2012年3月19日 blog 0

何が起こるかわからへんNo.4-2 4日目で2分割だった

流産の悲しみを引きずりつつも前に向かっていこうと

再び治療を再開Wさん。

人工授精で妊娠できたのだからということで、

しばらくは人工授精とタイミング療法をを続けたが

妊娠には至らなかった。

そして再び採卵し体外受精の治療に戻ることになりました。

クロミッドを服用しての自然周期の採卵を続けましたが、

なかなか受精をするもののグレードのいい受精卵が

できませんでした。

Wさんも42歳になり、「いつまで続けたらいいんでしょうね・・・」と

いう話もしばしば出てくるようになって、

「・・・ん~、こればかりはご夫婦で話し合って自分で決めるしかないね」と

アドバイス。ただ、「もう少し頑張ってみたら・・・」とも言いました。

受精卵のグレードは決して良くはないのですが、

ちゃんと採卵できるし、受精しているからまだ希望はあると

思ったからです。

それから何度か採卵し受精をするものの胚盤胞までなかなか

辿り着けません。

確かに受精卵のグレードは以前よりも良くなっているのですが、

問題があるとすれば食生活運動かな。

仕事はフルタイムでストレスの多い職場で、仕事から帰ってくると

もうグッタリのようでした。

合間に有給休暇を駆使して病院に行かないといけないし、

ちゃんとした食生活もできていないようでした。

何といっても、夕飯がパンとかお菓子で済ませるような状態。

これには、ちょっと参った感がありました。

Wさん無類の甘党だったのです。

to be continued

Omura


2012年3月18日 blog 0

Kさん40歳、困難を乗り越えて自然妊娠

『運動精子がほとんどいないんです。』
『どうしたらいいですか?』

ヒューナーテストの結果が「不良」 と出たばかりの患者Kさん、
ご主人と一緒に診察直後に立ち寄ってくださいました。
オリモノも硬いと言われ、年齢的な事もあって、
医師からはステップアップを宣告されたそうです。
奥様は動揺、ご主人の顔は蒼ざめていました。

『1回だけでは判断つかないので、再度ヒューナーテストの
結果を待ってからでいかかですか?
それでもダメなら精液検査をして、
今後の方向性を検討する必要がありますね。』
とお答えしました。

Kさんは、以前、足立病院内の鍼灸サロンで妊娠された方で、
3人目を希望されての来院でした。
既に、2人出産されているので、当然、自然妊娠でとお考えでしたが、
しかし、冒頭のような結果に・・・

まずは、病院での検査項目の確認をしていきました。
タイミングの場合、少なくとも、次の3点はチェックが必要です。

1.毎月、きちんと排卵している。
2.精子数・量・運動率が基準値を満たしている。
3.卵管が通っている。

1.排卵については、
Kさんの場合、毎月の排卵は確認できましたが、
周期のバラツキがありました。

2.精子の状態については、冒頭のように、
ヒューナーテスト結果は不良。運動精子がほとんど無し。
それと、奥様のオリモノが硬い(精子が泳ぎにくい)。

3.卵管チェックは、前月に卵管造影検査済みで、
右側がつまりぎみ、左側は通っているとの診断結果。

つまり、Kさんの場合、既に2人出産されていましたが、
排卵時期のバラツキがあり、
精子状態が悪く、
卵管も右側つまりぎみ、
オリモノも硬い、
加えて40歳のご年齢。

自然妊娠はかなり難しく思えましたが、本人の希望もあり、
しばらくタイミングで様子を見ることに・・・

まず、奥様については、鍼灸・整体で生理周期を整えて、
排卵時期を安定させる事に重点を置きました。
東洋医学的には、「肝気鬱結」つまり、ストレス一杯の状態で、
それが原因になって、生理周期のバラツキと
生理痛があり、生理中に血塊が出ていました。
それと、ご主人と一緒に漢方専門病院への通院も紹介しました。

そして、鍼灸・整体施術開始から3ヶ月後の生理に変化が・・・。
生理痛の軽減と、血塊が無くなったのでした。
実際、継続施術している方のほとんどは、
生理痛の軽減と生理の色が改善しています。
これは、体質改善が進んでいるサインでもあります。

注)生理痛改善の詳細については、生理痛サイト をご覧になってください。

その後、再度のヒューナーテストで結果が良好に。
タイミングも排卵直前にとれたので、
祈るような気持ちで待っていると、
妊娠しました!
との報告を受けたのは、初診から4ヶ月後の事でした。

諦めずに、頑張って良かったですね。Kさん。

先程、TV番組で、30代の6組に1組は不妊治療を受けている
という現実を報道していました。
治療の継続は、金銭的、肉体的、精神的に患者さんに負担をかけます。
当院では、1日でも早く、皆さんが妊娠して卒業されるように、
お手伝いさせていただきます。

