2012年5月1日 blog 0

I さん 38歳、14回目のAIHで妊娠。しかも一卵性双生児 2

さて、通水検査をしてもらった I さん でしたが、
卵管の左側は問題なし。
右側は詰まり気味だったが、最終的には通過。

この事から、右から排卵した場合は、妊娠の見込みはほとんど無い。
つまり、妊娠確率が通常の1/2だったことを意味しており、
この状態で、12回も人工授精をしていたので、
時間を無駄にしていたかも知れません。

加えて、もし、卵管が詰まっていなかったとしても、
通水検査は卵管の掃除にもなるので、
卵管検査後、約半年位の妊娠率は上がる傾向にあります。
(今回は、通水して4ヶ月後の妊娠)

さて、通水で卵管の通りが良くなった I さんでしたが、
まだ、ストレスが残っており、その影響で口角炎を発症していましたが、
鍼灸施術によってそれも治まり、さらに体質改善が進んでいきました。

そして、14回目の人工授精前に来院された時、
卵胞がかなり大きくなっていたので、
人工授精前に排卵してしまわないか心配との事でした。
そこで、排卵止めの鍼灸をして、
無事、人工授精直後の排卵になりました。

その後、高温期の子宮内膜が薄いことが判明したので、
I さん自身の女性ホルモンがしっかり出て、
子宮内膜が厚くなるように施術を行いました。

その結果、晴れて妊娠。

今回の要点は3つ。

1.転院して通水検査で卵管のつまりがとれた。
2.排卵止めの鍼灸で、排卵直前に人工授精出来た。
3.高温期に子宮内膜を厚くするように施術出来た。

妊娠判定後、咳喘息が続いていたので、
薬剤に頼らず、鍼灸施術によって症状改善しました。
妊娠初期は、出来れば薬を使わないに越したことはないですからね。
その後も、つわりの軽減や花粉症対策も妊娠初期に影響の出ない程度に行い、
無事、不妊病院を卒業、現在は、産科に通院中です。

本当に妊娠出来て良かったですね、I さん。

不妊治療は戦略(計画)が必要です。
当院は、不妊治療に特化した専門の鍼灸院・整体院です。
しかし、東洋医学一辺倒の偏った考えではなく、
東洋医学的な戦略、
西洋医学的な戦略、
その両方とも等しく大切だと考えます。

病院での治療経過、
東洋医学的な問題点、
生理周期に合わせた施術、
それらを加味して、
患者さんに合ったオーダーメイドの施術を行っております。

ほんの少しの事がキッカケで、妊娠に至るケースもあります。
お気軽にご相談ください。

タウチ

※写真はペチュニアの花
花言葉は「心がなごむ」「心のやすらぎ」


2012年4月30日 blog 0

橋本先生のブログ

みなさん、ゴールデンウィークはいかがお過ごしでしょうか? ゆっくり過ごすのもよし、旅行にアウトドアに忙しくするのも いいですね。仕事されている人もいるようですが、休み明けに いろいろ計画をたてているかも知れませんね。 私は3~6日はお休みをいただきますが、それ以外は仕事。 休みを利用して治療に来られる方も少なくありません。 日程が合えば人工授精や体外受精で移植される人も多いですね。 前回の「何がおこるかわからへんNo.4」を5回シリーズにして、 以外にも好評でした。 患者さんから、「何がおこるか・・・」を読んでいると、 元気が出てきます・・・と何人かに言われました。 うれしいですね~。 今、次の「何がおこるか・・・No.5」を制作中ですので、 もうしばらくお待ちください。 さて、今回は元気がでるというか、癒しのブログをご紹介しましょう。 いつも漢方でお世話になっている 高雄病院の橋本先生のブログです。

タイトルは「漢方医学の勉強と自然の日記」 ・・・とちょっと専門的? ・・・と思ってしまいそうなタイトルですが、 全然難しい内容ではありません。 私もときどき気の向いた時ではありますが、 橋本先生のブログを覗いています。 自然の写真と音楽アルバムの紹介が多いので、 興味のある方は覗いてみてください。 Omura


