2015年3月4日 blog 0

烏丸御池鍼灸院のフォーチュン・スウィーツNo.7

屋久島永田の塩クッキー                       IMG_2721

今回ご紹介するのは、Kさんから頂いた、
屋久島まむずきっちんのヒット商品、屋久島永田の塩クッキー。
パッケージはシンプルに屋久島の海をバックに、
商品名を白文字で抜いてある、ナチュラル感があります。

箱を開けてみると中のクッキーはカメ、カメ、カメ。
ウミガメがいっぱい箱の中を泳いでいるようでした。
クッキーの味は塩味だけどほんのり甘い。
何だろう・・・この甘味は・・・と思い、屋久島まむずきっちんの
ホームページを開いてみたら、ヘーゼルナッツが入っていました。

サクッ!!とした食感にほのかなヘーゼルナッツの甘味に天然の塩味が
後から顔を出してくるようなクッキーでした。
美味しかったです。                                             image1 (3)

屋久島の海を感じるクッキーはいかがですか。
楽天ショップでも買えるようです。

ウミガメと言えば、満月の夜あたり、大潮の夜に産卵しますね。
これっていろんな説があります。
満潮時の海の水位が高いと、波打ち際から産卵した卵に海水が届かないように
するためとか・・・。海水で卵の温度が下がってしまうと孵化しにくく
なってしまいますからね。

知らなきゃよかった・・・とTV番組などでやっていますが、
ウミガメの産卵の時の涙もその一つ。
エサを海水と一緒に丸呑みしているので、海水を体内から排出しないと
血液中に塩分が残ってしまい生命が危険なため。
目の所にある塩類線というところから、海水を排出しているんだね。
これがウミガメの涙の正体らしいです。

・・・だけど、満月の大潮の夜に涙を流しながら次の世代に命をつなぐため、
生みの苦しみで涙を流しいてるんだなぁ~と思う方が神秘的ですね。

サンゴ礁なんかは、大潮の時は潮の満ち引きが強いから、たくさん産卵して
広範囲に広がって生息範囲を確保するためとか・・・。
生きるための工夫なんだなぁ。
ん~、なるほどね。

ウミガメの産卵は、月と地球の引力に関係しているのではという説もあります。
人間の生理を月経と言うのは、月の満ち欠けに関連しているから。
月は28日を1周期として満ち欠けを繰り返します。
月経の周期も基本は28日ですよね。これは単なる偶然とは思えませんね。
だって、人間も満月あたりに排卵するから・・・。

これは経験上ですが、月経周期が28日前後くらいに整ってきて、
基礎体温がきれいになってきます。
そして満月あたりに排卵したり、採卵した卵胞で妊娠されることも
多いように思います。
(胚移植の場合は、排卵してから2日目や3日目、5日目など、
排卵してから培養した日数で子宮に戻します。)

それは、患者さんを治療していて妊娠体質になって準備が整った頃と
重なることも多いです。
妊娠しやすくなるのは毎月の生理の周期が、
月の満ち欠けにシンクロしていくからではと思えるのです。

鍼灸や漢方の治療法の根本的なところに、
人間の体は宇宙と繋がっていて、自然とともに生きているという概念があります。
当院の治療法の一つに、ツボも時間によって選び方が変わってたりします。
人間の体は小宇宙なので、時間の変化でツボを変えると効果がかわってきたりします。

ん~、何か難しい話になってしまいました。
要するに、人は自然と調和していますよ~ってことです。

最近は体内時計が狂っていたり、ストレス社会で自律神経過敏になり、
ホルモンバランスが崩れ月経周期が定まらなくて、排卵がバラバラという人も
少なくありません。

時には美味しいスウィーツをお取り寄せして、好みのお茶をいただきながら、
お気に入りの音楽を聴きながらゆっくり時間を過ごされてはいかがですか。

Omura


2015年3月2日 blog 0

やっと妊娠できましたNo.4-③ 18年間無排卵だった

I さん(当時31歳)は月に2回ほどのペースで来ていただきました。
最初は鍼灸治療・・・?と思いながらも半信半疑で月に2回の
ペースで来ていただきました。
当時は推拿(すいな)整体(中国伝統式整体)の60分コースも取り入れていたので、
1回は推拿整体、1回は鍼灸治療で治療させていただきました。
現在は整体コースはやっておりませんが、必要に応じて
軽く10分程度の推拿マッサージは取り入れています。

