2014年5月28日 blog 0

烏丸御池鍼灸院の「やっと妊娠・・・」1-3(ヒューナーゼロ)

ドクターからの指示通りタイミングをとった翌日、
診察(ヒューナーテスト)に行かれたところ、運動精子がゼロ
凍結胚移植の準備がメインで、とりあえずのタイミングとはいえども、
運動精子が全くいないのはショックですよね。
今周期、妊娠の可能性はほぼナシと言われて、落ち込んでおられました。

『しかし、何が起こるかわかりませんし、
もし、受精してなくても、次周期の準備になりますから、
今周期の高温期にもう1回来てください』そうお願いしました。

3回目の施術は、タイミング後のちょうど着床前。

Kさんは子宮内膜が薄く、いつも排卵時で7mm程度しかないので、
子宮内膜を厚くして高温期を充実させていく必要がありました。

Kさんのように、
子宮内膜が薄い方はもちろん、
高温期の日数が短い方、
高温期の体温が低い方、
高温期の真ん中で体温がガクンと下がる方・・・

これらの方は、卵巣力で良い受精卵が出来ても、
子宮力が弱い(子宮が着床しやすい環境だとは言えない)ので、
妊娠のチャンスを逃してることが考えられます。
妊娠は、卵巣力+子宮力の総合力ですからね。

さて、話を戻します。
駄目もとのタイミング後、なかなか生理が来ないと思っていたら、
次周期の凍結胚移植のスケジュールを考えていたら・・・
なんと自己判定で妊娠
これには、ご本人もドクターもビックリでした。

その後、流産予防に鍼灸にご案内しました。
(過去に2回の流産経験がありましたので)
途中、風邪でノド痛と鼻水症状もありましたが、
鍼灸後にはスッキリして帰宅されました。
ご本人のご希望もあって少し遅めの14週目で一度卒業。
その後、20週目でもう1回施術させていただき、
安産灸の指導をさせていただいて無事卒業。

ご本人の努力があってのことですが、
諦めずに、鍼灸で体調を整えたことも妊娠に一役買っていたかなと思います。

もうまもなくご出産の予定日ですから、元気な赤ちゃんを出産されることでしょう!
そうそう、Kさんの移植するはずだった凍結胚は、
2人目トライのためのにとっておけましたね。
採卵当時の若い受精卵ですから、出産後、また採卵からのスタートと、
すぐに胚移植にトライできるのでは、身体は負担はぜんぜん違いますね。

完璧を求めないで、今より少し良くなったらいいな!
くらいの感じで鍼灸にトライされてみてはいかかですか?

田内


2014年5月27日 blog 0

うさポン・・・ありだよね

うさポン先日患者さんがA4版のチラシを持ってきてくれました。
かわいいウサギが泣いている絵がかいてありました。
これって、妊婦さんがつけているバッジに何となく似てるけど、
どれどれ内容を読んでみるとこんなことが書かれていました。

手術後・治療中の電車、バスなどの公共機関で
座れずに困ったときはないでしょうか?
バッジを見て、「この人は何らかの疾患を抱えていて辛いのかも」
と、一目で分かれば譲りやすいし譲られやすいかもしれません。
それを分かりやすく周囲に伝えることってできないかな?
と、考案したのがこのマークです。

・・・と言う内容です。

例えば麻酔をして採卵したあと、麻酔の影響で体がだるく倦怠感で
ぼーっとしてしまい、電車やバスで自宅まで帰らなければならないときに、
このバッジをつけていると席を譲ってもらいやすくなりますよね。
本当に助かると思います。

30歳くらいの時にスポーツで左足の外側の靭帯を断裂してしまい、
手術。一週間の入院の後、松葉杖で通院をしなければならないときに
とっても困った経験があります。
それは電車。
松葉杖で電車の順番を待っていて、ドアが開いてもすぐには車内に入れないし、
電車の中でもギプスをしていて足を下げていると血液が循環しにくくなって、
手術した縫い目がうっ血して痛くなります。
座席を探しても無くて、きれいなお姉さんや妊婦さんなら割と席を譲ってくれる
こともあるのでしょうが、ヒゲ面の兄ちゃん(当時はまだおっさんではありません)には
なかなか席を譲ってくれる人が少なかったです。

