2014年6月6日 blog 0

2013年 妊娠報告(124名) No.5-1

もう梅雨入りしました。
6月は、まもなくワールドカップが始まりますね。
毎日のように蒸し暑い日が続いてますが、皆さん、体調を崩してはいませんか?
よく、『不妊治療(特に体外受精)について、適した月はありますか?』
とのご質問をお受けしますが、
当院での妊娠実績を見る限り、暑い寒いはあまり関係ありません。
それよりも、体調を整えて準備することの方が大切だと思います。

さて、妊娠報告2013 の集計が滞っていましたが、
新たなデータ報告をさせていただきます。
今回は、年代別の妊娠方法をまとめました。
(2013年に妊娠された124名の患者さんデータからの集計です。)

妊娠報告2013 No.1~4 ブログは、下記を参照なさってください。

2013年 妊娠報告(124名) No.1

2013年 妊娠報告(124名) No.2

2013年 妊娠報告(124名) No.3

2013年 妊娠報告(124名) No.4

2013age-35

1)35歳未満の妊娠(27名)

タイミング           10名
人工授精            5名
体外受精(新鮮胚移植)   5名
体外受精(凍結胚移植)   7名

過半数の方が、タイミング及び人工授精での妊娠でした。
以前は、35歳以上の患者さんがほとんどでしたが、
最近は、35歳以下の患者さんも増えています。
当院に来られる患者さんの年齢層の幅が広くなって来た
実感があります。
当然ですが、早くに体質改善をスタートされた方が、
妊娠にはぐっと近づきますし、
1人目トライの時に、体質改善を進めておきますと、
2人目をご希望になった場合、早くに妊娠されるケースは多いです。

2013age35-40

2)35歳-40歳の妊娠(57名)

タイミング           8名
人工授精           6名
体外受精(新鮮胚移植)  15名
体外受精(凍結胚移植)  28名

当院で、1番多い患者さんの年代だと思います。
病院では特に不妊原因が無く、基礎疾患も無いのに、
なかなか妊娠に至らないケースも多いです。
体外受精に何度もトライして妊娠できなかったのに、
鍼灸やスーパーライザーでの体質改善によって、
最終的にタイミングで妊娠できた!という事例もありました。
あるいは、体質改善後に再度、採卵すると受精卵のグレードが上がります。
これが妊娠の決め手になった例も少なくありません。

タイミングや人工授精でも妊娠されていますが、
卵子の老化を考えると、早めに体外受精へとステップアップ
することが妊娠への近道になります。

少し長くなりましたので、
3)40歳以上の妊娠(40名) のグラフは、次回にご紹介させていただきます。

現在、どこの不妊専門病院も患者さんが増加しているそうです。
その結果、一人の患者さんにかかる診察時間が減少し、
ほとんど質問もできないまま通院されている方がかなり多いのが実情です。
本来、ご自分の治療内容は可能な限り把握される事が望ましいですし、
当院では、そのアドバイスもさせていただいております。

皆さん、ご自身の身体と向き合ってみませんか?
諦める前に、鍼灸やスーパーライザーPXで準備なさると、
妊娠というゴールにぐっと近づきますよ。

まずは、お気軽にご相談ください。

続く・・・

田内


2014年6月5日 blog 0

★烏丸御池鍼灸院 個別無料カウンセリング

開業して7月で5年目を迎えます。
今までにいろんなドラマがありました。

インターネットでいろいろ不妊治療の情報を得て、
鍼灸治療もいいようなことが書いてあるし、
体質改善のために鍼灸治療にトライしてみたい気持ちはあるけれど・・・と
思っておられる方が多くおられるように思います。

実際に治療される先生に会って話を聞きたいと思っていても、
なかなか電話しづらくて・・・と思っていませんか?
足立病院で患者さんを治療しているときは、月に2回くらい
無料カウンセリングをしておりました。

開業して以来、電話をいただいてから2~3か月お待ちいただくことが
多かったのですが、今年の4月から治療枠を増やして比較的お電話をいただいてから、
予約が取れやすくなりました。

・・・と言うことで、無料カウンセリングを5年ぶりに
再開することにいたしました。

●東洋医学的に見て不妊原因はどのタイプに属するのか診断いたします。
また、その解決方法のアドバイスもいたします。
●鍼灸治療はどのようにするのか、当院の治療の方法もご説明いたします。
●その他、不妊治療で疑問に思っていることなどがありましたら、できる範囲でお答えいたします。