3か月目は週に1回のペースで来られました。
そして生理が始まりました。
今回の生理はプレマリンとデュファストンの服用後によるものです。
基本的に I さんは自力で生理を起こすことができなくて、
無排卵の状態です。
ただ、今回の生理が違ったのは、生理の色がいつもよりきれいな赤色に
変化していたようです。

生理も軽く感じたようで、生理痛も軽減されていました。
生理の色がきれいな赤色になってくるということは、子宮内膜の血行が
良くなっているということです。

そしてもう一つ変化を感じられたのは、疲れて出てくる吹き出物が
減ったということ。
お風呂上りに化粧水を顔に塗ると、いつもよりしっとり感が出てきたように
思うと言っておられました。
それは治療によってセラミド(細胞間質液)が増えたからでしょう。
体の細胞がイキイキとしてきたということです。

I さんがペースを速めて良く来られるようになったのは、
普段仕事で疲れているので、治療に来られるとストレス発散にもなるし
体も軽くなるから・・・ということでした。
私はそんな I さんにアドバイスしました。

「そんなに根を詰めなくてもいいよ・・・」
「仕事も忙しいやろうし、来れる範囲で来たらいいんとちゃう」

・・・するとIさん、わぁ~っと泣き出してしまいました。
いつも気丈にふるまってにこやかにしていたのに・・・。
なかなか涙は止まりません。

仕事柄良く患者さんに泣かれることも多いので、
関西ならではのいつものネタでスタッフに指示を出しました。
「I さんはナイアガラの滝のようにいっぱい涙出るね」
「涙ふく木綿のハンカチーフはないけど、クリネックスやったら
いっぱいあるから箱ごと枕元に置いとくよ」
「5分ほど寝といてね・・・」

・・・涙ふく木綿のハンカチーフというのもなんだかなぁ、
ネタ的に古いですが、みなさん良くわかってくださいます。
太田ひろみのヒット曲ですが、青春のころの切ない思い出を歌った
詩とメロディーはいつの時代も色褪せないですね。

治療室のカーテンを閉め、カーテンの中からはたいがい、
ズズーっとティッシュで鼻をかむ音が聞こえてきます。
ちょっと気持ちが落ち着いた頃を見計らって、
もう一度お話をはじめます。
ティッシュは使い放題なので、予想より減っていることもしばしばです。

彼女は随分と心に大きなしこりを抱えていたようでした。
「いっぱい胸に辛いこと抱え込んでいたんやな」
「少しペースを落として治療に来てください」・・・とアドバイスしました。

基本的に1週間に1回のペースで治療に来ていただくのは、
妊娠体質づくりにとっても良いと思います。
その方が治療させていただく側としても、経過が見やすいし、
治療の効果も出やすいです。

ただ、I さんの場合、仕事のお話を聞いていると、かなり無理をして
スケジュールを組まなければならなかったからです。
治療に来ていただくのはありがたいのですが、
少し先を見て治療に来られる方がいいと思います。

診察や採卵、胚移植などで病院の予約を取らないといけないし、
その合間を縫って鍼灸治療に・・・と考えると疲れてしまうでしょう。

その後、 I さんは少しペースを落としながら来れる範囲で治療に
来られるようになりました。
当院に来られるようになって4カ月が過ぎ、次の年を迎えることになりました。
次の年というのは、2011年のことです。

彼女の不妊治療はこれからが大変だったのです・・・。

to be continued
Omura


2015年2月24日 blog 0

3月の無料カウンセリングのご案内

3月の無料カウンセリングの日程

●3月11日(水) (担当/大村)

●3月14日(土) (担当/太田)

●3月25日(水) (担当/大村)

●3月28日(土) (担当/安田)

午後1時~1時30分

(各時間、お一人、または一組)

病院でいろいろ検査をしたけれど、
特に問題はないと診断されてもなかなか妊娠できない。
タイミング療法を経て、人工授精、そして体外受精まで
ステップアップしたのに妊娠できない。

東洋医学的に見て原因や問題が解決できるかもしれません。
当院ではなかなか妊娠できなかった人たちが、
今までに933組以上がパパ・ママになられています。

卵胞の質が悪い、子宮内膜症や子宮筋腫がある、生理周期が短い
または長すぎる、生理痛がキツイ、仕事や不妊治療でストレスを感じている、
基礎体温が安定しない、いつも目が疲れていて肩や腰が凝っている、
食生活が不規則で質の良い睡眠がとれていない、
姿勢が悪いと言われる、股関節がズレていると言われたことがある、
冷え症がある、貧血気味である、または冷えのぼせがある、
痩せてなかなか太れない、又は不妊治療をはじめて5キロ以上太ってしまった・・・等々は
不妊の原因に関わってます。

鍼灸治療股関節を正しい位置に戻してあげる整復で諸症状が改善し、
妊娠しやすい体質づくりができますよ。

個別無料カウンセリングを受けて見られてはいかがですか?