タウチ


2012年3月13日 blog 0

Wさんの愛犬 小次郎(ペットNo.16)

今回は、Wさんの愛犬 小次郎(ゴールデンレトリバー、4歳、♂)です。
ペットシリーズ初の大型犬ですね。

『大きな体ですが、いつも人の側に寄り添っていないと落ち着かない
とても甘えん坊のワンコです。
人が大好きで、いつも散歩中は通りすがりの皆さんに営業をかけ、
成功すると頭をなでてもらってます。』

とコメントをいただきました。
一般的に、大きなワンコは心優しいですよね。
小次郎くんの癒し効果で
うまく妊娠出来る事を願っています。

今後も皆さんの癒しのペットをご紹介ください。
犬、猫、ウサギ、ハムスター、金魚・・・どんなペットでも構いません。
できれば、写真とペットについての一言コメントを送ってくださるとなお嬉しいです。
ご投稿は下記のアドレスまで・・・
タウチが責任を持って掲載させていただきます。

karasumaoike2011@hotmail.co.jp

タウチ

※とっても優しそうな眼差しの小次郎くん


2012年3月11日 blog 0

Kさん36歳、初めての子宝ソフト整体で初妊娠。

「何が起こるかわからへん」シリーズが始まりましたね。
毎日、臨床で患者さんと接していると、
えっ、本当?? という話を耳にします。
Wさんもその1人で、経過は私も知っていますが、
大村院長にしか分からないエピソードもありますから、
タウチも密かに続きを楽しみにしています。

さて、今回は、福井県からお越しの患者Kさんのお話です。
人工授精10回、胚移植4回、全てマイナス判定。
5回目となる胚移植の前に何か準備しておきたいとの想いで
お電話を頂きました。

まず、西洋医学的な問診。
「高プロラクチン血症」
「黄体機能不全」
「子宮内膜が薄い」
との診断でした。
加えて、ご主人の精子状態があまり良くないので、
体外受精にステップアップ中でした。

次に、東洋医学的な問診。
身体の冷えと浮腫があり、色白で疲れやすい。
元気のパワー不足、「気血両虚」タイプでした。
それと、ストレスも少しありました。

そんなKさんの施術ポイントは・・・

1.ストレスを緩和して、移植直前の緊張感を和らげる。

2.全身の血行を良くして(特に子宮)、身体を温める。

3.女性ホルモンの分泌を促進することで子宮内膜を厚くして、
  着床を助ける。また、高温期を維持しやすいようにする。

その結果、たった1回の整体で初妊娠。

『身体がポカポカになり、特にお腹が温まりました。』
『以前、他で整体を受けていましたが、
身体の温まり方や気持ち良さが全然違っていました。』
『整体で移植前の準備が出来て本当に良かった。』

とコメントを頂きました。

このケースのように、胚移植の直前に整体や鍼灸を受けると、
妊娠に至るケースがあります。

高プロラクチン血症は、薬である程度抑制できますが、
黄体機能不全や子宮内膜が薄い方は、
病院での注射や投薬だけでは、なかなか改善しないケースも多いです。
そんな時、鍼灸や整体を併用すると、
高温期が安定したり、子宮内膜が厚くなりやすかったりします。

病院の治療だけで妊娠される方もおられます。
しかし、そうでない方も大勢おられます。
その場合、病院と併用して鍼灸や整体を利用するのも良い手段だと思います。
相乗効果で妊娠への近道になりやすいからです。

うまくいかなくてどうしてよいか悩んでおられたら、
お気軽にご相談ください。

タウチ


2012年3月10日 blog 0

何が起こるかわからへんNo.4 4日目で2分割だった

「何が起こるかわからへん」シリーズも久しぶりですが、
今回でNo.4になります。

今回は先日、44歳になったWさん、無事2800グラムの
女の子を苦難の荒波を乗り越えて出産されたお話。

何と自然分娩で、所要時間はたったの2時間。
出産されて次の日に連絡があり、
体調もまあまあのようでした。

Wさんとはもう3年くらいのお付き合いになります。
鍼灸治療を始めてから半年くらいだったと思います・・・。
かなりの回数体外受精をされていたのですが、
次の体外受精の合間に人工授精ということで、
その周期に合わせて陰陽バランスをみて
治療させていただきました。

結果、妊娠。
「良かったね、体外受精せずに済んだね」と
一緒に喜びました。

・・・ですが、喜びもつかの間で、心拍の確認ができず
流産されてしまいました。
妊娠できたのに・・・悲しんでいても仕方がないと
Wさんは妊娠できるということが分かっただけでも
次、頑張れますと言ってくれました。

ただ、そこからがちょっと長い道のりでした・・・。

to be continued
Omura