カウンセリングの時間は30分くらいですが、個別無料カウンセリングご希望の方は、
当院に電話でご連絡ください。
電話 075-241-2101

6月の無料カウンセリングの日程は

6月17日(火)、19(木)
午後1時
1人または1組

もし一人で悩んでおられるのなら、気軽にご相談ください。
少しはお力添えできると信じております。

Omura


2014年6月3日 blog 0

朝粥生活 ①

最近体調も良くて食べ過ぎ、飲み過ぎの生活が
ちょっと続いていました。
もう若くはないのにスポーツの後のビールは最高!!
調子に乗って酎ハイもグイットやると、そのつけは必ずやってきます。
そう、胃もたれ。

さわやかな春はいずこへ。あっという間に夏の気温?
じめじめした梅雨にはいってしまいました。
朝夕の気温の変化が大きく、湿気の多い日が続き体調を崩されている
患者さんが多いようにも思います。
私自身も梅雨の気候に体がぐったり重く感じられます。

そこで疲れた胃を治して体調を回復されるため、
ここ数日は朝粥生活をしております。
患者さんにお粥の話をして、「お粥さん食べてる?」と聞くと、
ほとんどの方が「食べないです」「作り方がわからない」
「病み上がりの時に食べるくらい」
「ホテルに泊まった時にお粥があったら食べる時もある」など、
何とお粥に対する人気のないこと。
中には数名、「時々食べますよ」「土鍋でつくりますよ」と、
お粥ファンもおられました。

どうも近年朝は小麦食生活の方が多いですね。
それは「パン」。
パン食が悪いとは思いませんし、朝のふかふかのパンはとっても
美味しいですね。
・・・ですが、朝食にごはんと味噌汁やお粥もいいですよ。
東洋医学では小麦は体を冷やしたり、冷ます効果があります。
ご飯やお粥、発酵食品の味噌汁などは体を温める食材と言います。

朝、目覚めて体が活動する前の人間の体温は低く、食事して活動し始めると写真 (1)
体温が上昇してゆきます。
まだ体温が温まっていないときに、体を冷やすジュースやフレッシュサラダ、
パンなどは体温の上昇をしにくくします。
ただ、温かいスープなどと一緒にいただくとバランスが取れていいと思います。

週に1回~2回はご飯に味噌汁、二~三菜、つけものなどはいかがでしょう。
特に梅雨の時期は湿気で胃腸の調子も持たれやすくなりがちなので、
お粥はいかがですか。
白いお粥だとちょっと物足りない感じがしますので、鮭粥、卵粥、五穀粥、
梅粥にしたり、小芋、大根、小豆、その他野菜いろいろ入れて、
出汁でいただくお粥も良いと思います。

朝食に和食を週に2回~3回に変えていただいた患者さんが、
何年も不妊治療を続けていて妊娠できなかったのに、
食生活を見直して3か月~6か月くらいに多く妊娠されております。
もちろん鍼灸治療の効果もありますけどね。

先日、食したお粥は薬膳的お粥。
写真にのお粥は「クコの実と発芽玄米梅粥」というフリーズドライのお粥です。
何かと忙しい朝にとっても便利だしヘルシー。
化学調味料、保存料は無添加です。
もちろん自分で作るお粥が一番いいと思いますが、
フリーズドライ商品もうまく使うとやはり便利です。
それに、意外に美味しかったですよ。

梅雨で胃腸がもたれたら、朝粥生活してみてはいかがですか。

「クコの実と発芽玄米梅粥」の他に数種類ありました。
今回食した「クコの実と発芽玄米梅粥」ですがとっても薬膳的です。
食材のクコの実は・・・

文章が長くなってしまったのでこの続きは次回へ・・・。

Omura


2014年5月28日 blog 0

烏丸御池鍼灸院の「やっと妊娠・・・」1-3(ヒューナーゼロ)

ドクターからの指示通りタイミングをとった翌日、
診察(ヒューナーテスト)に行かれたところ、運動精子がゼロ
凍結胚移植の準備がメインで、とりあえずのタイミングとはいえども、
運動精子が全くいないのはショックですよね。
今周期、妊娠の可能性はほぼナシと言われて、落ち込んでおられました。

『しかし、何が起こるかわかりませんし、
もし、受精してなくても、次周期の準備になりますから、
今周期の高温期にもう1回来てください』そうお願いしました。

3回目の施術は、タイミング後のちょうど着床前。

Kさんは子宮内膜が薄く、いつも排卵時で7mm程度しかないので、
子宮内膜を厚くして高温期を充実させていく必要がありました。

Kさんのように、
子宮内膜が薄い方はもちろん、
高温期の日数が短い方、
高温期の体温が低い方、
高温期の真ん中で体温がガクンと下がる方・・・

これらの方は、卵巣力で良い受精卵が出来ても、
子宮力が弱い(子宮が着床しやすい環境だとは言えない)ので、
妊娠のチャンスを逃してることが考えられます。
妊娠は、卵巣力+子宮力の総合力ですからね。

