Posts By: yamo


2013年1月14日 blog 0

胚移植後の過ごし方 補足

胚移植後の過ごし方 1

胚移植後の過ごし方 2

胚移植後の過ごし方 3

皆さんの参考になりましたでしょうか?
早速、ブログを見ていただいた患者さんから、
追加の質問がありましたので、ここで補足させていただきます。
ご質問内容は、次のようなものでした。

『何も無し(妊娠の可能性ゼロ)の高温期中は、
ヨガなどの運動はさけた方が良いでしょうか?』

答えは、運動していただいて大丈夫です。

妊娠の可能性がある高温期、
つまり、タイミング後、人工授精後、胚移植後は、
着床の妨げになるため、過度の運動は避けてください。

しかし、妊娠の可能性がゼロであれば、その限りではありません。
着床を意識する必要がないので、運動なさってください。

意外に知られていませんが、子宮は筋肉で出来ています。
ですから、適度に運動することは、子宮の血行アップにも繋がりますから、
例えば、子宮内膜が薄い方には、ヨガなどの運動は効果的だと思いますよ。
もちろん、普段から普通にタイミングをしていただくのも、
子宮のエクササイズになります。
それは、例えば、卵管閉塞などの理由で、
治療の主体が体外受精だったとしても、

普段から仲良くタイミングをとる事は決して無駄ではありません。

過去に、普段からタイミングをとる事の大切さを実感した実例がありました。
長くなりますので、次回、ご紹介させて頂きますね。

私は、運動が苦手なんだけど・・・という方には、
鍼灸だけでなく、子宝ソフト整体をオススメします。
『温泉に浸かったように身体がポカポカになった』
という感想に表れているように、血行アップを実感していただけますよ。

タウチ

※5Fの子宝ソフト整体ルームでは、寝そべったPoohさんが皆さんを待っています。


2013年1月11日 blog 0

何が起こるかわからへんNo.7-② アトピーと不妊

I さんに不育症検査を勧めてみたら、
何と3つの凝固因子が見つかりました。
前回の流産は不育症が原因だったかもしれません。
・・・その可能性は大きかったと思います。
それと、胚移植して妊娠するための準備不足もあったと
思います。

さて、I さん。一人目の妊娠出産のときは
はじめての体外受精で妊娠、出産されました。
それまでに鍼灸に来ていただき体調を整え、良い卵胞ができるように
治療させていただいたのも良い結果を出せた要因だと思います。
不育症で血液凝固因子があれば、一人目は無事に出産できなかったでしょう。

流産の後、妊娠体質も念頭に置きつつ、アトピー治療に専念しましょうと
I さんに伝えました。

10月に胚凍結の期限があり、最後の胚盤胞凍結胚を移植しなくては
ならないということで、
月に2回ほどのペースで鍼灸と子宝ソフト整体を組み合わせて
治療させていただきました。
鍼灸は主にアトピー治療。子宝ソフト整体は体の疲れを取って、
アトピーがひどくならないようにするためにさせていただきました。

写真のようにアトピーがかなり改善されてから凍結胚を移植。
妊娠され、流産予防の鍼治療を13週くらいまでして
卒業されました。
(左が治療前、右が治療後です)

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

今までたくさんの患者さんを治療させていただいてますが、
アトピーがある人で不妊症の患者さんが多いように感じます。
アトピー治療をして全く改善されなくても、
ある程度湿疹の出る回数が減ったり、薄くなったりすると
妊娠のチャンスが出てくると思います。

I さんのケースはアトピー治療をしながら妊娠体質になるような
治療でしたが、基本的にその人の身体の悪いところを治療し、
体質改善をしたのが妊娠への近道だったのだと思います。

人それぞれ体質が強い、弱いがあるのです。
その人の五臓六腑のどの臓腑が悪いのかどの経絡が停滞しているのかを探り、
アトピーだったり、喘息だったり、むくみだったり、不眠だったり、
心が病んでいたり・・・を、患者さんの状態に合わせた治療をすることが
妊娠しやすい体質になるのです。
写真はI さんご自身のビフォー・アフターを知ることができるということと、
今後、これから鍼灸治療をされる方の参考になればと写真を撮らせていただきました。
I さん、心からありがとう。

Omura


2013年1月10日 blog 0

不妊治療と病院探し

当院は、不妊治療専門鍼灸院ですので、
患者さんのほぼ100%は、不妊治療が目的で来院されています。
そして、ほとんどの患者さんは、病院にも通院なさっています。

最近、患者さんとの会話で、病院選びについての話題が多かったので、
この機会に、少し触れておきたいと思います。
と言いますのも、病院選びは妊娠に向けての重要な要因になるからです。

