卵子提供ボランティア募集
院長ブログ
何が起こるかわからへんNo.7 アトピーと不妊
画像で見ると、治療前、治療後の違いがハッキリ分かりましたよね。
本当に、当院では、『何が起こるかわからへん』事が少なくありません。
治療で悩む皆さんのためにも、何が起こるかわからへんシリーズを
院長には続けて頂きたいと思います。
さて、最近、不妊治療の事で大きく記事になっていましたね。
抜粋しますと次のような内容でした。
『不妊治療を行う医師や患者会関係者らが14日、
民間団体「OD―NET」を設立した。
早発閉経などで卵子がない女性に対し、
卵子をあっせんする事業を始めると発表した。
卵子を匿名で無償提供するボランティアを募る。
現在、卵子提供に関する法規制はないが、
医学的なリスクや生まれた子の法律上の位置付けが明確でないため、
問題も指摘されている。
提供者は子どもがいる35歳未満の女性、
提供を受ける側は早発閉経や染色体異常で卵子がないと
診断された40歳未満の女性とする。
高齢のため自身の卵子での妊娠が難しくなった女性は、
当面対象としない。
提供を受けるには、仙台、神戸、京都、広島、北九州、
各市にあるクリニック5施設のいずれかで登録が必要。
1年の間に無償での提供者が十分現れなかった場合、
有償で提供を受けることも検討する。』
そして、翌日の記事では・・・
『「卵子提供登録支援団体」(OD―NET、事務局・神戸市)は15日、
卵子提供のボランティアに37人の女性が登録を申し込んだことを明らかにした。
15日午後までに、5人がファクス、32人が電子メールを通じて申し込んだ。
ほかに13人から問い合わせがあったという。
早発閉経の女性は約100人に1人、
ターナー症候群の女性は約2000人に1人の割合でおり、
このうち妊娠を希望する人は国内で数千人に上ると同団体は想定している。』
賛否両論あると思います。
しかし、不妊で悩む患者さんの選択肢が拡がるという点では、
評価しても良いのかも知れません。
当院で妊娠して、流産予防で通院中の患者さんの中には、
無事、出産出来たら、不妊で悩む苦しみを分かっているからこそ、
自分が卵子提供者になっても構わないという気持ちと、
しかし、一方で、採卵の肉体的苦痛を考えると、
無償提供には???との意見もありました。
今後を見守って行きたいと思います。
話は少し変わりますが、
最近、患者さんの話では、どの不妊専門病院も、
さらに患者さんが増えて待合室が混雑しているそうです。
妊娠を希望される患者さんが大勢いるのに、
治療費の高額化が弊害になっている事も見過ごせません。
厚労省は、少子化対策として、
不妊治療の健康保険適用を真剣に議論して頂きたいと思います。
タウチ
※以前、タウチの部屋で出産したネコのクロちゃん。
皆さんがクロちゃんのようにママになれますように・・・