さて、話を戻します。
駄目もとのタイミング後、なかなか生理が来ないと思っていたら、
次周期の凍結胚移植のスケジュールを考えていたら・・・
なんと自己判定で妊娠
これには、ご本人もドクターもビックリでした。

その後、流産予防に鍼灸にご案内しました。
(過去に2回の流産経験がありましたので)
途中、風邪でノド痛と鼻水症状もありましたが、
鍼灸後にはスッキリして帰宅されました。
ご本人のご希望もあって少し遅めの14週目で一度卒業。
その後、20週目でもう1回施術させていただき、
安産灸の指導をさせていただいて無事卒業。

ご本人の努力があってのことですが、
諦めずに、鍼灸で体調を整えたことも妊娠に一役買っていたかなと思います。

もうまもなくご出産の予定日ですから、元気な赤ちゃんを出産されることでしょう!
そうそう、Kさんの移植するはずだった凍結胚は、
2人目トライのためのにとっておけましたね。
採卵当時の若い受精卵ですから、出産後、また採卵からのスタートと、
すぐに胚移植にトライできるのでは、身体は負担はぜんぜん違いますね。

完璧を求めないで、今より少し良くなったらいいな!
くらいの感じで鍼灸にトライされてみてはいかかですか?

田内


2014年5月27日 blog 0

うさポン・・・ありだよね

うさポン先日患者さんがA4版のチラシを持ってきてくれました。
かわいいウサギが泣いている絵がかいてありました。
これって、妊婦さんがつけているバッジに何となく似てるけど、
どれどれ内容を読んでみるとこんなことが書かれていました。

手術後・治療中の電車、バスなどの公共機関で
座れずに困ったときはないでしょうか?
バッジを見て、「この人は何らかの疾患を抱えていて辛いのかも」
と、一目で分かれば譲りやすいし譲られやすいかもしれません。
それを分かりやすく周囲に伝えることってできないかな?
と、考案したのがこのマークです。

・・・と言う内容です。

例えば麻酔をして採卵したあと、麻酔の影響で体がだるく倦怠感で
ぼーっとしてしまい、電車やバスで自宅まで帰らなければならないときに、
このバッジをつけていると席を譲ってもらいやすくなりますよね。
本当に助かると思います。

30歳くらいの時にスポーツで左足の外側の靭帯を断裂してしまい、
手術。一週間の入院の後、松葉杖で通院をしなければならないときに
とっても困った経験があります。
それは電車。
松葉杖で電車の順番を待っていて、ドアが開いてもすぐには車内に入れないし、
電車の中でもギプスをしていて足を下げていると血液が循環しにくくなって、
手術した縫い目がうっ血して痛くなります。
座席を探しても無くて、きれいなお姉さんや妊婦さんなら割と席を譲ってくれる
こともあるのでしょうが、ヒゲ面の兄ちゃん(当時はまだおっさんではありません)には
なかなか席を譲ってくれる人が少なかったです。

みのもんたさんと久本雅美さんが司会をしている秘密のケンミンSHOWで
大阪ネタを良くやっていますが、大阪のおばちゃんくらいのパワーがあれば、
「ちょっとここ座らしてね~」「ちょっとここに荷物おかしてね~」と言えれば
座席を確保しやすいとは思うのだけれど、なかなか若い女子の人がちょい強引に
席に座りづらいですよね。

大阪のおばちゃんの援護で言わせてもらうと、
席と席の間を中途半端に座っていて、もう少し詰めていたらもう一人座れるのに・・・と
思うことがあります。
近頃はカバンや紙袋を席の横においてスマホに夢中になっている人を
多く見かけるようになりました。
荷物を膝の上に置けばいいと思うのですがね。
座席で中途半端な隙間を開けるんだったら、「ちょっとここ座らしてね~」と言う方が
合理的で言い方が関西弁でやわらかくて可愛いと私は思います。
ときどき強引なおばちゃんもいるのは確かですけどね。

不妊治療とかにかかわらず、内科的な疾患は外から見ていてわかりづらいです。
風邪をこじらせて熱があるのに通勤しなければならないときや、
甲状腺の疾患で非常に体がだるくて立っていられないときや、
生理中で腹痛や腰痛で困っているときに
うさポンバッジがあるといいですね。
うさポンのバッジについては「うさポン 術後」で検索されるといいと思います。
バッジは400円で有料ですけど、そんなに高いものではないと思います。

本当は調子が悪そうな人を電車やバスの車内で見かけたら、
「どうぞ」・・・と席を譲ってくれる人が増えればなお良いのですが・・・
だって、私たちは「おもてなしの国」の人なんだから。

Omura