6日 blog 0

当院の紹介 3 (治療のヒント)

カーテン越しに隣のベッドから聞えてくる会話がヒントになりました。』

そう言ってくださったのは、当院で妊娠、現在流産予防中のYさん、
誰にも相談できない不妊の悩みを、となりのベッドの会話で偶然耳にする。
Yさんにとっては、とても重要な要素だったそうです。
当院は不妊専門鍼灸院ですので、
周りを気にすることなく自然に会話が出来ます。
Yさんは、その情報を頼りに自分の状況を把握して、
検査等で準備なさってみごと妊娠されました。

『悩んでいるのは私だけじゃないんだと、励まされました。』

そうコメントされたのは、別の患者さんでした。
なかなか結果が出ない時、精神的にも、また身体的にも辛いですよね。
そんな時、となりのベッドからもれる話を聞いて、
私も頑張ろうと気持ちを切り替えることができたそうです。

あるいは、初診で来られた患者のYさんは、
施術中に涙を流されていました。
聞けば、悲しくて涙が出たのではなく、
話を聞いて理解してもらえた事による嬉し涙(安心感)だったそうです。
自分ひとりで悩まずに、誰かに相談できると気持ちも軽くなりますよね。
治療の中心であるべきドクターは、大勢の患者さんに囲まれていますので、
時間に追われて相談する間がないことがほとんどです。
逆に、厳しい一言をもらって落ち込んでこられる方すらいます。

そんな時、当院では、状況を詳しくお聞きしながら要点を整理し、
必要があればアドバイスさせていただいております。
ご自身の状況はどんな具合なのか?
今回、何の目的で診察を受けたのか?
次回、診察時に何を質問すれば良いのか?
当日、その場で考えようとしても頭が真っ白になってしいますので、
あらかじめ予習していかれるとスムーズに質問出来ますし、
また、納得して治療を進めることが出来るのではないでしょうか?

注)もし、会話を誰にも聞かれたくない方は、その旨をご相談ください。
  ご希望にそって対応させていただきます。

妊娠して当院を卒業された皆さんは、それぞれドラマがあります。
個々の詳しい経緯については、時々、タウチも参加しますが、
大村院長ブログ 何が起こるかわからへん シリーズを、
乞うご期待ください。

タウチ

※4Fの施術室です。
 ゆったりとしたスペースを確保してカーテンで仕切られています。


2013年5月3日 blog 0

国内初の卵子バンク、無償提供者を近く決定

※5月2日、朝日新聞1面記事

※5月2日、朝日新聞3面記事

もう目にされた方も多いと思いますが、
冒頭の写真は、5月2日の朝日新聞1面と3面の記事です。
簡潔に抜粋しますと・・・

『不妊夫婦に卵子を提供する国内初の「卵子バンク」がスタートする。
民間団体による提供の呼びかけに100人以上が応募、
提供者の候補が38人に絞られ、近く数人が正式に決まる見通しになった。
提供は無償で行われる。』

『卵子の無償提供の呼びかけは、
NPO法人「OD―NET(卵子提供登録支援団体)」が1月から行っていた。
35歳未満で子のいる女性を条件に募った結果、
条件を満たした38人が原則として夫婦で署名した。
子が15歳を過ぎて希望すれば、名前や住所を伝えることにも同意した。』

さらに記事を読んでいくと、
2011年には、少なくとも63人が海外で卵子提供を受け出産。
4年前の3倍に増えたことと、
アメリカでは、なんと500万円位の費用負担になることが
書かれていました。

ここでは記事の内容について賛否はあえて触れませんが、
私が注目したいのは、
不妊関連のニュースが全国紙の1面を飾ったことです。
現在、夫婦の6組に1組は不妊だといわれている現状にも関わらず、
不妊治療に関する正しい情報があまりにも少ないですよね。
あるいは、不妊治療に対して周囲の理解があまりにも低すぎることを、
患者さんを通して感じている日々です。