みのもんたさんと久本雅美さんが司会をしている秘密のケンミンSHOWで
大阪ネタを良くやっていますが、大阪のおばちゃんくらいのパワーがあれば、
「ちょっとここ座らしてね~」「ちょっとここに荷物おかしてね~」と言えれば
座席を確保しやすいとは思うのだけれど、なかなか若い女子の人がちょい強引に
席に座りづらいですよね。

大阪のおばちゃんの援護で言わせてもらうと、
席と席の間を中途半端に座っていて、もう少し詰めていたらもう一人座れるのに・・・と
思うことがあります。
近頃はカバンや紙袋を席の横においてスマホに夢中になっている人を
多く見かけるようになりました。
荷物を膝の上に置けばいいと思うのですがね。
座席で中途半端な隙間を開けるんだったら、「ちょっとここ座らしてね~」と言う方が
合理的で言い方が関西弁でやわらかくて可愛いと私は思います。
ときどき強引なおばちゃんもいるのは確かですけどね。

不妊治療とかにかかわらず、内科的な疾患は外から見ていてわかりづらいです。
風邪をこじらせて熱があるのに通勤しなければならないときや、
甲状腺の疾患で非常に体がだるくて立っていられないときや、
生理中で腹痛や腰痛で困っているときに
うさポンバッジがあるといいですね。
うさポンのバッジについては「うさポン 術後」で検索されるといいと思います。
バッジは400円で有料ですけど、そんなに高いものではないと思います。

本当は調子が悪そうな人を電車やバスの車内で見かけたら、
「どうぞ」・・・と席を譲ってくれる人が増えればなお良いのですが・・・
だって、私たちは「おもてなしの国」の人なんだから。

Omura


2014年5月26日 blog 0

冷え症は早産、遷延分娩のリスクが高い

当院で妊娠された患者さんは、初期流産の予防で鍼灸施術をご案内しております。
(但し、流産予防は、当院で妊娠された患者さん(信頼関係が出来ているので)
を対象に行っております。)

妊娠初期は、胎児の成長が鈍化、あるいは成長が止まって流産されるケースが
しばしば見受けられます。
当院で妊娠された患者さんの平均年齢は37歳位ですから、
ご年齢による流産のリスクは少なくありません。
そこで、12〜14週位まで経過を見させて頂くケースが多いです。

鍼灸をして、実際に患者さんが感じたことを列記すると、

1)血行が良くなり、身体が温まる。

日本助産学会の研究報告からの引用です。
冷え症の妊婦さんはそうでない妊婦さんに比べ、
早産の発生率が3倍以上、
分娩に時間がかかる遷延分娩は約2倍以上、
という結果が報告されています。
鍼灸は、冷えの改善に効果を発揮します。

2)胎児の成長が促進される。

妊娠初期に鍼灸を行うと、胎児の成長が週数通りか又は少し早いケースがよくあります。
以前、妊娠10週目位で7日間も成長が早かったケースがありました。
この患者さんは、体外受精での妊娠でしたから、
受精日が確定しているため、計算のズレはありません。
つまり、純粋に胎児の成長が早まったのことになります。
あまり成長が早いので出産予定日が繰り上がりました。

3)つわりが軽減する。

つわりは病気ではありませんが、毎日続くと身体の負担は大きいです。
ひどい場合は、嘔吐を繰り返し何も食べられないため、
入院して点滴生活を送るケースすらあります。
鍼灸直後、『気持ち悪いのが少しマシ』という
患者さんのご感想をよく耳にします。

4)母体の不安感やストレスを軽くする。

患者さんのお話では、妊娠初期にその実感はほとんどありません。
病院での検診エコーで胎嚢や胎芽そして心拍の確認が唯一の安心材料です。
そんな時に、鍼灸をさせていただくと、身体のケアはもとより、
『妊娠中の不安な気持ちを聞いてもらってほっとした。』という
コメントを沢山いただきます。

鍼灸は、副交感神経を優位にしてストレスを軽減させる効果が高いですから、
妊娠初期の不安感を取り除き、身体をリラックスさせることができますよ。

もし、ご希望がおありでしたら、
妊娠のための鍼灸、そして流産予防の鍼灸、
試してみられませんか?

