不妊症と股関節の歪み ①
今までたくさんの患者さんを治療させていただいておりますが、
治療に来られている患者さんでほとんどの方が
肩こり、頸部のこりをもっています。
長年の腰痛の悩みを抱えてらっしゃる方も多いです。
仕事で長時間の立ち仕事や長時間のパソコン作業などで
眼精疲労も加えて肩こり、腰痛の方が確かに多いです。
肉体的な疲労が原因なら疲れた筋肉疲労を取り除けば
体調も良くなりますが、股関節の歪みが原因の
場合はそうはいきません。
患者さんの5割くらいは股関節が固くて
関節の可動域が狭くなって開きにくかったり、
股関節がズレていたりして足の長さが違っていたりします。
リラックスして寝ている状態で足の長さが1㎝~2㎝、
揃っていないのです。ひどい人は2㎝以上もズレています。
足の親指や内くるぶしの位置が、どちらかが短いのです。
それに例えば右足が外に開いているのに左足はまっすぐだったり、
右側と同じ方向に内側に向いていたりします。
股関節のズレが無い人はちゃんと足が「ハ」の字を逆にしたように開きます。
身体を支えている股関節が歪むと→腰椎が歪み→背骨が歪みます。
例えば腰椎や背骨が右側に傾いていると、それを補正しようとして
左側の背中や腰の筋肉が緊張しコリができて痛みが出てきます。
また人によっては右側に傾いた方の腰や背中、肩、頸が痛み出したり
慢性のコリの症状が出てしまいます。
いずれにしても股関節の歪みで腰、背中、肩、首の痛みや疲労感で
不眠症になり、自律神経が乱れ、女性ホルモンの分泌が速やかに行われなくなり、
不妊症になってしまっている人も少なくありません・・・と言うより、
かなり多いと思います。
股関節の歪みのある方は、鍼灸治療と併用して股関節の歪みを調節をしています。
私は柔道整復師の国家資格も持っておりますので、
30代の頃は鍼灸整骨院を開業していて多くの臨床経験を持っております。
ですからストレッチ感覚で股関節の調節をしますよ。
写真は股関節の歪みのビフォー&アフターです。
親指の位置が揃っているでしょ。
最後の写真は余計だったと思いますが、こんな感じで軽~く股関節の歪みの調節です。
股関節の歪みの調節が終わったら、
「あれっ、腰の痛みが消えた・・・」「背中や肩の痛みが軽くなった」
「下半身に血が流れているようでお腹や足先が温かい」・・・という声を頂きます。
下半身の血流が良くなったからなんですね。
下半身の血流が良くなるということは・・・。
to be continued
Omura