Posts By: yamo


2013年5月3日 blog 0

国内初の卵子バンク、無償提供者を近く決定

※5月2日、朝日新聞1面記事

※5月2日、朝日新聞3面記事

もう目にされた方も多いと思いますが、
冒頭の写真は、5月2日の朝日新聞1面と3面の記事です。
簡潔に抜粋しますと・・・

『不妊夫婦に卵子を提供する国内初の「卵子バンク」がスタートする。
民間団体による提供の呼びかけに100人以上が応募、
提供者の候補が38人に絞られ、近く数人が正式に決まる見通しになった。
提供は無償で行われる。』

『卵子の無償提供の呼びかけは、
NPO法人「OD―NET(卵子提供登録支援団体)」が1月から行っていた。
35歳未満で子のいる女性を条件に募った結果、
条件を満たした38人が原則として夫婦で署名した。
子が15歳を過ぎて希望すれば、名前や住所を伝えることにも同意した。』

さらに記事を読んでいくと、
2011年には、少なくとも63人が海外で卵子提供を受け出産。
4年前の3倍に増えたことと、
アメリカでは、なんと500万円位の費用負担になることが
書かれていました。

ここでは記事の内容について賛否はあえて触れませんが、
私が注目したいのは、
不妊関連のニュースが全国紙の1面を飾ったことです。
現在、夫婦の6組に1組は不妊だといわれている現状にも関わらず、
不妊治療に関する正しい情報があまりにも少ないですよね。
あるいは、不妊治療に対して周囲の理解があまりにも低すぎることを、
患者さんを通して感じている日々です。

仕事をなさっている方々は、
採卵や胚移植に合わせて休みを調整するのがかなり大変です。
職場で治療のことを相談しても、正しい理解がなされていないので、
誤解を受けて傷ついたり、嫌な気持ちになったりすることもあります。

その点、当院では、少なくとも周りを気にすることなくお話が出来ますので、
(前回のブログ  当院の紹介 2 (不妊相談) を参照してください。)
お気軽にご相談くださいませ。

私の希望は、政府が少子化対策を進めるならば、
もっと、不妊治療が正しく理解されること、
そして、オープンに議論できて、
休みを取りやすい環境整備を作っていただきたいものです。

タウチ


2013年5月1日 blog 0

当院の紹介 2 (不妊相談)

『病院の説明が理解できないのですが・・・』

『ドクターに何を質問したら良いのかわからないんです。』

『転院を考えているのですが、他の不妊病院はどんな感じですか?』

『そんな検査があるのかと初めて知りました。』

今回、ご紹介するのは、不妊治療に関するご相談です。
皆さん、不妊に関する生きた情報は、なかなか集まらないですよね。
ほとんどの方は、インターネット等を活用なさる事が多いと思いますが、
しかし、ネットの情報と実際では、かなり食い違うこともあるとよく耳にします。
かといって、治療の性質上、他の患者さんとの情報交換は困難ですよね。
そんな時は、当院をうまく活用してください。

当院は、関西中の不妊専門病院から患者さんが来院されるので、
上記のようなご質問があれば、
病院の治療内容等の情報を患者さんにアドバイスさせていただいております。
患者さんの中には、初診の問診時に不妊治療の悩みを聞かせていただくと、
一人で張り詰めていたものが一気に開放されて、
気持ちが軽くなり、涙される方もおられますよ。

先日、ブログ 何が起こるかわからへん⑨ 低温期が36.7℃
に登場したKさんも、
以前の病院では卵管検査を勧めてもらえなかったので、
当院からのアドバイスにより病院を転院、
卵管造影検査をした4ヶ月後、妊娠に至りました。
勿論、鍼灸・整体での体質改善が良かったとのコメントでしたが、
転院して検査出来たのも重要な要因だったと思います。
このように、当院の特徴は、東洋医学と西洋医学のコラボ
患者さんを妊娠に導いています。

病院の説明が不足している、
治療内容がよく理解できない、
何を質問したら良いのか分からない、
そんな皆さんのお力になれたらと思います。

悩みは一人で抱えずに、是非、ご相談ください。

タウチ

注1)当院は、どの医療機関とも利害関係にありませんので、
   患者さんの立場を踏まえて情報をお知らせします。
注2)勿論、患者さんの個人情報は伏せておりますので、ご安心ください。

※写真は待合室です。
ここで、ご相談を受けることもありますし、
あるいは、施術ベッドでお話を聞くこともあります。
患者さんは、ほぼ100%、不妊治療の方ばかりですので、
ご安心ください。


2013年4月29日 blog 0

当院の紹介 1 (電話対応)

ゴールデンウィークに入りましたね。
皆さんは、どんな休みを過ごされていますか?