その内容は、

●東洋医学的に見て不妊原因はどのタイプに属するのか診断いたします。
また、その解決方法のアドバイスもいたします。
●鍼灸治療はどのようにするのか、当院の治療の方法もご説明いたします。
●その他、不妊治療で疑問に思っていることなどがありましたら、できる範囲でお答えいたします。

カウンセリングの時間は30分くらいですが、個別無料カウンセリングご希望の方は、
当院に電話でご連絡ください。

電話 075-241-2101

もし一人で悩んでおられるのなら、気軽にご相談ください。
少しはお力添えできると信じております。
Omura


2015年2月23日 blog 0

やっと妊娠できましたNo.4-② 18年間無排卵だった

I さん(35歳)が当院に来られたのは2010年の10月のことでした。
当時は31歳。同年の9月に掻把(そうは)されてからのことでした。
彼女はもともと学生時代の無理なダイエットと受験勉強のストレスが
原因で17歳のころから生理が止まっていました。
ご自分の希望する仕事に就くことはできたのですが、
これもストレスの多い職場だったようです。

I さん、自力での排卵は無理でしたので○○病院でショート法で採卵し、
妊娠されましたが、残念ながら妊娠10週で赤ちゃんの心拍が
止まってしまったのです。
原因は良くわからないということでした。

無排卵だからと言って妊娠できないということはないんですよ。
経口薬や注射で卵胞が育てはタイミング療法も人工授精も可能です。
もちろん体外受精もですね。

ただ、無排卵の人の卵胞が育つのは、体外受精で注射を何回かして
やっと採卵できるというケースが多いように思います。
卵胞の質はどちらかといえば良いとは言い難いと思います。

彼女のなかなか妊娠できなかった理由の一つに、
ご主人の精子の問題がありました。
体外受精はできますが、精子の運動率や量、濃度が悪く顕微授精に
限られていたからです。
ご主人の精子の運動率の平均はおおよそ10%~20%だったと思います。

男性の精子の問題ですが、西洋医学的に見て一匹の元気のいい精子がいて、
受精させる能力があれば妊娠には問題ないと言われます。
ちゃんと授精できているわけだから・・・。
I さんのご主人は仕事もハードでストレスも多く慢性の睡眠不足。
ご主人が当院に来られた時は、疲れた感じで顔につやが無く蒼白な感じで、
声にも元気がなかったですね。
奇形率も高く、培養士さんの話では10匹中8匹くらい動きが
止まってしまっている状態でした。
動いているのを見つけても、精子が痙攣しているようなときも
多かったようです。

I さんご夫妻は、ご主人にも奥様にも問題ありのカップルだったのです。

不妊治療をされているカップルでどちらかに問題があって、
男子が何%で女子が何%で、そのうちの何%が・・・とネットを開けば出てきますが、
世の中に男と女がいてフィフティー×フィフティーじゃないかと
思う時があります。

精子の運動率が良いからと言って、それだけで男子に問題が無いということは
無いのです。

以前治療させていただいていたOさんご夫妻は妊娠はできるけれど、
妊娠8週くらいで流産を繰り返してしまう。
奥様の問題だけではないのではと思ったのです。

確かに奥様の卵胞の質は良くはなかったのですが、鍼灸治療をしてから
1年くらいでかなり良くなっていたからです。
・・・もしかしてと思い精子の詳細な検査を勧めました。
検査結果はご主人の方に遺伝レベルでの問題が見つかりました。
この問題を解決するためTESEをして、妊娠・出産されました。

参考になればと思いますが、
男性の問題に関しては京都では足立病院生殖内分泌医療センターの
ビルの1Fにある「いちおか泌尿器科クリニック」は便利ですね。
市岡先生の人柄もいいし。

