2013年8月19日 blog 0

立場変われば・・・

前回は、活性酸素のことについて書こうと思い、
じぇじぇ!!それってどういうことだべぇ~で終わりましたが、
その続きを・・・の前に。
ご予約をいただいていた患者さんにお詫びをしなければなりません。

先々週の日曜日にテニスの練習をして、先週の月曜日は
ちょっと右足の踵が痛いなぁ~と思いつつ、
いつも通りに仕事をしておりましたが、
翌日の火曜日の朝に立てないほどの激痛で仕事を休みました。
1日~2日休めば大丈夫かなと自分で診断し早く治すためには
患部を休ませなければと様子を見ましたが、
なかなか痛みが治まらなくてとうとう1週間ほど
仕事を休むことになってしまいました。
ご予約をいただいていた患者さんに迷惑をおかけしてしまい、
大変申し訳ありませんでした。
今週から仕事復帰の予定でおります。

休んでいる間、あまり動けないので音楽を聴くか本を読むか
テレビを見るかしかなく、ちょうどNHK朝見ドラ「あまちゃん」の
今までの総集編を3回に分けて放送していたので、
どんなんかな~と思って見ました。
ほのぼのとした笑いと今どきのアイドルの話と80年代のアイドルの
話も出てきて、なかなか面白く見れました。
自然と「潮騒のメモリー」も覚えてしまいました。
キョンキョンのCD、オリコン2位だったとか。
メロディーも懐かしい感じで覚えやすいし、
詩も面白いですね。
「ジョニーに伝えて、1000円返して!」というくだりは
笑ってしまいました。

さて、話は病院での話へ・・・。
病院でのレントゲンはすぐに撮ったのですが、
痛み止めと塗り薬をいただいたのみ。
レントゲン撮影も、踵の炎症だと思うので、
必要ないと思いますが・・・とドクターに言ったのですが、
いや骨の異常があるかも知れませんからと言われ
しぶしぶレントゲンを撮影しました。
結果、踵の炎症ですね・・・とドクターの説明。
心の中で、「それくらい最初からわかっとるわい」と思いつつも、
ありがとうございますと言って診察室を出ました。
まぁ、どこかに違う原因があるかも知れませんからね。

もし自分がドクターと同じ立場だったら、
何が原因かを探るためにレントゲン撮影を患者さんに
お願いしていたと思います。
立場変われば・・・というやつでしょうか。

田内先生のブログで44歳のTさんの話を書いていましたが、
東洋医学からみた彼女の体質は体が火照っている状態。
もちろん44歳という年齢もあると思います。
それに西洋薬で高温期を作る薬を処方されれば、
火に油を注ぐようになり、体が単に火照るというよりは、
常に熱く感じるようになり体力を消耗してしまいます。
結局、東洋医学的に見ればTさんの病院で処方された漢方薬は
Tさんには合ってなくて妊娠しにくい体質になってしまいます。
卵胞の質も良くなるとは思えません・・・と僕は思います。

僕の話で立場が変われば・・・と書きましたが、
診断の仕方が違うのですから治療法も変わってきます。
ただ、まったく西洋医学と治療法が違うというわけではありません。
西洋薬が素晴らしく効果を発揮することもありますし、
西洋医学の技術があればこそ多くの方が救われておりますし、
不妊治療においても体外受精もできるのです。
ですが、体質改善という面では東洋医学にも素晴らしい
効果を発揮することが多いのも確かです。

どっちもいいところを吸収すればお得だと思いませんか。

不妊治療されている患者さんで、体質改善した方が良いのでは・・・と
感じておられる方がおられましたら、ご相談してください。

次回は「不妊症とルイボスティー②」の予定です。

Omura


2013年8月18日 blog 0

鍼灸・整体と漢方の相乗効果1 (Tさん44歳) 

以前、ブログでご紹介した
漢方薬は東洋医学
の続編です。

ある時、患者Tさん(44歳)とお話をさせていただくと、
『○○○○○』という漢方薬を処方されていることが分かりました。
通常、この漢方は、身体全体が冷えてしまっていて、
しっかり温めないといけないタイプには有効なのですが、
火照りが強い患者さんに処方すると、
逆に、火に油を注ぐような結果になって、身体が余計にしんどくなります。

気温が高い時期+リセットでプラノバールを服用中+身体を温める漢方
Tさんは、ますます火照って身体がつらそうでした。
余りにもしんどかったら、一度、処方された先生に相談してみてください。
そうお願いしました。
早速、ドクターに相談をされましたが・・・

『漢方薬で身体が火照るのように感じるのですが・・・』

『それは薬の影響ではなくあなたの年齢のせいです』

患者さんの問いかけに、まるで、更年期とでも言いたげなドクターの発言。
患者Tさん(44歳)は、かなりショックで落ち込んでおられました。
そこで、
『Tさんには、この○○○○○はあってないように私は思います。
我々は、薬の服用に対して直接指導はできませんが、
京都の漢方専門 高雄病院をご紹介させていただきます。
きっと、Tさんにもっと合った漢方が見つかると思いますよ。』

そうお答えしました。
繰り返しますが、漢方薬は東洋医学です。

さて、その後のTさんの経過ですが、
全く違った処方になりました。
そして、鍼灸・整体と新しい漢方薬を併用してから、
Tさんの体調はすごぶる良くなりました。
のぼせたような上半身の熱がとれて、顔色も良くなりました。
なにより、効果を実感なさっていたのが嬉しいですね。

