2013年7月9日 blog 0

何が起こるかわからへんNo.11-②精子の運動率4%だった

今回の何が起こるかわからへんのタイトルが、
「精子の運動率4%だった」なのですが、ご主人の問題があって
なかなか妊娠に至らないという話を紹介したいわけですが、
今回のケースは奥さんにも問題があったので、
その話から書いてゆきたいと思います。
前回は、月経周期の話を書いたと思いますが、
今回はその続きをご紹介しましょう。

経早とは・・・
月経先期とも言い、月経が早まる病症です。
月経周期が遅れることを経遅と言い、
月経周期が早くなったり遅くなったりすることを経乱と言います。
通常、月経は28日を1サイクルとしてやってきますが、
西洋医学では月経のサイクルが24日以内のことを頻発月経と言います。
これが、東洋医学では経早のことです。

頻発月経でも排卵する場合としない場合があります。
おおよその頻発月経は排卵はするが高温期を作る黄体ホルモンの分泌が
少ない黄体機能不全が考えられます。
高温期を持続できないがために月経周期が短くなってしまうというものです。

無排卵性の頻発月経は出血量が少なく、
月経期が10日以上ダラダラと続く特徴があります。
性機能が十分に成長していない思春期に良く見られますが、
成人しているにもかかわらず、月経期が長くて排卵していない
方もおられます。
いずれの場合も婦人科を受診されることをお勧めします。

以上に説明したのは西洋医学的な見方ですが、
東洋医学では経早を大きく分けて4つの原因があるとされています。

先ずは、①実熱による経早・・・

to be continued
Omura


2013年7月9日 blog 0

ブログがおかしくなって、すみませんでした

どうやらブログが見づらかったり、
出ていたブログが消えていたり、、、
皆さんにはご迷惑をおかけしました。
ごめんなさい。

ブログを作成するソフトとブラウザのバージョンが
合わなくなってしまっていたようです。
修正いたしましたので、
今後とも当院のブログを応援してください。

Omura


2013年7月1日 blog 0

何が起こるかわからへんNo.11-精子の運動率4%だった

Kさん(33才)ホームページをご覧になって来られました。
結婚して1年になるけど、妊娠に至らないので
2012年12月から 婦人科に通い始めたとのこと。
妊娠のために身体に良いことを何かやっておいた方が いいかも・・・と思い
当院に来られたようです。

Kさんの体の状態は
・月経周期が26日
・PMSで生理痛が2日間ほど続く
・ストレスがお多い
・ヒューナーテストは未だしていない
・花粉症 ・足の冷え
・肩こり 以上のような症状がありました。

舌の状態は
・舌の色はピンクより赤い
・舌の苔は黄色っぽい
・舌の先は特に紅く、舌の裏も赤黒い感じでした。
上記の症状からすると経早(けいそう)の症状に
日頃のストレスでイライラしている状態が続いて
肝気鬱結(かんきうつけつ)が結びついているようでした。

経早とは・・・
to be continued
Omura


2013年6月30日 blog 0

初産平均年齢 初めて30歳超える

先日、今年の少子化白書が出ました。

2011年の平均初婚年齢は夫が30.7歳、妻が29.0歳(前年より+0.2歳)。
第1子を出産した母親の平均年齢は、
2011年に30.1歳と、初めて30歳を超えました。
(1980年の26.4歳と比べると、+3.7歳)。
「晩婚化」、「出産の高齢化」があらためて指摘されました。

一昔前は、2年間、夫婦生活を過ごしても妊娠できない場合、
不妊症を疑って、病院に行くケースが多かったと思います。
それは、WHOによる不妊の定義が、
「避妊をしていないのに2年以上にわたって妊娠に至れない状態」と、
なっていたからです。

しかし、最近の晩婚化が進んでいる日本では、
2年を待たずして病院に行かれるケースが増えています。
それは、『卵子の老化』、『育児の大変さ』を考慮すると、
必然なのかも知れません。
早くに通院なさるのは、決して悪いことではないと思います。

そして、当院にお越しになる患者さんの年齢層を見てみると、
30代前半の患者さんが少しずつ増えています。
その中には、病院には行かず、東洋医学で体質改善をして
自然妊娠をご希望の患者さんもおられます。

