2011年1月27日 blog 0

私、タヒチに住んでました 6(愛すべき動物達編)

約10年程のタヒチ生活では、様々な動物達と触れ合ってきました。
今回は、その動物達の一部をご紹介します。

1.マンタ(オニトマキエイ)
写真1は、内海(ラグーン)に餌を求めて入り込んできたマンタ。
まだ子供サイズで両翼約1m位でしょうか?

その昔は、両翼2m以上のマンタの片方の角?がイカダ周辺のロープに絡んでいたのを
小さなボートで救出したこともありました。
ボートに引き上げる時、重すぎてあやうく転覆しかけました。
その時、記念にマンタの口に手を入れさせてもらいました。
写真がないのが残念ですが・・・。
(全国のダイバーの皆さんごめんなさい)
勿論、そのあとは無事に海へと戻した事を忘れず報告しておきます。

2.ウミガメ
写真は、ウミガメもよくラグーンに入り込んでいましたので、
時々、ロープに絡んでいたところを救出しました。
写真2はタイマイ、写真3はアカウミガメだと思います。
どちらも保護動物なんで、勿論、海へ戻してあげました。

3.ナポレオン(メガネモチノウオ)
写真4は、パス(水路)でタヒチアンが釣り上げたナポレオンフィシュ。
頭においている私のゾウリから計算すると、体長1mくらいの大きさでした。
このあと、彼らの胃袋へと導かれてました。
(全国のダイバーの皆さん、私は食べておりませんので)

4.豚
写真5は食用で放飼いになっていた豚。
各家の残飯が彼のご馳走のようでした。
愛着が出過ぎると食べれなくなるのは、万国共通でしたね。

5.ヒヨコ
放飼いの鶏が各所にいました。
親の後を数十尾のヒヨコがあとをついて歩いてました。
一番鈍くさそうなのを捕まえて、写真6をパチリ。

まだまだ、いろんな写真があったのですが、ある出来事をきっかけに、
無くなってしまいました。
次回はその話を・・・。

田内


2011年1月24日 blog 0

私、タヒチに住んでました 5(真珠編)

土曜日、患者のKさんから
『ブログ楽しみに見てるよ』『次はいつ更新するの?』
と言って頂きました。
このタヒチ話をどこまで続けるか?
当初のブログの主旨と全く無関係なので毎回悩んでおりました。
その日はすごく忙しかったんですが、Kさんの暖かい一言で疲れが吹っ飛びました。
おだてに弱い単純な私は思いました。もう少しこの話を書き続けようと。
ほんとにつまらない話なので、息抜き程度に読み飛ばして下さい。

さて、黒真珠は出来上がるのに18ヶ月必要と前回書きました。
それゆえ、真珠養殖の仕事で何が楽しいかと言うと、
間違いなく浜上げの時でした。
しかし、同時に、自分の評価にも繋がっていましたので、
浜上げ当日の朝は、毎回、緊張でお腹を下していました。
綺麗で大きな真珠が出来た時にはみんなで喜びました。
ダメなときはみんなから非難を受けました。
まるで、551のあるとき、ないとき・・・みたいでしたね。
各自、浜上げ時には、自分の作った真珠を見て今後の仕事の修正をしてました。

実は、黒真珠ほど色と形のバリエーションが豊富な真珠はありません。
色は、「黒真珠」と言っていますが、ブラックやグレーは三級品です。
一級品の色は「ピーコックグリーン」と呼ばれています。
グリーンが主体でピンク、ブルー、イエロー等が少し混ざった状態で、
あたかも孔雀の羽色のように様々な色が混在していることからその名が由来しています。
形は、ラウンド(球形)、セミラウンド(半球形)、ドロップ(涙形)、ポワール(洋梨形)など、
色々な形が存在します。
色も形も個性的な真珠といえます。
ちなみに、アコヤ真珠を黒く染色したもの(9mm以下の大きさが多い)は
黒真珠ではありませんのでご注意を。

当時は、日本に帰国する度に、色々なジュエリー店を見て回りました。
20年前は、ブラック、グレー色を当たり前のように勧めるお店が多数あり、
(法事用に使うイメージが強かったのか?)
「ピーコックグリーン」はどこに行ったの?と悲しい思いをしてきましたが、
10年前位から、徐々に見かけるようになってきました。
もちろん、そういう良質な黒真珠を扱っているジュエリー店は信頼できるので、
他の宝石を買うときの店選びのポイントにしていました。
しかし、結構な数の真珠を作ってきたはずなのですが、
私の手元には一つも残っていないのは何故なんでしょうかね?

今回は、能書きが多くてほんとすいません。
真珠関係はこの辺にして、次回は、方向転換します。

田内

写真1:浜上げ直後に自分の作った真珠を見学に来た田内
写真2:同じく自分の真珠を手ですくう
    光が強いのと磨く前のくすみで黒く見えるが、実は、様々色がある
写真3:真珠の選別人(経営者ではない)


2011年1月24日 blog 0

クルム伊達公子さんも治療していたんですね

先日、NHKハイビジョンで、
「ザ・スター」という90分番組を見ました。
メインゲストはアラフォーの星、
プロテニスプレーヤーのクルム伊達公子さん。
お父さんに復帰のシュティフィ・グラフとの
エキシビジョンマッチを
見せてあげられなかった・・・の話は、
彼女も会場の女性たちも涙、涙、涙でしたね。
僕ももらい泣きしてしまいました。
トークの中で、伊達さんは不妊治療してたんですね。
小耳にはさんだことはあったのですが、
テレビでちゃんと治療のことについて、
話せるって、すごい勇気が必要だったと思います。
特に原因がわからないと言われていたようだけど、
彼女の年齢だったら、鍼灸と漢方治療したら
十分に妊娠できると思うのだけれど・・・。

