2015年3月24日 blog 0

やっと妊娠できましたNo.4-⑤ 18年間無排卵だった

1ヵ月後、生理らしきものはあったのですが・・・で、
話はが終わってましたね。

血液検査をしたところ、FSH 9.64、LHは4.94でした。
数値的には卵胞が育っていてもおかしくない数値になっていました。
卵胞は結局出てこなかったのですが、
数値も悪くないので、薬の服用を休んでみて経過をみることになりました。

それから1ヵ月たっても生理は起こりません。
・・・2ヶ月くらいは鍼灸治療だけで様子を見ましょうと伝えました。

I さんはも「もともと自然に生理来ないし、2ヵ月来なくても気分的には
不安ではないです」・・・と言って下さいました。

前回の生理から54日目、生理らしき出血が4日間自然に起こりました。
その後様子を見ていると、前回の生理から19日に生理のような出血が
起こりました。
前回と今回の出血は本当に自然に生理が始まったのかどうか・・・。
周期的に定まっていませんが、確かに自然に生理が起こるようになってきたのです。

次は32日目、その次は20日目。
薬を服用しなくても、まだ決まった生理周期はありませんが、
I さんは確かに薬を服用しないで、自力で生理が起こるようになったのです。

ですが、生理が起きているからと言って、卵胞が育って
排卵するとは限りません。
低温期のまま生理が来てしまう方も少なくありません。

その間の鍼灸治療は1ヵ月に2回~3回でした。

2011年も11月になり翌年にもう一回採卵にチャレンジする
気持ちが芽生えてきて、トラウマはあるものの頑張ろうという
元気が出てきたのは自然に生理が起こるようになってきた
自信がそうさせたのではないかと思います。

I  さんは仕事が忙しくて運動不足もあり、ちょっと太り気味になってきていました。
そこで、2~3キロくらい痩せれるように、
治療に来られた時にダイエット鍼灸をすることにしました。

年末になりどうしても忘年会等で飲酒や食事の量も多くなってしまうので、
予防の意味もあって1ヵ月はダイエット鍼灸をした結果、
ズボンが緩くなったくらいに自然にダイエットすることができました。

そして、2012年を迎えることになりました。

to be continued
Omura


2015年3月19日 blog 0

花粉症と不妊治療

いよいよ本格的な花粉症の到来ですね。
早くから症状が出ている人は、2月初旬くらいから
目のかゆみ、鼻のむずむず感、鼻水に鼻づまり、くしゃみ、咳、喉あれなど
症状は人によって違います。

当院に来られている患者さんも花粉症の方が多く来られています。
去年の秋~冬にかけて来られている患者さんや、今年に入って来られている
患者さんの多くが、花粉症の辛い症状から解放されています。

・・・というのも、患者さんは不妊治療で来られていますが、
治療で使っているツボに花粉症を軽減させるツボがあるからです。
ツボと言うより、その人それぞれの状態を良くするようにすると、
不妊治療されている方には、卵巣の機能が良くなって質の良い卵胞が
でるようになったりとか、子宮内膜が厚くなるようになったとか効果が出てきます。

不妊治療で来ていただいていますが、妊娠体質づくりの鍼灸治療で
体調が良くなってくると、体の免疫システムも整ってくるんですよ。

だから、花粉症の症状が軽減されます。

先日、Aさんと花粉症の話をしていて、Aさんは・・・
「先生、そう言えば今年は花粉症の症状がましで、薬を飲まなくて済んでいます」
「それに、体調がいいです。花粉症の症状で不眠症になって体調が悪くなるのに、
良く寝れています」
・・・と言われました。
先週、今週と患者さんと同じような話が多くなります。

花粉症の症状が軽減できているのは、定期的に鍼灸治療しているからなんですよ。

体外受精でやっと胚移植まで来たけれど、花粉症がひどくて・・・とよく相談を
受けます。
花粉症の症状がひどいと、体の免疫システムは崩れて、まず今出ている
症状を治そうと体の免疫が働いて、花粉と戦って目のかゆみ、鼻水、鼻づまり、
咳、ひどい人は湿疹が出でアトピーのような状態になる人もいます。

そんな体調の悪いときに胚移植はあまり勧めません。
体は花粉症に反応して自分の体を守るのに必死で、妊娠している場合では
ないからなんです。

当院では、花粉症の症状が出ていれば、その症状を緩和しながら
体外受精や人工授精に臨んでいただいています。
もちろん、タイミング療法の方もですよ。

今、一年を通して花粉症の症状で困っている方が増えています。
以前は春とか秋くらいだったのですが、冬でも花粉症がひどくなる人が
おられますね。
食生活もあるでしょうが、ストレスもきっと抱えているのだと思います。

