2015年12月8日 blog 0

寒い日に点心鍋

今回は乾燥と血のめぐりについて書きたいと思います。
12月に入り、寒さは日ごと増してくる季節に入り、
暖房を使うことも多くなり、お肌も乾燥する季節となりました。
そういう時は加湿が必要になりますね。ちなみにウィルスが
活動しにくくなる湿度は50~60%と言われています。
当院でも微力ながら加湿に努めております。

肌の乾燥は血液の不足、血液の滞りと関わりがあるとされます。
この症状を東洋医学では「血虚」(けっきょ)と言います。
そんな時は体の血を造る作用を高め、栄養と睡眠を十分とるように
心がけると良いでしょう。

鍼灸治療で血を造る作用を高めるとともに、バランスの良い食事をとり、
なるべく夜の12時までに就寝して、熟睡できたならば肌に潤いが
戻っていくことと思います。

新しい血が造られ肌にも十分な栄養がいきわたるということは、
子宮や卵巣にもきれいな血液や栄養が届くことにもつながります。
すると、良い卵や良い内膜を造ることにもつながります。

血を補う食べ物として、赤みの肉(牛肉)やドライフルーツ
(プルーン・干しブドウ)など、色でいえば「赤」や「黒」といった
食材が血を補うには良いとされています。

ただし、牛肉などを食べ過ぎると「瘀血(おけつ)」といった
血の滞りの症状の原因になったり、体を逆に冷やしてしまうと言われるので、
それこそバランスよく摂取することが大事ですね。

血が少ないということは血の巡りも良くないことにもつながります。
ヨガやウォーキングなど、軽めの運動も良いでしょう。
冬は厳しい寒さのため「寒の邪」が入って体を冷やす季節でもあるので、
冷えるなと感じたら生姜、ネギ、ニラなどを料理に使うようにしても
いいと思います。

生姜、ネギ、ニラなどは発汗作用があり、血液サラサラや疲労回復効果も
期待できますね。
季節的にやっぱり鍋料理でしょうか。
我が家では点心をよくやります。餃子とかシュウマイが入っていて
体がポカポカ温まって、と~っても美味しいですよ。
スーパーで点心鍋セットを売っているところもあります。

それと、冷えがきつい場合には、自分で三陰交のお灸をするのも一つですね。
上の行の三陰交のお灸をクリックするとお灸の方法を説明している
ブログが見れると思います。

さて、「あれ?最近足や腕など全体的に肌の乾燥がきついかな…」と
感じる方は、少し思い出してみてください。
きっと血が不足していたり、体全身に血液が行きわたっていない
証拠ですよ。

アロマならラベンダー、イランイラン、ネロリ、フランキンセンスが
気血を補うのに役立つと言われます。特にフランキンセンスは
アロマセラピーでも肌を潤し軟らかくするということで
使われることも多いので、ラベンダーとフランキンセンスを含んだ
保湿クリームで足や腕をマッサージしても良いですね。

安田No.6


2015年12月4日 blog 0

妊娠力を高めるツボ 血海(けっかい)

足立病院生殖内分泌医療センターで発行されている
最先端医療と東洋医学による未妊サポート情報誌の最新号
「ふっくらNo.10」で当院が紹介しているツボのご紹介です。

血海(けっかい)image001

太ももの内側にあります。
椅子に座って、中指の第一関節が膝の皿の上に載るくらいにして
手を開い手のひらを太ももの上にのせます。
すると親指が太ももの内側に当たるでしょ。
そこが血海(けっかい)の場所です。

血海のツボは親指で抑えると、ちょっと痛いと思います。
生理が始まってから低温期にツボ押しするといいでしょう。
生理中は血液の循環を良くして、生理中の出血量の調節を
してくれます。

ツボ押しのポイントは1回押すのに3秒くらいゆっくり押して下さい。
これを10回~20回くらい親指で押して気持ち良い程度の
強さにして下さい。
強く押し過ぎると逆効果。押したところが筋肉痛になってしまいます。

マッサージもいいですよ。
椅子に座って太ももに手のひらをあてて、親指が血海のツボに当たるようにして
太ももを擦るようにマッサージしてください。
30回くらい擦っていると太ももが温かくなり、子宮も温まります。
但し、マッサージも低温期だけにしてください。

ちょっと専門的に説明しますと「脾」は統血をつかさどると言われています。
足太陰脾経にあり、足太陰の脈気の発するところです。
気血は巡り戻って海に集めるツボです。
調経統血、健脾化湿の効果があります。血の量や流れの調節をして、
胃腸の働きを調節して、消化吸収能力を高めて、新鮮な血液を
増やしてくれます。婦人調経の重要なツボです。

「脾」って何・・・と思っている方もおられると思います。
東洋医学でいう「脾」というのは、西洋医学の脾臓ではなくて、
消化吸収の働きの総称のことです。
脾は胃腸で消化された飲食物を、気や、血に変えて心や肺へ送り
全身に運搬される一連の働きをしています。

脾の働きが良いと気が生まれエネルギーが出てきます。気のエネルギーは
新鮮な血液を全身にめぐらせてくれます。
全身の血行が良くなると、美肌効果がででお肌の調子が良くなり、
若々しくみられるようになりますよ。

新しく生まれた新鮮な血液が腹腔内を巡り、子宮や卵巣にも巡ることにより、
質の良い子宮内膜や卵胞が育つのです。

イラストにある梁丘(りょうきゅう)のツボは、今回は関係ありませんので
気にしなくていいです。

Omura


2015年12月1日 blog 0

12月の無料カウンセリング

12月の無料カウンセリングの日程

無料カウンセリングのご予約をいただくことが多くなりましたので、
日程を少し増やしました。1人で悩んでないで、良かったら治療に関して悩んでいることがあったり
疑問に思っていることがあったら、来られてみてはいかがですか?