初診で来られた患者さんの場合、
まずは、東洋医学的な視点で問診させていただきますが、
同時に、西洋医学的な問題点もお聞きします。
必要であれば、病院での基本検査を勧めることもありますし、
ご希望があれば、不妊専門病院をご紹介させていただく事もあります。
あるいは、漢方専門病院をご紹介する事もあります。
つまり、患者さんのご希望である妊娠に向けて、
多角的にご提案させていただきます。
これは、大村院長が17年もの間、不妊治療に携わる中で、
積み上げてきた賜物です。
不妊専門鍼灸院はたくさん増えてきましたが、
不妊専門病院のドクターや漢方専門ドクターと提携している当院は、
かなり珍しい存在だと思います。

ちょっと大げさですが、今後も、
<妊娠をご希望なさる患者さんのトータルアドバイザーでありたい>
という気持ちで、皆さんの妊娠に向けてお役に立ちたいと願っております。

田内
※当院から徒歩5分程にある池坊総務所前の飾り。
道行く人の心を和ませてくれますね。


2013年6月26日 blog 0

スーパーライザーPXの成功例1(初めての採卵)

スーパーライザーPXを鍼灸や整体と併用して妊娠なさった成功例は沢山ありますので、
いくつかのカテゴリー分けをして、整理してみますね。
今回は、初めての採卵周期に対してスーパーライザー(以下SL)を併用して
妊娠に至った事例を取り上げます。

1)Mさん 35歳
初めての体外受精周期(ショート法)で鍼灸や整体と併用してSLを2回利用。
15個採卵→11個受精→5個胚盤胞凍結
初めての凍結胚盤胞移植で妊娠。

2)Kさん 31歳
初めての体外受精周期(ショート法)で鍼灸や整体と併用してSLを2回利用。
16個採卵→14個受精→8個胚盤胞凍結
初めての凍結胚盤胞移植でSLを同様に1回併用して妊娠。

3)Oさん 41歳
初めての体外受精周期(ショート法)で鍼灸や整体と併用してSLを1回利用。
25個採卵→17個受精→7個胚盤胞凍結
2回目の凍結胚盤胞移植でSLを同様に2回併用して妊娠。

4)Kさん 39歳
初めての体外受精周期(ショート法)で鍼灸や整体と併用してSLを1回利用。
25個採卵→18個受精→6個胚盤胞凍結
初めての凍結胚盤胞移植でSLを同様に1回併用して妊娠。

5)Gさん 40歳
初めての体外受精周期(ショート法)で鍼灸や整体と併用してSLを1回利用。
13個採卵→9個受精→7個胚盤胞凍結
しかも、全てAグレードでした。
初めての凍結胚盤胞移植で妊娠。

6)Yさん 35歳
初めての体外受精周期(ショート法)で鍼灸や整体と併用してSLを1回利用。
13個採卵→9個受精→7個胚盤胞凍結
しかも、Aグレードが5個も残りました。
初めての凍結胚盤胞移植でSLを同様に1回併用して妊娠。

ここに挙げた皆さんは、しっかりと準備なさった結果、
幸いにも沢山の受精卵がストック出来ました。
そして、いずれも余剰胚を残して妊娠に至りました。

もし、出産後(妊娠から約2年後)に第2子をご希望なさった場合、
2年前の余剰胚で胚移植出来るメリットは計り知れません。
つまり、2歳若い時の受精卵でトライできるのです。

例えば、上記の Oさん41歳を例にとると、
2年後の43歳で第2子を希望した場合、
43歳でまた採卵からスタートするのと、
すぐに胚移植でトライ出来るのでは、
費用的、身体的、精神的にかなり大きな違いになります。
43歳からの採卵は、41歳の時よりも条件が厳しくなります。
それは、育児で疲労が溜まっていることに加えて、
卵子が老化していく事も考え合わせると容易に想像できます。

当院は、決して体外受精を推し進めている訳ではありませんが、
原因不明でなかなか授からない方は、
自然妊娠にこだわって時間を浪費してしまうと、
妊娠するチャンスを失ってしまう可能性があります。
それは、これまでの多くの臨床経験からの率直な感想です。

初めての体外受精周期に、しっかり体調を整えて準備してから採卵されると、
上記のように、採卵数、受精卵数、受精卵のグレードが上がる傾向にあります。
良質な受精卵に巡り合えると、グッと妊娠に近づきますからね。

加えて、卵巣に負担をかける刺激周期での採卵は、毎周期出来る訳ではありません。
準備期間に、当院の鍼灸・整体・スーパーライザーを上手く利用なされば、
意外に早く妊娠に近づくかも知れませんよ。
お気軽にご相談ください。

田内