仕事をなさっている方々は、
採卵や胚移植に合わせて休みを調整するのがかなり大変です。
職場で治療のことを相談しても、正しい理解がなされていないので、
誤解を受けて傷ついたり、嫌な気持ちになったりすることもあります。

その点、当院では、少なくとも周りを気にすることなくお話が出来ますので、
(前回のブログ  当院の紹介 2 (不妊相談) を参照してください。)
お気軽にご相談くださいませ。

私の希望は、政府が少子化対策を進めるならば、
もっと、不妊治療が正しく理解されること、
そして、オープンに議論できて、
休みを取りやすい環境整備を作っていただきたいものです。

タウチ


2013年5月1日 blog 0

当院の紹介 2 (不妊相談)

『病院の説明が理解できないのですが・・・』

『ドクターに何を質問したら良いのかわからないんです。』

『転院を考えているのですが、他の不妊病院はどんな感じですか?』

『そんな検査があるのかと初めて知りました。』

今回、ご紹介するのは、不妊治療に関するご相談です。
皆さん、不妊に関する生きた情報は、なかなか集まらないですよね。
ほとんどの方は、インターネット等を活用なさる事が多いと思いますが、
しかし、ネットの情報と実際では、かなり食い違うこともあるとよく耳にします。
かといって、治療の性質上、他の患者さんとの情報交換は困難ですよね。
そんな時は、当院をうまく活用してください。

当院は、関西中の不妊専門病院から患者さんが来院されるので、
上記のようなご質問があれば、
病院の治療内容等の情報を患者さんにアドバイスさせていただいております。
患者さんの中には、初診の問診時に不妊治療の悩みを聞かせていただくと、
一人で張り詰めていたものが一気に開放されて、
気持ちが軽くなり、涙される方もおられますよ。

先日、ブログ 何が起こるかわからへん⑨ 低温期が36.7℃
に登場したKさんも、
以前の病院では卵管検査を勧めてもらえなかったので、
当院からのアドバイスにより病院を転院、
卵管造影検査をした4ヶ月後、妊娠に至りました。
勿論、鍼灸・整体での体質改善が良かったとのコメントでしたが、
転院して検査出来たのも重要な要因だったと思います。
このように、当院の特徴は、東洋医学と西洋医学のコラボ
患者さんを妊娠に導いています。

病院の説明が不足している、
治療内容がよく理解できない、
何を質問したら良いのか分からない、
そんな皆さんのお力になれたらと思います。

悩みは一人で抱えずに、是非、ご相談ください。

タウチ

注1)当院は、どの医療機関とも利害関係にありませんので、
   患者さんの立場を踏まえて情報をお知らせします。
注2)勿論、患者さんの個人情報は伏せておりますので、ご安心ください。

※写真は待合室です。
ここで、ご相談を受けることもありますし、
あるいは、施術ベッドでお話を聞くこともあります。
患者さんは、ほぼ100%、不妊治療の方ばかりですので、
ご安心ください。


2013年4月29日 blog 0

当院の紹介 1 (電話対応)

ゴールデンウィークに入りましたね。
皆さんは、どんな休みを過ごされていますか?

当院は、皆様からよくお問い合わせを頂きます。
その際に、親切、丁寧な電話対応を心がけています。

『初めて電話で問い合わせした時に、
受付の対応が親切だったので、安心して来院できました。』

これは、昨年、妊娠して出産された患者さんから頂いたメールでした。
最初の対応は大切ですよね。
特に、電話での対応は顔が見えないだけに、
初めて電話をくださる患者さんは、
緊張されるのも無理はないですよね。
通院中の患者さんの中には、

『以前から当院を知ってはいましたが、電話するのに5年かかりました。』

という方もおられました。
我々は、そんな患者さんの気持ちに立って応対させていただきます。

卵子の老化を考えると、妊娠は早いに越したことはないのが現状です。
なかなか結果が出なくて、どうしたら良いのか迷っておられたら、
一度、お気軽にお電話ください。
勿論、電話は苦手という方は、メールでもご相談を承っております。

タウチ

※明るく清潔感のある受付で、皆様のお問い合わせをお待ちしています。