● 12月 10日(木) 担当/大村

      12日(土) 担当/山崎

      17日(木) 担当/大村

      19日(土) 担当/安田

      23日(水) 、24日(木) 担当/大村

午後1時~1時30分
(各時間、お一人、または一組)
(担当は変わることがございます。ご了承ください。)

病院でいろいろ検査をしたけれど、
特に問題はないと診断されてもなかなか妊娠できない。
タイミング療法を経て、人工授精、そして体外受精まで
ステップアップしたのに妊娠できない。
東洋医学的に見て原因や問題が解決できるかもしれません。
当院ではなかなか妊娠できなかった人たちが、
今までに 1005組 がパパ・ママになられています。
(ホームページの人数を改定して957組になっていますが、
その後も妊娠された方が増えましたので、現在は1005組です)

卵胞の質が悪い、子宮内膜症や子宮筋腫がある、生理周期が短い
または長過ぎる、生理痛がキツイ、仕事や不妊治療でストレスを感じている、
基礎体温が安定しない、いつも目が疲れていて肩や腰が凝っている、
食生活が不規則で質の良い睡眠がとれていない、
姿勢が悪いと言われる、股関節がズレていると言われたことがある、
冷え症がある、貧血気味である、または冷えのぼせがある、
痩せてなかなか太れない、又は不妊治療をはじめて5キロ以上太ってしまった・・・等々は
不妊の原因に関わってます。
鍼灸治療や股関節を正しい位置に戻してあげる整復で諸症状が改善し、
妊娠しやすい体質づくりができますよ。

当院の個別無料カウンセリングを受けて見られてはいかがですか?
その内容は、

●東洋医学的に見て不妊原因はどのタイプに属するのか
診断いたします。
また、その解決方法のアドバイスもいたします。

●鍼灸治療はどのようにするのか、当院の治療の方法も
ご説明いたします。

●その他、不妊治療で疑問に思っていることなどがありましたら
ご相談ください。

カウンセリングの時間は30分くらいですが、
個別無料カウンセリングご希望の方は、

当院に電話でご連絡ください。
電話 0752412101

もし一人で悩んでおられるのなら、気軽にご相談ください。
少しはお力添えできると信じております。

Omura


2015年11月27日 blog 0

卒業された患者さんは1003人になりました

2015年11月26日時点ですが、

当院で治療させていただき、不妊治療を卒業された方は

1003人になりました。

Omura


2015年11月27日 blog 0

妊娠力を高めるツボ 三陰交(さんいんこう)

足立病院生殖内分泌医療センターで発行されている

最先端医療と東洋医学による未妊サポート情報誌の最新号

「ふっくらNo.10」で当院が紹介しているツボのご紹介です。

三陰交(さんいんこう)

◆足の内くるぶしから手の指の幅4本分。image002
筋肉と骨の際にあります。
血行を良くして冷えを取ってくれます。
ツボの流れである「肝」「脾」「腎」の3つの経絡が交差するので
三陰交と言います。
婦人科疾患の万能のツボと言えるほど、良く使われます。
低温期は気持ちいい程度のツボ押しをゆっくりと10回くらいと、
お灸を1回くらい。
1回で熱く感じなければ、同じ場所にもう一回お灸をします。
お灸は毎日でもいいですし、一日おきくらいでもいいです。

三陰交のツボは
妊娠するためのツボ
安産のためのツボ
・・・ですが、流産させてしまうツボでもあります。

冷え症の方にはおすすめ。手足が火照っている人には三陰交のお灸は
余りおすすめできません。必要以上に温め無い方がいいからです。

低温期や高温期にお灸はいいです。妊娠しやすい状態を作ってくれます。

・・・妊娠の可能性がある高温期や妊娠してからのツボ押しのマッサージは
止めた方がいいと思います。
三陰交の強い刺激は子宮を収縮させてしまう可能性があるので、
流産しやすい状態を作ってしまうのです。

三陰交のツボは冷え症にも、生理痛にも効果がありますよ。
冷え症が原因でなかなか妊娠できないという方も多いです。
ですから、自分でできるツボ押しやお灸をうまく活用して妊娠力を高めましょう。

お灸は市販されている「せんねん灸のソフト」がおすすめですよ。
シールで貼りやすいし、ソフト灸は熱すぎないので程よいと思います。

鍼灸治療の方が効果がありますけどね。

Omura