2012年4月29日 blog 0

I さん 38歳、14回目のAIHで妊娠。しかも一卵性双生児 1

『病院で診察してもらったら、一卵性双生児だと言われました。』 そこに立っておられたのは、笑顔の I さんでした。 2人目を希望されて3年以上。 AIHを12回トライして全てマイナス判定。 周りが2人目を妊娠していく中、自分だけが取り残されて行く。 精神的にも焦りと不安とイライラがいっぱい。 I さんの問診はそんな感じで始まりました。 まず、東洋医学的な問題点。 Iさんは、「肝気鬱結」つまりストレスいっぱいの状態でした。 『ストレスを軽減して、不眠を解消しましょう!』 という方針で初回の鍼灸を行いました。 鍼灸をしたその晩は、ぐっすり眠れるようになりました。 次に、西洋医学的な問題点。 病院での治療経過を聞いたところ、 人工授精を12回も続けていたのにもかかわらず、 卵管検査を全くしていない事がわかったので、 現在の病院で検査してもらうようにお願いをしました。 何故なら、タイミングや人工授精で妊娠を希望される場合、 少なくとも次の3点は、要チェックだからです。 1.卵子が周期的に排卵していること 2.精子の状態が妊娠可能な数・量・運動率であること 3.卵管が通っていること I さん、1と2は問題なし。 しかし、3.は1人目が自然妊娠だったので、 大丈夫との過信があったからか、 出産以降の5年間、全く卵管検査していませんでした。 話を戻します。 病院に検査のご相談をされたI さん、 しかし、先生からあまり良い返事がもらえませんでした。 そこで、打開策として、本人のご希望もあったので、 当院から別の不妊専門病院をご紹介しました。 (のちに、転院して本当に良かったと言っておられました。) さて、事情を把握してくださった先生は、 早速、次周期に通水検査をしてくださいました。 その結果は・・・続く タウチ


2012年4月23日 blog 0

A さん45歳、奇跡的に採卵。

『明日、自然周期の採卵が決まりました。 でも、排卵しそうなんです。』 A さんが急遽、採卵決定の直後に、当院にご相談に来られたのは、 先週の夕方頃でした。 内診と採血結果を教えて頂くと、 卵胞 18mm LH 80 P 1.29 LH もP も両方上がっているので、 いつ排卵してもおかしくない状況でしたが、 (自然周期の採卵は常に排卵のリスクがありますからね) 大村院長と相談しまして、 急遽、排卵止めの鍼灸を行いました。 そして、翌日、 『採卵できました』 とA さんからの連絡がありました。 なかなか卵胞が育たない方なので、 本当に採卵できて良かったです。 いずれ、データを整理してご報告させて頂く予定ですが、 今までのところ、排卵止めをしたケースは25件程、 その9割以上が採卵出来ました。 当院は、患者様の様々な状況に対応しています。 いつでも、お気軽にご相談ください。 タウチ


2012年4月14日 blog 0

Iさん40歳、1人目トライ時の凍結胚移植で妊娠。

『1人目妊娠時に鍼灸の良さは分かっていたけど、
湿疹が少なくなって、改めてビックリしました。
鍼灸って、いろんな事に対応できるんですね。』

と驚いておらたのは、患者Iさん40歳。
全身に湿疹(アトピー様の症状)が出ていたので、
『不妊治療うんぬんよりも、まず、体調を整えて、
その症状軽減からしましょう!!』
という事で、1回目の鍼灸施術を終えて、
翌週の再診で来られたときに冒頭のコメントを頂きました。

そのIさんの初来院は、クリスマス前の寒い頃でした。
以前、1人目希望の時に鍼灸サロン(足立病院内での鍼灸)に
通院をしながら妊娠、出産。
今回、その時の凍結胚を使って、2人目希望ということで
当院に来られました。
次周期に凍結胚移植を考えているので、
その準備をしたいとの事でした。

早速診させて頂くと、全身に発疹(アトピー様の症状)が出ており、
しかもひどくお疲れのご様子。
『胚移植どうこうよりも、まず、体調を整えて・・・』と提案して、
鍼灸施術をスタート。
冒頭のように、1回目の鍼灸で症状が軽減。

体調が上向きになった次周期、
低温期に鍼灸施術とスーパーライザー
子宮内膜が11mmと厚くなり
胚盤法の凍結胚移植で妊娠。

その後、流産予防の鍼灸にご案内したときに
『どうやら風邪でのどが痛いんです。』との事。
妊娠初期の風邪はとても危険です。
風邪のウイルスがお腹に悪影響を及ぼすと、
流産のリスクが高くなりますからね。

早速、妊娠に影響のない程度に鍼灸施術を行い、
『再度、つばを飲み込んで下さい。』
『あれ、のど痛がほとんど無くなってる』
とまたまたビックリして、笑顔で帰られました。

当院では、不妊治療に特化した鍼灸をしていますが、
施術のベースになるのが体質改善です。
体質改善が進むと、
アトピー様症状、慢性鼻炎、花粉症、甲状腺機能低下症、精神疾患
等々の症状が軽減していきます。
そして、それをキッカケに妊娠に至るケースもあります。
不妊の原因として、上記の症状で悩んでおられる方は、
一度、ご相談ください。

タウチ