2012年7月5日 blog 0

Mさん38歳、苦難を乗り越え新鮮胚移植で妊娠 2

体外受精によって、みごと妊娠したMさんでしたが、 その涙の訳は・・・以前、子宮体ガンの治療を受けており、 ドクターから、妊娠-出産後に子宮摘出を告知されていたのでした。 年齢的な事、 子宮の状態、 まさに、ダブルのタイムリミットとの戦いでした。 加えて、黄体機能不全、子宮内膜が薄い、と着床に問題を抱えていたので、 胚移植後は、Mさん自身の女性ホルモンがしっかり出るように 施術しました。 まだ出産には至っていませんが、本当に妊娠できてよかったですね。 Mさん。 まもなく、今年上半期の妊娠されたデータをブログにてアップさせて頂きますが、 妊娠平均年齢は去年を上回っていました。 なのに、妊娠数は昨年を上回るペースで妊娠されていたんですね。 通常、年齢が上がれば妊娠数は下がるはずですが、 当院のデータは、その逆になっていました。 詳細は、後日公開させて頂きますね。 タウチ ※写真は、先日頂いたお土産


2012年7月2日 blog 0

バリ島・バリバリツアー ①

ちょっとブログをおやすみしていました。 ・・・というのも、早めの夏休みをとって、 バリ島に行ってきました。 夏休みをいただくのは5年ぶり。バリ島へ行くのは初めてです。 6/27(水)に日本に帰ってきてから、6人の患者さんと バリ島の話をしたのですが、6人中5人がバリ島に旅行した 経験があるらしくて、これってすごい確立というか、 みんなバリ島に行ってるんだなぁ~と、ちょっとびっくりです。 待合室でH さんとその話をしたら、 「だって、先生、もう学生時代から海外旅行に気軽に行っている 年代でしょ。」 思わずドキッ!!そんな・・・僕が学生時代には気軽に海外旅行なんて まだなかったと思います。特に海外に興味がないと、 飛行機に乗って海外へ・・・なんて風潮ではなかったです。 だって、1ドルが270~280円くらいだったから・・・。 1ドル360円の固定制ではなくなっていたので、幾分か団塊の世代の 人たちよりは海外に出る学生たちが増えてはいましたけどね。 地球の歩き方を持ってね。 ですが、「俺だって30年ほど前、大学生時代に海外旅行に行ったんだよ~ん」 ・・・とちょっと見栄をはってしまいました。 行先はアメリカ西海岸とハワイ。 1か月間の一人旅でした。 この話はまたの機会にご紹介することにしましょう。 さて、これから何回かに分けてバリ島での珍道中と 素敵な体験をご紹介してゆきたいと思います。 2枚の写真はアングルが違いますが、 最初に宿泊したクプクプジンバランというホテルの プールを撮影したものです。 プールの両サイドには2階建てのヴィラ。 1階がリビングで2階が寝室です。 僕の宿泊したのは18号室でスウィートサイズですが、 1階と2階を一部屋にしたようなつくりでした。 夕日の写真は部屋のベランダから撮影したものです。 余りにも沈んでゆく夕日がきれいだったので、 慌てて写真を取り出してシャッターを切りました。 心が解放されるような風景に癒されました ・・・が、とんだハプニングが待っていました。 to be continued Omura  


2012年7月1日 blog 0

Mさん38歳、苦難を乗り越え新鮮胚(初期胚)移植で妊娠 1

先日、安定期に入ったので・・・と
わざわざご挨拶に来院された患者のMさん38歳。
初めて来院されたのは、昨年末の寒い日でした。

まずは、問診から。
タイミング、人工授精とトライするも妊娠に至らず。
次周期、初めての体外受精(ロング法)にトライする予定。
その準備として、ピルを服用して卵巣を休めている最中。
こんな状態での初診でした。

日程をお聞きしたころ、鍼灸・整体での体外受精までの準備期間は約1ヶ月間、
少々短いですが、まずは、卵巣がシッカリ休まるようにと1回目の施術を終えました。
(個人差はありますが、刺激周期での体外受精に向けて、鍼灸・整体で体質改善を
ご希望の場合、2~3ヶ月位準備期間が必要な方もおられます)
施術後、身体がホカポカしてとても気持ちが良かったと喜んで帰られました。
その後、もう1回、整体に来て頂きました。

そして、生理が来て注射(採卵周期)がこれから始まる頃に
鍼灸施術にご案内しました。
前回の施術での体質改善が気になったので、
この周期の生理痛をお聞きしたところ、
以前の3割位に激減していました
生理は、必要無くなった子宮内膜を剥がして捨てる排泄行為です。
ですから、体質改善が進むと、排泄が上手く行くので生理痛は必ず軽減します
そして、生理中に鍼灸+SL、卵胞期に鍼灸+SLで準備を整え、
採卵に臨んで頂きました。
結果は・・・
12個採卵、
11個受精、
初期胚で2個新鮮胚移植、
5個胚盤胞凍結。