田内

※当院で妊娠、流産予防の鍼灸で無事卒業されたHさんから頂いたバラ。
rose2014


2014年5月17日 blog 0

烏丸御池鍼灸院の「やっと妊娠できました!!」1-2

さて、Kさん 32歳のその後です。
当院は、東洋医学の考え方に生理周期をプラスして、
周期療法を実践しています。

1回目の施術は生理中。

ストレスを発散させると同時に、生理の排泄を促すのが狙いです。
生理は排泄行為なので、早くスッキリ終わることによって、
体中での切り替えを促し、卵胞期を充実させていきます。
逆に、生理の出血がダラダラ続くと、卵胞の成長が遅れることが多いです。

2回目の施術は、卵胞期中。

文字通り、卵胞の成長を促進するのが狙いです。
当たり前ですが、卵子も身体の一部です。
まず元気な身体でないと良質な卵子は生まれてきません。
そして、同時に、エストラジオールの分泌を促進して
子宮内膜を育てることも考慮しています。

といいますのも、子宮内膜が薄くてお困りの方も多いです。
例えば、子宮筋腫やチョコ嚢腫のオペ後、
なかなか内膜が厚くならないケースがみられます。
病院は薬剤で対応されていますが、それでも回復しない方は多いです。
そんな時、鍼灸やスーパーライザーPXは、
卵胞や子宮内膜の成長
を助けてくれます。
ご自身のホルモン分泌に勝るものはありませんからね。

話を戻します。
2回の施術を終えたKさん、
その後、診察結果を伺うと・・・続く

田内


2014年5月11日 blog 0

ペットNo.33 患者Uさんの愛猫 こじろうくん

今回、ご紹介させていただくのは、
Uさんの愛ネコ こじろうくん(アメリカンショートヘアー、2歳、♂)

里親サイトでご縁があって、Uさん家の家族になったそうです。
こんなコメントをいただきました。

『うちのこじろうは、デレデレの甘えた王子で、
ニャーニャーよく鳴いてお喋りをするし、お客さんが大好きなので、
誰かが来るとすぐにスリスリしているそうですよ。
みんなにネコっぽくないと言われます。』

昔は、ペットを飼うと妊娠できない!!とよく言われたものですが、
特に根拠はないと思います。
あえてその根拠を挙げるとすれば、
ペットを溺愛しすぎて、
『もう子供はいらない!』となった場合はマイナス要因になりますが、
ペットの飼い主さんで実際に出産された方のほとんどは、
ペットと自分の子供、どちらのも大切だし、
お互いが仲良くなっていくことを希望されています。

ペットを飼っている家のお子さんは、
アトピーや喘息などのアレルギー疾患が少ないという研究報告もあります。

なにより、不妊治療でストレス一杯な時にどれ程癒されることでしょう!
ペットの癒し効果は絶大ですよ。
癒される→リラックスする→女性ホルモン分泌促進。
こういう好循環によって、妊娠に向かって行く手助けになりますよ。

なにより、当院でペットをご紹介させていただいた方の経過を
見ていくと、妊娠されているケースは多いです。
一度、その集計をしてみますね。
今回のUさんも妊娠なさったらいいですね。

今後も皆さんの癒しのペットをご紹介ください。
犬、猫、ウサギ、ハムスター、金魚・・・どんなペットでも構いません。
できれば、写真とペットについての一言コメントを送ってくださると、なお嬉しいです。
ご投稿は下記のペット写真投稿メールをクリックしてください。
タウチが責任を持って掲載させていただきます。

あるいは、『こんな料理を作ってみたよ!!』という写真も合わせてお待ちしております。

写真投稿メールはこちらをクリック


田内

※安心しきっているこじろうくん。ちらっと見える舌がキュートです。
kojiro1

※甘えたさんの顔つきがとっても可愛いですよね。
kojiro2

※遊び心満載のこじろう。ネコちゃんは、袋や箱の中が大好きなんですよね。
kojiro3


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