そして、Tさんのお話はこれで終わりではありません。
次回に続きます。

田内


2013年8月16日 blog 0

2013年前期 半年以内の妊娠(33名)年齢構成

2013 1-6 period2

残暑が厳しい毎日ですが、皆様、夏バテには気をつけてください。
不妊治療には、お盆期間の方が時間の都合が付けやすいので、
この期間に採卵や胚移植をされる患者さんも大勢おられます。
そんな、皆様のお手伝いをさせていただければと、
当院は、日曜日以外、休まず開院しております。
ご質問等は、診療時間内でしたらいつでもご連絡ください。

さて、前回の妊娠期間のグラフ  からの続きです。
1番妊娠数が多かった半年以内での妊娠(33人)に対して、
その年齢構成の詳細をグラフにしてみました。

以前に記載した 妊娠全体数の年齢グラフ
今回の半年以内の早期妊娠数の年齢グラフ、
両者を比較しますと、

半年以内の早期妊娠(33人)の平均年齢は 36.8歳
(全体数(56人)では 37.1歳)。
その差は、わずか0.3歳
年齢構成もほぼ同じようなグラフになっていました。
(40歳以上の割合は少し減っていましたが)

一般的には、若い年齢ほど早くに妊娠しやすいので、
早期妊娠の年齢層は相当低いことを想定していましたが、
当院のデータは、その予想を覆していました。
鍼灸や整体そしてスーパーライザーは、
年齢の壁を越えて、どの年代でもほぼ均一な効果を上げていた
ことを、今回のグラフは証明していました。

そして、臨床を通して感じることは、
東洋医学でご自身の持って生まれた力を引き出してあげると、
ご年齢が高くても、まるでスイッチが入ったかのように、
早期で妊娠できるチャンスが生まれることはあります。

例えば、体質改善をしてから採卵されると、受精卵の質が上がったり、
子宮環境を整えてから胚移植なさると、着床率が上がったりします。
東洋医学を上手に利用なさるのも良いかも知れませんね。

次回もデータ分析は続きます。

田内


2013年8月14日 blog 0

不妊症とルイボスティー

最近、気分転換もかねて当院でお出ししている
ハーブティーのブランドを変えてみました。
ドイツの「ポンパドール」というブランド。
125年の歴史があるそうです。
たくさん種類があるので、毎週ハーブティーの種類を変えて
皆さんにお出ししたいと思っています。ルイボス オレンジ
(セルフサービスですけどね)

今週はルイボスティーのオレンジフレーバー。
赤褐色のハーブで少しオレンジの香りがして、
スッキリした味わいです。

さて、良く患者さんにルイボスティーのことを聞かれます。
たんぽぽ茶やざくろのジュース、マカなどなど・・・。
どれもそれなりに体にいいし、不妊症に効果はあると思います。
ただ、たんぽぽ茶だけとか、ざくろジュースだけとか、
マカだけとかに偏らない方が良いのではと思います。

お茶もジュースもサプリメントもバランスよく
飽きが来ないように摂取すればいいのではと思いますよ。

緑茶はだめですか・・・と聞かれることが多いのですが、
そんなことないですよ。緑茶には血管の弾力を良くする
成分も入っており、血行を良くする働きがあります。
一日に2~3杯いただいたからと言って、カフェインの取り過ぎとは
思えません。気にすることはないと思います。
カフェインのことを言い出したら、コーヒーを毎日何杯も
摂取する欧米の人はどうなるのでしょうか。
何でも程よくいただくのが体調にも良いでしょう。

さて、ルイボスティーは南アフリカの先住民族の間で長きにわたり
「不老長寿の飲み物」として飲み継がれてきました。
不妊症の患者さんにも効果があるとも言われています。
それはルイボスティーに活性酸素を除去する効果があるからでしょうね。

じぇじぇ!!それってどういうことだべ~。
(朝ドラのあまちゃん風に書いてみました)

続く・・・。

Omura


2013年8月11日 blog 0

2013年 前期 妊娠報告2(56名) 施術期間

2013 1-6 period

参考までに、2012年前期 のグラフ
を参照なさってください。

妊娠数     56人(43人)

平均期間  6.3ヶ月(6.7ヶ月)

0-6ヶ月   33人(27人)

6-12ヶ月  16人(11人)

12-18ヶ月  5人(5人)

18ヶ月以上  2人(0人)

カッコ内の数字は、2012年前期の数字です。

半年以内での妊娠が全体の58%。
1年以内での妊娠が全体の87%。
昨年同時期とほぼ変わらない結果でした。
妊娠された人も違えば個々の状況も違っていたのに、
昨年同様の結果を導けたことは、
当院の施術方針が間違っていない事を裏付けています。

個々の内訳を見てみると、
半年以内で妊娠された33人の平均年齢は、36.8歳。
半年~1年以内で妊娠された16人の平均年齢は、37.8歳。
若い年齢ほど、早くに結果が出やすいのは間違いありませんが、
半年以内の平均年齢と、半年~1年以内の平均年齢の差はわずか1歳
つまり、早い期間に妊娠された患者さんは何も若い年代ばかりではなく、
ある程度幅広い年齢層の方だったことを物語っていました。
年齢による妊娠力の低下を当院の施術でカバーしている
そういう風に解釈しています。

病院の通院経過が長い方でも、
東洋医学的なアプローチで体質改善を行うと、
意外に早く妊娠される方も少なくありません。

妊娠に向けた体質改善、早過ぎる事はありません。
そして、遅過ぎる事もありません。
病院の治療だけではなかなか前へ進まない方も、
古くて新しい東洋医学を試してみては如何ですか?

次回もまだまだ分析は続きます。

田内