2014年6月21日 blog 0

烏丸御池鍼灸院オリジナル『排卵を遅らせる鍼灸 』1

当院は、京都の烏丸御池に不妊専門鍼灸院として開業して、約4年間が経過しました。
コンセプトは、『生理周期に合わせたオーダーメイドの周期療法』。
その象徴的な施術の一つとして、今回の『排卵を遅らせる鍼灸』があります。

自然周期で採卵された方の中には、
排卵済みで採卵出来なかった苦いご経験をお持ちの方も多いのではないでしょうか。
採卵、そして移植とスケジュールを空けていたのに、
育った成熟卵胞を取り逃がすと、本当にガッカリですよね。

一般的には、ご年齢が高くなると、早期で排卵するリスクが上がります
あるいは、ホルモンバランスの乱れが原因で、排卵のリスクが高くなることもあります。
病院では、排卵止めの注射で対応する事もありますが、
卵子の劣化を招いたり、排卵間近にはもう手遅れだったりしますから、
万全とは言いがたいです。
また、最近は、鎮痛剤で排卵を抑える病院も増えてきましたが、
それでも、確実に採卵ができる訳ではありません。
そんな時、駆け込み寺のようにご相談に来られます。

そこで当院では、
「過去に排卵済みで採卵出来なかった経験がある患者さん」
「卵胞の大きさやホルモン値の状態で排卵のリスクが高い患者さん」
などの限定したケースに対して、
排卵を遅らせて採卵や人工授精に間に合うように
施術させて頂いております。

全国の不妊鍼灸院を見渡しても、『排卵を遅らせる鍼灸』を実践しているのは、
当院の他に見当たらないと思います。

2011年11月~2014年5月末 の期間において、

施術数   408例
成功数   358例  (採卵または、人工授精に間に合った事例)
排卵済み  50例
成功率   87.7%

平均年齢  43.2歳
排卵止めがキッカケでの妊娠 20例(5%)

採卵出来るということは、妊娠のチャンスが広がることを意味しますし、
勿論、その結果として妊娠に至ったケースは20例もあります。

次回、もう少し詳しいデータをご報告いたします。

田内


2014年6月18日 blog 0

朝粥生活② クコの実

前回はクコの実は・・・で終わってしまい、 その間に妊娠の報告や個別無料カウンセリングの案内などで、 朝粥生活①の続きが遅くなってしまいました。 さて、クコの実はナス科枸杞(クコ)の果実です。 生薬名は枸杞子(くこし)といい漢方に使われます。 効能は目の疲れや視力の低下に効果があり、 血液を補い滋養強壮に良いとされます。 特にクコの実は不老長寿の食材として古代中国で使われ、 日本では平安時代くらいからクコ酒やクコ茶などで 食されるようになりました。 最近の研究ではクコの実は抗酸化作用がビタミンCの6倍もあるという報告や 日焼けによる炎症を抑える効果もあることがわかりました。 葉は枸杞葉(くこよう)。おひたしにしたり、クコ茶にしたりします。 ご飯に混ぜてクコ飯にもします。 根皮を地骨皮(じこっぴ)と言い、これも漢方に使われます。 東洋医学的に体力が無くて疲れやすくて、貧血気味の 気血両虚(きけつりょうきょ)のタイプの人に効果があります。 「気」も「血」も不足していると、 体を温めにくくなり冷え症になってしまいます。 「気」と「血」が不足気味になると子宮や卵巣に十分に 血液が供給されないため、子宮内膜が厚くならなかったりとか、 卵巣に卵胞が育ちにくくなります。 せっかくグレードの良い受精卵を移植しているのに妊娠に至らないのは、 受精卵が着床して育つのに十分な子宮内膜の厚みがなかったというのも ひとつの原因と思われます。 血液を補ってくれる食材は基本的に赤色の食材です。 赤色でなくても血を補ってくれる食材はありますが、 今回はわかりやすく赤色の食材をいくつか挙げますと・・・ クコの実、ナツメ、人参、パプリカ、トマト、ライチ、牛肉の赤身、 レバー、マグロ、いちご、赤カブ、ラディッシュ、リンゴ、 さくらんぼ、金目鯛、とうがらし、小豆、カニ・・・等々、いっぱいあるでしょ。 ただ食するときに白色、黄色、黒色、緑色、紫色の数種類の食材と組み合わせて バランスよくいただくのがベターですね。 ちなみに、生理中は青魚を食されると生理がスムーズに出ますよ。 そして生理が終わりかけの頃から赤色の食材をいただいて、 失った血を補うといいと思います。 補血をするわけですね。そして「気」を補う食材も必要になってきます。 「気」を補う、補気の食材は次回ご紹介しましょう。

Omura


2014年6月14日 blog 0

不妊治療の内容を理解して受診していますか?