大阪ではグランフロントにある「リプロダクションクリニック大阪」
石川先生も有名ですね。
どちらの先生にも患者さんを紹介したことがあります。
いずれも結果はOKで、奥様は妊娠・出産されております。

さて I さんですが、卵管は通っているようでしたので、
鍼灸治療をしながらダメもとのタイミングを3ヵ月ほど
続けてもらいました。
排卵はしていないけれど、もしかしたら・・・というのもありましたので
タイミングをおすすめしたのは、愛を育むエクササイズも
おろそかにしてはいけないからなんですよ。

鍼灸治療から3ヵ月後の I さんの生理の色が変わり始めました。

えっ!!生理が来たの・・・と思っておられる方もおられると思います。
詳しい内容は次にご紹介しましょう。

to be continued
Omura


2015年2月19日 blog 0

もう少し早く来れくれればいいのに・・・

今日初めて来られたOさん(36歳)に問診をしていて・・・。
初診の方には今までの治療経過を伺うのですが、
OさんはA病院に1年ほど通院して、
B病院に2年ほど通院されていたようです。

B病院も2年も行っているし、転院も考えているようでした。
それだったら、C病院もいいいし、D病院という選択肢もあると思いますよ
・・・とアドバイスしました。

それより、3年も治療しているんだったら、
もう少し早く来てくれれば何とかなっていたかもしれないのにね・・・と言いました。
体外受精という選択肢だったら、33~34歳で妊娠できていたら、
35~36歳で、凍結胚の移植で2人目の妊娠を望めたかもしれないのに
・・・と伝えました。
当院のブログはずっと読んでくれていたそうです。

Oさんに聞くと、何か鍼灸治療は最後の砦みたいな感じだったし、
最初から体外受精ではなかったから、あれよあれよと言う間にステップアップに
なってしまい時間的な余裕もなかったのだと思います。

当院に来られる患者さんの98%くらいは、生まれてはじめて鍼灸治療に
とトライする人ばかりです。
不妊治療を始めた当初は、病院に行けば何とかなると思っていた人も多く、
まさか自分が不妊治療の一環で鍼灸なんて考えてもなかったという
返事が返ってくることが多いです。

不妊治療を始められたら、できれば同じ時期に鍼灸治療を始められた方が、
良いと思うのですが・・・。
その方が妊娠しやすくなるし、不妊治療で病院に何年も通院しなくて済む確率が
高くなると思います。
これは長年の経験があるから言えることです。

何も問題が無い・・・と病院で言われても、子作りにトライして
1年で妊娠に至らないというのは、何か問題があるからなんだと思います。
東洋医学的に見て、妊娠の準備ができていなかった・・・という方が多いです。

年齢が若いほど、妊娠までの鍼灸治療の期間も短くて済みますし、
体外受精を考えておられるなら、質の良い受精卵を若いうちに
凍結保存しておけば、2人目を望まれるときに苦労しなくて済みます。

当院に来られて一人目を妊娠・出産されて、1年半~2年後に
凍結の受精卵があって二人目を望まれて来られる方の妊娠までの
治療期間は2~3ヵ月くらいです。
だいたい70%~80%の方は二人目を授かることができています。
・・・それは、約1年~2年前に凍結していた受精卵を使うからなんです。

それは出産前と出産後では体力・気力が変わってくるからです。

出産の経験がある方はわかると思いますが、出産するということは
自分の気力も体力も奪われると感じておられませんか。
産後の肥立ちが悪いのも、生命を出産するために自分の寿命の何パーセントかを
使ったから・・・と言われる方もおられます。

二人目のご希望で当院に来ていただきたいのは、
せめて胚移植の1周期前から鍼灸治療で体調を良くして、
胚移植に向けて準備のお手伝いをしたいものです。
ただ、中には妊娠までに時間がかかってしまう方もおられますが、
当院に来られて妊娠体質づくりをして一人目を出産されている方は、
二人目の妊娠までは、一人目のときにかかった治療時間より
短くて済む傾向にあります。

いつか鍼灸治療にも行ってみようかなぁ~と考えておられるのなら、
できれば不妊治療を始められる頃に合わせて、
早く来てくださる方がいいのでは・・・といつも思うのです。

Oさんもご縁があって当院に来ていただいたのだと思っております。
願いが叶うように、お手伝いさせていただきます。

Omura