不妊治療をされていて花粉症でお困りの方は、ご相談ください。

Omura


2015年3月12日 blog 0

やっと妊娠できましたNo.4-④ 18年間無排卵だった

年が明けて3月にロング法で採卵予定のため、1月と2月は体調を
整えるため月に2回~3回治療に来られました。

3月に入りロング法で採卵するため注射が始まりました。
生理から3日目と7日目に治療させていただきましたが、
卵胞の育ちがちょっと遅めだったので11日目にもう一回
治療をすることになりました。

出てきた卵胞は7個。そのうち4つ採卵。2個を顕微授精。
病院の方針で授精卵を5日間培養し胚盤胞まで育てて、
フレッシュで胚移植をすることになりました。

・・・が、授精はしたものの受精卵は分割停止。
注射もいっぱいしたし、お薬もいっぱい使ったのに
今回のロング法では結局一つも胚移植することができませんでした。

報告に来られた時は、いっぱい泣かれました。
気持ちが落ち着いてから、治療を再開しましょうとアドバイスしました。
実際、ロング法で卵巣を強く刺激しているので、
2ヶ月くらいは卵巣を休ませてあげなければなりません。

4月と 5月の2ヵ月間は病院も鍼灸治療も休まれて、
6月に治療再開の予定でしたが、5月の中旬に当院に来られました。
疲れが溜まっていたらしく、先ずは体の疲れを癒すツボを中心に選び、
少し推拿(すいな)のマッサージも加えることにしました。

推拿(すいな)とは、中国伝統式治療法で整体とマッサージを組み合わせた
治療法です。
その手技は100以上にも上り、本場の中国では中医学系の学校で単位を取って
国家試験で免許を取らなければなりません。
中医学系の大学病院には、漢方科、鍼灸科、推拿科、骨傷科などの
科目があるほどです。

中国留学中に上海中医薬大学で鍼灸をメインに漢方と推拿を少し学びましたが、
その手法を取り入れて整体やマッサージも10分程度ですがしています。
柔道整復師の免許もありますので、その知識や日本の柔道整復の手技も
組み合わせて患者さんの治療に生かしています。

スタッフにはその技術を伝授しておりますので、疲れが溜まっているときは、
ちょっと肩や腰の推拿治療で疲れもいやされることと思っております。
30代前半のころは7年ほど鍼灸整骨院も開業しながら
不妊治療の外来に行っていたので多忙だった時代を思い出しますね。

さて、I さんですが一週間後にもう一度ご予約をいただいておりましたので、
もう一度疲れを癒す治療をしましょうとお話をしていると・・・

I さんは「先生、先週に鍼をしてもらった次の日に生理が来ました・・・
・・・と言われました。
「ブラのバールか何か飲んでたかな・・・」と聞くと、高温期を作る薬は
服用していないとのことでした。

I さんは「薬なしで自然に生理が来たんです」と喜んでおられました。
大学生時代に無理なダイエットがたたって以来生理が自然に来なかったのに、
自然に生理が来たことの喜びは何事にも代えがたいものがあったようです。

鍼灸治療で体がリラックスしたんでしょうね。
ただ、続けて1ヵ月後に自然にまた生理が来るとは限らないけど、
2~3ヵ月の間にもう一回自然に生理が来るようになれば、
採卵できる状態になると思いますよ・・・と伝えました。

1ヵ月後、生理らしきものはあったのだけど・・・。

to be continued
Omura


2015年3月9日 blog 0

3月9日時点の妊娠のご報告ー936組になりました

2015年2月24日にカウンセリングのご案内の中で、
当院の今までの妊娠された患者さんは933組
ご紹介していました。

本日、3月9日の時点で、936組になりました。
ご年齢と病院での治療方法、当院での治療回数は以下の通りです。

37歳 胚盤胞の人工凍結胚移植。治療回数4回。
35歳 胚盤胞の自然凍結胚移植。治療回数18回。
37歳 フレッシュDay3を2個胚移植。治療回数4回。

みなさん、生まれてはじめて鍼灸治療にチャレンジされた方ばかりです。
年齢が比較的若いと、回数の少ない治療で胚移植や人工授精、タイミングの
1か月前くらいから鍼灸治療していると、スイッチが入るというか、
妊娠しやすい状態ができ、プラス判定になることも多いです。
何もしないよりは明らかに鍼灸治療した方が妊娠しやすくなりますね。