当院は、皆様からよくお問い合わせを頂きます。
その際に、親切、丁寧な電話対応を心がけています。

『初めて電話で問い合わせした時に、
受付の対応が親切だったので、安心して来院できました。』

これは、昨年、妊娠して出産された患者さんから頂いたメールでした。
最初の対応は大切ですよね。
特に、電話での対応は顔が見えないだけに、
初めて電話をくださる患者さんは、
緊張されるのも無理はないですよね。
通院中の患者さんの中には、

『以前から当院を知ってはいましたが、電話するのに5年かかりました。』

という方もおられました。
我々は、そんな患者さんの気持ちに立って応対させていただきます。

卵子の老化を考えると、妊娠は早いに越したことはないのが現状です。
なかなか結果が出なくて、どうしたら良いのか迷っておられたら、
一度、お気軽にお電話ください。
勿論、電話は苦手という方は、メールでもご相談を承っております。

タウチ

※明るく清潔感のある受付で、皆様のお問い合わせをお待ちしています。


2013年4月26日 blog 0

何が起こるかわからへんNo.10-2 低温期が36.7℃?

K さんの卵管は卵管造影検査で通っていることがわかり、
フューナーテストが問題なければ、年齢が20代ということもあり、
ご結婚されて比較的すぐに妊娠は望めたと思います。
ただ、東洋医学的に見て、
腎陰虚肝気鬱結という症状がみられました。
ホームページで「あなたはどのタイプ?」のページで紹介していますので
クリックしていただければ参考になるかと思います。

舌の状態は濃い赤色。下の大きさは痩せている状態で
お血(おけつ)と言って、体全体の血液が濁って、
ドロドロ状態でした。
ストレスで気が上昇して、いろいろ考えすぎて頭の中が

疲れているようでした。
血液や体液の濁りで肌を潤す力が弱まり、
全体的に乾燥肌でした。
食生活も乱れていたので、糖分や塩分の過剰摂取に
ビタミンやミネラル不足もあり、妊娠の準備ができている
状態ではなかったのです。

腎陰虚のタイプの人は身体を冷ます力が弱まり、
体の火照りや乾燥肌になってしまう人が多いです。
それに肝気鬱結の症状が加わり、
気が乱れてしまいます。

K さんの基礎体温表は一見、低温期と高温期が二層に分かれて、
きれいなように見えますが、低温期が高すぎるのです。
普通低温期は36.2~36.5℃くらいですが、
36.7℃になっていることが多く、
低温期なのに高温期になっているように見えます。
高温期も全体的に高すぎる傾向がありました。

そこで、K さんには鍼灸治療をしながら
食生活の改善をお願いしたのです。
1.お菓子は食べていいけど、食事の代わりにはしないで、
バランスのいい食事をすること。
2.黒い食材のものを食卓に一品いれてもらうこと。
ご主人にも黒い食材のものを食べてもらうこと。
3.ストレスがあったらちゃんと相談してもらうこと。

最初は面倒な先生だと思ったと思いますが、
毎週来られるたびに食事の内容についても話をしました。
K さんが妊娠できたのは、「黒豆ごはん」から
始まったと言えるかも知れません。
ちゃんと食事することの大切さを実感したK さんはある日、
「大村先生、料理の本買ってん」
「全然知らへんかったことが多くて、ちょっとびっくりです」
・・・と言ったことがありました。
週を追うごとに彼女のレパートリーは増え、
みるみる料理上手な人に変身してゆきました。

鍼灸の治療は足りない気を補いながら上昇しすぎた気を下げて
自律神経を安定させるようにしました。
そして、火照った体を冷ましてあげる治療をしました。
えっ、体を温めれば妊娠しやすいとよく言いますが、
体を冷ます治療もあるのですよ。

写真はk さんの妊娠前の写真と妊娠されてからの基礎体温表の写真です。
ほら、下の写真は高い低温期が少し低くなって低温期らしい状態
なって、排卵して高温期が持続しているのがおわかりでしょうか。
K さんは皆さんの参考になればということで、
基礎体温表の写真を撮らせてくださいました。

ブログをご覧になっている方で、
基礎体温がガタガタで全体的に高すぎる状態の方がおられたら、
ご相談ください。

Omura


2013年4月24日 blog 0

排卵を遅らせる鍼灸 3

前回、排卵を遅らせる鍼灸 グラフ 2 
で予告させていただいた、排卵止めのデータの一部を簡潔に抜粋しました。

1)Mさん44歳
  卵胞28mmで2日後採卵になり、排卵止めで無事採卵。

2)Kさん42歳
  卵胞21mmで3日後採卵、当日、卵胞28mmだったが無事採卵。

3)Kさん46歳
  卵胞24mmで2日後採卵、当日、卵胞32mmだったが無事採卵。

4)Iさん47歳
  卵胞24mmで2日後採卵、当日、卵胞32mmだったが無事採卵。

5)Kさん46歳
  卵胞27mmで2日後採卵になり、無事採卵。

6)Yさん40歳
  卵胞24mmで2日後採卵になり、無事採卵。

7)Aさん45歳
  LHが80、卵胞18mmで翌日採卵になり、無事採卵。

8)Hさん36歳
  LHが53、卵胞18mmで2日後採卵になり、無事採卵。

上記の例は、いずれも、もし排卵止めを施さなかったら、
恐らく、全て排卵していたと思われるケースばかりでした。

自然周期の採卵で、過去に排卵済みで採卵に至らなかった方、
タイミングや人工授精で排卵を遅らせたい方、ご相談ください。

タウチ
※二条城内の夜桜。
門の向こう側から見える夜桜が、額縁の絵画のように見えました。


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