初期胚を含めて、7個残ったので、とっても優秀な成績でした。
(一般的には、受精数の3割位しか胚盤法には残りません)

そして、胚移植に合わせて鍼灸で着床の手助けをさせて頂きました。
結果は、初胚移植でみごと妊娠。

妊娠判定後、流産予防に来て頂いた時に、
うっすら目に涙がうかんでいました。
当院の患者さんは、いずれも苦難を乗り越えての妊娠がほとんどですが、
彼女の涙の訳は少し事情が違っていました。
その事情とは・・・続く

タウチ


2012年6月29日 blog 0

卵子の老化と日本人 2

さて、前回、卵子の老化について病院での治療法は無いと
書きました。
それに対して、当院の患者さんは・・・
受精卵のグレードが上がる。
胚盤胞に残る確率も上がる。
卵胞が育ちやすい。
この結果は、どう解釈したらよいのでしょうか?

鍼灸・整体によって、卵子の老化を改善しているのかどうかは
定かではありませんが、結果的には、
そのような事が起こっているのは事実なのです。
私の推測ですが、少なくとも鍼灸・整体には、
「患者さん本人の卵巣力・子宮力を活性化させることが出来る」
のだと考えます。

あの番組の中で、受精卵がうまく育たなかったのは、
本当に卵子の老化だけが原因なのでしょうか?
患者さんは、自分の持っている卵巣力を十分発揮して
採卵出来ていたのでしょうか?
精子力はどうだったのでしょうか?

当院において、初診時の問診でよく感じるのは、
患者さんは、治療経過が長くなるにつれて、
通院がストレスになっている方がほとんどなのです。
人間は、強いストレスがかかると、本来の力を発揮出来なくなります。

誤解の無いように書いておきますが、病院での治療は必要です。
しかし、それだけでは、うまく妊娠にたどり着けない方もおられます。
そんな時は、体質改善とストレス解消のために、
鍼灸・整体をうまく利用なさるのも一つの有効な手段だと思います。
それと、卵巣年齢、子宮年齢と実年齢は必ずしもイコールでは無いです。

WHOの調査によると、全世界で不妊カップルは1億8600万組。
世界全体の共通問題になりつつあるそうです。
一人でも多くの患者さんの元に、赤ちゃんが授かるように、
微力ながら応援させていただきます。

病院での治療に行き詰っておられたら、一度ご相談ください。

タウチ

2011年の当院で妊娠された方のデータを公開しています。
参考になさってください。
(2012年のデータは、現在集計中です。いずれご報告いたします)

2011年 妊娠報告(72名)No.1 妊娠年齢別グラフ

2011年 妊娠報告(72名)No.2 施術期間別グラフ

2011年 妊娠報告(72名)No.3 施術回数別グラフ

2011年 妊娠報告(72名)No.4 妊娠方法別グラフ


2012年6月27日 blog 0

卵子の老化と日本人 1

ブログをサボりぎみのタウチです。

先日、「卵子が老化」という衝撃的なタイトルのTV放送がありました。
ご覧になった方も多いかと思います。
見逃した方のために間単にご説明を・・・

まず、日本の不妊治療を取り巻く実情について説明。
不妊カップルは6組に1組。
体外受精件数 年間21万件
不妊の事について誰にも相談できない国民性。
卵子の老化について正しい情報を知らない日本人。
不妊の原因は半数は男性に原因があるのにも関わらず、
不妊治療に消極的な日本の男性。

そして、日本のある医師に密着取材。
体外受精の成功率が年齢と共に低下するのは、卵子の老化が原因。
それを食い止める手段は無い。
男性にも理解を求めて早く治療した方が良いというスタンスでした。

この番組では、統計結果と医師の立場からの視点になっています。
確かに、卵子は老化していきますし、正論なのは間違いないです。
加えて、病院では、卵子の老化や卵子の質低下に対しての対応策がないのです。
これだけ、医学の進歩が目覚しいのに。

私が、番組を拝見していて残念に感じたのは、
今、現実に、妊娠出来なくて悩んでおられる方に対しての
応援メッセージがなかった事です。
そこで、タウチは、東洋医学の立場から、
頑張っておられる患者さんの声を代弁させて頂きます。

当院には、病院だけでは妊娠出来ずに、
治療に行き詰った患者さんが大勢お越しになります。
我々は、そのような患者さんに、鍼灸・整体で施術をさせて頂いておりますが、
その結果の一部を列記します。

受精卵のグレードが上がる。
受精卵に残る確率(数)が上がる。
半年以上卵胞が育たなかったのに、連続して卵胞が育つ。
全く排卵していなかった片側の卵巣から排卵。
そして、その延長上に妊娠して卒業。

患者さんの頑張り次第では、まだまだ可能性があるのです。
それと、卵巣年齢、子宮年齢と実年齢は必ずしも一致しないと思います。
ちょっと長くなりましたので、
具体的な話は次回に書きますね。

タウチ