『十分な説明を受けないまま診察が終わった。』 『説明されたが、難しくて理解できなかった。』 『質問するタイミングを失ったまま、次回の案内をされて終わった。』 冒頭でご紹介させていただいたのは、 不妊専門病院に通院されている患者さんの大多数の声です。 不妊治療は、様々な専門用語が飛び交っています。 ホルモンの名前やその数値、 いろいろな検査項目、 排卵誘発剤の種類(飲み薬、注射)・・・ 本来、担当のドクターから説明を受けて、 理解してから治療に入ることが望ましいと思います。 しかし、ご自身の治療内容を理解されている方は、 ごく少数にすぎません。 原因の一つとしては、 どこの不妊専門病院も患者さんで溢れていて、 十分に説明する時間を取れないのが大きいのかも知れません。 そこで、当院では、患者さんからのご要望があれば、 通院のお手伝いをさせていただくこともあります。 次回は、何の目的で診察に行くのか? 処方された薬の意味は? 診察時に何を質問すれば良いのか? 診察目的がハッキリすれば、 治療効果も違ってくるのではないでしょうか? 鍼灸施術も同じです。 当院では、周期療法を行っています。 その名の通り、 生理周期によって、施術内容が違ってきます。 東洋医学的に見たタイプによって、施術内容が違います。 病院の治療経過によって、施術内容を変えます。 つまり、毎回、施術内容が変わります。 そして、目的をハッキリさせてから施術します。 患者さんにもその旨をご説明しておりますし、 それによって、施術効果が上がると信じています。 病院も鍼灸院も、妊娠というゴール(目的)は同じです。 相乗効果を上げていくためには、同じベクトルで併用することが望ましいです。 しかし、病院が鍼灸院の方針に合わせることはほぼありませんので、 鍼灸院が、病院の治療内容を正確に理解して合わせていくことになります。 病院の治療経過に合わせてながら、進めていく鍼灸。 ご興味がありましたら、ご相談ください。 田内


2014年6月9日 blog 0

★6月の個別無料カウンセリング 増えました

6月の個別無料カウンセリングの日程を増やしました。
6月28日の土曜日もお申込みできるようにいたしました。

6月の個別無料カウンセリングの日程
●6月17日(火)、19日(木)
午後 1 時
●6月28日(土)
午後 1 時、2時、3時

●東洋医学的に見て不妊原因はどのタイプに属するのか診断いたします。
また、その解決方法のアドバイスもいたします。
●鍼灸治療はどのようにするのか、当院の治療の方法もご説明いたします。
●その他、不妊治療で疑問に思っていることなどがありましたら、できる範囲でお答えいたします。

カウンセリングの時間は30分くらいですが、個別無料カウンセリングご希望の方は、
当院に電話でご連絡ください。

電話 075-241-2101

もし一人で悩んでおられるのなら、気軽にご相談ください。
少しはお力添えできると信じております。
Omura


2014年6月9日 blog 0

2013年 妊娠報告(124名) No.5-2

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妊娠報告5の続きです。

3)40歳以上の妊娠(40名)

タイミング           1名
人工授精           2名
体外受精(新鮮胚移植)  17名
体外受精(凍結胚移植)  20名

40歳以上になりますと、限られた時間の中で、
的確に効果を出していく必要があります。
そこで当院では、患者さんとしっかりお話をさせて頂きながら、
オーダーメイドの対策を立て、施術をさせて頂いた事が
「40歳以上が40名妊娠!!」
この結果に繋がったと思っております。
大村院長がブロにて記載しておりましたが、
胚盤胞にこだわらなくても、初期胚で妊娠された例はあります。
(但し、子宮環境を整えてからの胚移植が望ましいです。)

ご年齢的に悩んでおられる方、
病院の治療で行き詰っておられる方、
ご自身の持っている卵巣力、子宮力を目覚めさせてあげれば、
妊娠体質へと身体を変化させることは可能ですよ。

ちなみに、鍼灸によって患者さんが感じておられる変化は、
個々によって違いますが、以下に列記します。

生理痛の軽減、
経血色が明るくなり血塊が減少する、
基礎体温の改善、
受精卵のグレードアップ、
子宮内膜の充実、
スムーズな排卵、
高温期の持続、
着床率のアップ・・・

そして、これらの延長上に妊娠があります。
サプリメントもいいけれど・・・
まずは、ご自身の体質を見直すことの方が、より近道だと思いますよ。

田内