実際に患者さんのお話を聞いていると、
病院選びの際に参考にするのは、
ネットで調べた病院のホームページや口コミなどが主流なようです。
治療内容の性質上、周りの友人等に相談しずらいのが実情なんですよね。
通院してみた結果、想像と違ったというコメントが少なからずありました。
『この病院で良かった』という肯定的なコメントや、
その反面、否定的なコメントも見受けられました。
印象に残ったコメントを少し挙げてみると・・・

必要な検査を受けられずに、何年も無駄に過ごした。

治療に対して説明がほとんど無く、不信感を持った。

受付、看護師さんの応対が悪く、嫌な気持ちになった。

診察室から出て来た患者さんが涙ぐんでいた。

等々。

当院の患者さんは、関西一円の不妊専門病院から来られていますので、
患者さん同士の情報交換の場になっていますし、
当院のスタッフは、
関西の主要な不妊専門病院の治療方針をほぼ理解していますので、
ご質問があれば、必要に応じてアドバイスさせて頂いています。
但し、当院は、どの医療機関とも利害関係にありませんので
あくまでも中立の立場で、当院内での情報を元に、
患者さん第一を念頭においての助言になります。

参考までに、当院の患者さんの主な通院先を列記します。
(順不同、敬称略)

京都府
足立病院(生殖内分泌医療センター)
田村秀子産婦人科医院
醍醐渡辺クリニック
IDAクリニック
オオノ産婦人科医院
京大病院

大阪府
IVFなんばクリニック
IVF大阪クリニック
藤野婦人科クリニック
後藤レディースクリニック
大阪ニューアートクリニック

兵庫県
英ウィメンズクリニック
神戸元町夢クリニック
山下レディースクリニック
徐クリニックARTセンター
大谷レディースクリニック

滋賀県
竹林ウィメンズクリニック
滋賀医大
草津レディースクリニック

奈良県
ASKAレディースクリニック
好川産婦人科クリニック

不妊治療は、一人で悩むと心身ともに負担が大きくなってストレスも増えます。
ストレスが増えると妊娠から遠ざかって行ってしまいますね。

日頃、不安に思っていること、
聞きたくても誰にも聞けないこと、
通院に対しての悩み・・・等々

お気軽にご相談くださって構いません。
当院は、不妊で悩む患者さんの支えでありたいと思います。

タウチ


2013年1月8日 blog 0

何が起こるかわからへんNo.7-① アトピーと不妊

I (40才)さんが当院に来られたのはちょうど2011年の12月の初旬でした。
大村:「あれっ!! I さん、どないしたん。久しぶりやね」
         「それにしてもその腕、どうしたの」
I さん:「先生、お久しぶりです。そうなんです。
         一人目を出産してから、アトピーがひどくなったんです。」

それにしても、ちょっとアトピーがひどくなっているとは・・・。
I さんは一人目の妊娠のときに鍼灸に来られました。
そのときはアトピーの症状など出ていなかったのですが、
一人目を出産されてからアトピーが出たようです。
出産されてから体質が変わったのと、子育てに、フルタイムの仕事に
家事に・・・超多忙な毎日でストレスが溜まって
アトピーが出たのではと思われます。

思い返せば彼女が鍼灸治療に来られたのは39歳の頃だったかな。
僕が足立病院の不妊センターで患者さんに
鍼灸治療している頃でした。

I さん、1月に1人目の妊娠の時に残っていた凍結胚を
移植して妊娠したのですが7週で心拍の確認が取れず流産されました。
そして掻把の手術。
余りにも凍結胚移植するまでに妊娠するための体の準備が
整ってなかったと思います。
それと、アトピーが出だしたことで身体の免疫システムは狂ってしまっている
ことも流産の原因ではなかったかと思います。

そこでさんに不育症検査を勧めてみました。
すると・・・

to be continued


2013年1月7日 blog 0

2013年 明けましておめでとうございます

2013年、 明けましておめでとうございます。 新年に気持ちを新たに切り換えて、今年もたくさんの方が   卒業できますように願っております。 そして、僕もスタッフも日々頑張ります。 写真は1月5日に患者さんのHさんが持ってきてくださった 正月用にアレンジしたお花です。 右の獅子舞も可愛いでしょ。 お花も獅子舞もカウンターにお正月の にぎやかな雰囲気を演出してくれています。 めでたい年になりますように。 Omura