今回妊娠された方は比較的治療回数が少なかった方ですが、
治療回数が長くなってしまう人も少なくありません。
それは、患者さん各々の体の状態や年齢によって変わってくるからです。
6ヵ月かかる人もいると、1年かかる人もいます。
治療が長くなって2~3年治療に来られる方もおられます。
これは現実です。

ただ、ご縁があって治療に来られるようになってから卵胞の質が良くなった、
子宮内膜が厚くなった、ホルモンバランスが良くなって妊娠されて、
不妊治療から年間100組ほどの患者さんが卒業されるのも事実です。

今回ご紹介した3人の患者さんも病院で、妊娠するために特に問題が無いと
言われていた方ばかりです。

でも、東洋医学的には問題があった方ばかりです。
西洋医学と東洋医学では診断方法と治療方法が違いますからね。
病院での最先端医療と東洋医学の良いところを上手く
治療に生かしてみてはいかがてすか。

Omura


2015年3月4日 blog 0

烏丸御池鍼灸院のフォーチュン・スウィーツNo.7

屋久島永田の塩クッキー                       IMG_2721

今回ご紹介するのは、Kさんから頂いた、
屋久島まむずきっちんのヒット商品、屋久島永田の塩クッキー。
パッケージはシンプルに屋久島の海をバックに、
商品名を白文字で抜いてある、ナチュラル感があります。

箱を開けてみると中のクッキーはカメ、カメ、カメ。
ウミガメがいっぱい箱の中を泳いでいるようでした。
クッキーの味は塩味だけどほんのり甘い。
何だろう・・・この甘味は・・・と思い、屋久島まむずきっちんの
ホームページを開いてみたら、ヘーゼルナッツが入っていました。

サクッ!!とした食感にほのかなヘーゼルナッツの甘味に天然の塩味が
後から顔を出してくるようなクッキーでした。
美味しかったです。                                             image1 (3)

屋久島の海を感じるクッキーはいかがですか。
楽天ショップでも買えるようです。

ウミガメと言えば、満月の夜あたり、大潮の夜に産卵しますね。
これっていろんな説があります。
満潮時の海の水位が高いと、波打ち際から産卵した卵に海水が届かないように
するためとか・・・。海水で卵の温度が下がってしまうと孵化しにくく
なってしまいますからね。

知らなきゃよかった・・・とTV番組などでやっていますが、
ウミガメの産卵の時の涙もその一つ。
エサを海水と一緒に丸呑みしているので、海水を体内から排出しないと
血液中に塩分が残ってしまい生命が危険なため。
目の所にある塩類線というところから、海水を排出しているんだね。
これがウミガメの涙の正体らしいです。

・・・だけど、満月の大潮の夜に涙を流しながら次の世代に命をつなぐため、
生みの苦しみで涙を流しいてるんだなぁ~と思う方が神秘的ですね。

サンゴ礁なんかは、大潮の時は潮の満ち引きが強いから、たくさん産卵して
広範囲に広がって生息範囲を確保するためとか・・・。
生きるための工夫なんだなぁ。
ん~、なるほどね。

ウミガメの産卵は、月と地球の引力に関係しているのではという説もあります。
人間の生理を月経と言うのは、月の満ち欠けに関連しているから。
月は28日を1周期として満ち欠けを繰り返します。
月経の周期も基本は28日ですよね。これは単なる偶然とは思えませんね。
だって、人間も満月あたりに排卵するから・・・。

これは経験上ですが、月経周期が28日前後くらいに整ってきて、
基礎体温がきれいになってきます。
そして満月あたりに排卵したり、採卵した卵胞で妊娠されることも
多いように思います。
(胚移植の場合は、排卵してから2日目や3日目、5日目など、
排卵してから培養した日数で子宮に戻します。)

それは、患者さんを治療していて妊娠体質になって準備が整った頃と
重なることも多いです。
妊娠しやすくなるのは毎月の生理の周期が、
月の満ち欠けにシンクロしていくからではと思えるのです。

鍼灸や漢方の治療法の根本的なところに、
人間の体は宇宙と繋がっていて、自然とともに生きているという概念があります。
当院の治療法の一つに、ツボも時間によって選び方が変わってたりします。
人間の体は小宇宙なので、時間の変化でツボを変えると効果がかわってきたりします。

ん~、何か難しい話になってしまいました。
要するに、人は自然と調和していますよ~ってことです。

最近は体内時計が狂っていたり、ストレス社会で自律神経過敏になり、
ホルモンバランスが崩れ月経周期が定まらなくて、排卵がバラバラという人も
少なくありません。

時には美味しいスウィーツをお取り寄せして、好みのお茶をいただきながら、
お気に入りの音楽を聴きながらゆっくり時間を過ごされてはいかがですか。

Omura


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