経験上、それと勘。

テレビを見ていて、今の彼女、ピカピカ輝いていましたね。
好きなことをしても苦難はあるけれど、
自分の今しなければならない事を
まっしぐらに打ち込めることって、
素敵だと思いました。
不妊治療で悩んでいるみなさん、
いろんな苦悩や壁があるけれど、
夫婦互いに信じ、協力し、自分のトライしていることに
後ろ向きにならないで頑張って欲しいと思います。

ときどき息抜きしながら・・・。

Omura


2011年1月20日 blog 0

私、タヒチに住んでました 4(仕事内容編)

最近、タヒチネタばかりですいません。
皆様の息抜きにしていただければうれしいです。
思い出した時に書き込んでおりますので、不定期なのはご容赦下さい。

さて、実際の主な仕事は、挿核作業と養殖場管理でした。
月~土は机に座ってコツコツと挿核作業、
日祝は沖の養殖いかだに吊られている黒蝶貝の生態調査や
正しく吊っているか?盗まれていないか?を管理していました。
自分の施術貝は、きっちり浜上げまで選別されているので、
まるで自分の子供のように毎週様子を見に行ってました。

黒真珠は、出来上がるのに約18ヶ月かかります。
まず第一関門として、挿核施術をしてから2ヶ月後に判定日を迎えます。
例えば、100貝施術したら、何貝残っているかの歩留まりを全て検査するんです。
これを乗り越えれば、そのうちの8割位が真珠として浜上げを迎えることができます。
判定日は、いわば中間成績のようなものですね。
しかし、この数字が悪ければ、18ヶ月(自分の浜上げ)を待たずに
解雇された人も見てきましたから、もうドキドキでした。
正直、最初の3年間は散々な成績でした。
タヒチアンは素直でしたから、ほぼ毎日、『はよ日本帰れー!』ってけなされてました。
また、日曜に仕事してると、『お前は早死するぞー』ってからかわれてもいました。
そんな時、落ち込んだ気持ちを夕日はいつも癒してくれていました。

そして迎えた1年目の契約更改の日、もう解雇は必死だと覚悟して臨んだ
オーナーとの食事会は緊張してほとんど何も覚えていませんが、
最後に一言、私の肩をポンと叩いてから手指を開いて『サインコーン』
と言った笑顔だけは今も脳裏に焼きついています。
5年間頑張れと言う意味だっだんですが、緊張しまくっていたので、
来年5万か、まあ解雇よりマシかな~って思ったんですね。
ところが・・・
給料は下がるどころか少しアップ、しかもM君との差額を全額頂けることに。
いや~びっくりしました。おまけに5年も来れるなんて。
将来に期待するという理由だったそうです。
燃えましたね~次の年からさらに。
しかし、数年間は、空回りでしたけどね。
毎年それの積み重ねで、いつの間にか10年程続くことになったんですね。
その間、様々な出来事がありました。
また、思い出しながら書いてみますね。

田内

1枚目:沖の真珠貝を潜水調査中
2枚目:1番の癒しになっていた夕日
3枚目:同じく夕日、毎日違った色に染まるので、何回見ても飽きない


2011年1月15日 blog 0

股関節のズレは下半身の冷えをつくる

前回、人工授精で初妊娠されたSさんの原因は
3つあったと書いたと思います。
1. 左股関節のズレ
2. きつい冷え性
3. ストレス

彼女が治療用ベッドに寝て、問診をしようとしたとき、
どうもベッドに平行になっていない。
腰辺りから左に寄っていてぎこちない感じ。
足の親指の長さは2センチほど短くなっている。
股関節がズレていたんですね。
それを、ちょいと5分ほどで整体で整復。
もう一度まっすぐに寝てみてください・・・と。
「あれっ!! 何かまっすぐな感じがします」と言っていました。
今まで股関節かズレていたので、腹腔内に流れる血液量が
少なくなっていたのでしょう。
それで子宮や卵巣に新鮮な血液が豊富に流れないため、
冷えていたんですね。

7回も人工授精しても妊娠に至らないストレスを強く感じていて、
全身の血流量も停滞気味だったことが、「下半身のきつい冷え」を
作っていたのだと思います。
股関節のズレは2度ほと整復しました。一度治しても、
また戻ってしまうことは多くあります。
それは固くなった股関節周囲の筋肉が骨を引っ張るからなんですね。
根気強く何度も治療すると、ズレなくなってきます。

もちろん、鍼とお灸をして体を芯から温めやすい体質改善は必要です。
昨日、赤ちゃんの心拍が確認できたので、95%くらいはもう大丈夫。
12週~14週くらいまで、あとは流産予防の鍼灸治療をします。
ただ、7週~9週はとてもデリケートな時期なので、誰でも流産の可能性が
ついてまわります。
染色体異常の場合はどうころんでも救いようがないのですが、
鍼灸治療で随分と流産の予防はできるんてすよ。
つわりがひどい時期でも、鍼をすると、胸がスーッとして、
気持ち悪いのが随分と楽になります。

え~と、どこに鍼とお灸をしたかって。
それは、ちょっと教えられません。(治療中に田内先生に言ってるけどね)
治療方法はうなぎ屋の秘伝のタレ・・・のようなもので・・・。
何せ、今の治療法に至るまでに10年はかかりましたからね。

そうそう、正月に東京に行っていたので、
友人に連れられ浅草の「小柳」といううなぎ屋さんに行ったのですが、
関西とはまた違ったさっぱりとした味わいで美味しかったです。
「うな重」の松。2,100円。ちょっと高いなぁ~。
肝吸い105円。
え~っ!!! サービスじゃなかった。少々悔しかったのであります。

Omura