2017年12月1日 blog 0

坂口家の薬膳レシピ No.3

10月19日のブログで、
薬膳を楽しもうNo.25 れんこん
をご紹介しました。

そこで、当院の受付の坂口さんに
薬膳コーディネーターとして、
れんこんをテーマに一品考えて
もらいました。

夕食の一品に加えていただければ、
ありがたき幸せです。

蓮根餅の
きのこたっぷりあんかけ

すりおろしたレンコンに片栗粉混ぜ、
俵型に丸め揚げた物にします。

きのこ(しいたけ、しめじ、えのき等)の
和風あんをかけたものです。

肺の働きを良くし、のどの渇きや、
痛み、咳、痰などの改善に良い
レンコンにきのこたっぷりのあんを
かけた一品です。

きのこ脾の消化器能力アップの
食材で気を補い、元気をつけ、
栄養不足で弱った身体を補強して
くれます。

すりおろしたショウガを添えて、
冷えのある体を温めましょう。

坂口


2017年11月30日 blog 0

新規のご予約について

みなさん、いつも当院のブログ
見ていただきありがとうございます。

当院は、
Facebook、Twitter、Instagram、
Ameba、Line、YouTube・・・
などのSNS・・・?
以上のようなソーシャル・ネットワーク・
サービスを利用していません。

このホームページのブログしか
しておりません。
広くPRしていないにもかかわらず、
多くの方たちがブログを見てくださって
います。

本当にありがたいな・・・と思っています。

現在、新規の患者さんのご予約を
いただいておりますが、
ご連絡いただいてから治療を始めさせて
いただくのに約1ヵ月~2ヵ月ほど
少し時間をいただいております。

すぐに当院の鍼灸治療にチャレンジ
してみたいと思っておられる方々に
大変ご迷惑をおかけしていますこと、
申し訳なく思っております。

新規のご予約に関しましては、
順番にさせていただいております。
詳しくは受付に下記の電話にて
お問い合わせください。

皆さまのご連絡、
心よりお待ちしております。

TEL 075-241-2101
烏丸御池鍼灸院

Omura


2017年11月29日 blog 0

やっと妊娠できましたNo.23-⑦

Hさん35歳のとき、
3回目の流産を経験されて、
その後、採卵の方法を方向転換
されました。

Hさんはドクターと相談され、
採卵して受精した胚を凍結するのですが、
極体が表れたものを凍結する
ようにしたのです。

鍼灸治療も週に1回くらいのペースで
継続されました。

Hさん35歳
2月
セロフェンを1錠を10日間服用。
フォリスチム150単位の注射を2回
されて、7個採卵。
4個受精して胚盤胞で凍結。
このうち1個~2個は、極体らしき
ものが見受けせれたと言われたそうです。

ちゃんと極体が2つ現れたものでは
なかったのかも知れません。

4月
お薬を服用しないで1つ採卵。
透明体をはがすのが上手く
いかなかったということで顕微授精を
することができなかった。

4月後半
セロフェン1錠を生理3日目から
10日間服用の予定でしたが、
卵胞の成長がいつもより早かったため、
ドクターが11日目の採卵を提案
されました。

3個採卵でき、2個は空胞でした。
1個は成熟した卵胞で極体が
表れたので、 胚盤胞で凍結
できました。

5月
前回と同じようにHさんには少し
早目の採卵がいいのではと言うことで、
同じように早めの採卵にのぞみましたが、
卵胞の成長が遅く、生理15日目の
採卵になりました。

1個採卵し、採卵から6日目で
胚盤胞になって極体も出ていたので
凍結できました。

ようやく、鍼灸治療の効果も表れ、
続けて極体が2つ表れた受精卵を
続けて凍結することができたのです。

私としては、毎月採卵されることに
抵抗と疑問を抱いておりました。
それは、自分の親指の第1関節ほどの
小さな卵巣に毎月針を刺して採卵すると、
きっと卵巣が疲れるのでは・・・と思います。

時には採卵を休むことも必要だと思い
Hさんに提案しましたが、Hさんは
ドクターと相談され毎月採卵される
ことを選択されました。

Hさんの決断を揺るがすわけにもいかず、
採卵のペースに合わせて、鍼灸治療を
続けさせていただきました。

6月
生理16日目で2個採卵、受精は
したものの、グレード悪かったけれど
1個は凍結。
これは、検査用に使われるということ
でした。

7月
3個採卵のうち2個は空胞。
1つは6分割で分割停止。

8月
生理14日目で1つ採卵。
透明体をはがす間に変性。

9月
3つ採卵。1つ胚盤胞になり極体も
出ていて、グレードの良い胚を凍結できました。

10月
卵胞は6個出てきましたが、
採卵できたのは1個。
7日目で胚盤胞になるも、グレードが悪く
凍結できませんでした。

11月
久しぶりにHさんにすれば少し早目と
言っても生理13日目で1つ採卵。
未熟卵でしたが受精。
分割しましたが極体がでなかったので、
破棄。

以上はいずれもセロフェンを服用しての
採卵でした。

12月
ゴナールエフ
(卵胞刺激ホルモン製剤)を3回注射。
卵胞は6個出てきました。
2個胚盤胞で凍結できました。

毎月続く採卵のストレスで、しばらく
鳴りをひそめていたアトピーが出て
きたので、アトピーの治療も併用して
体質改善の治療をしました。

ストレスでアトピーが出てくる状態ですと
カラダの免疫システムが狂ってきている
証拠です。
このような状態が続いたり、アトピーが悪化
しているときに質の良い卵胞が
育ちにくくなってしまいます。

年が明けて2月にセロフェンを服用し、
1個採卵するけれど空胞でした。

3月
前回と同じようにセロフェンを服用し、
5個の卵胞が出てきました。
胚盤胞で2個凍結できました。

4月
卵胞は7個見えて採卵できたのは2個。
1つ受精するも変性しました。

5月
自然周期で極体の出ていた凍結胚盤胞を
1つ移植。

判定はプラス。

妊娠9週で流産されました。
これで流産は4回にもなりました。

やっと極体が出た胚盤胞を移植して
妊娠したのに・・・。

Hさんの心は、もうどん底でした。

次は最終回。
Hさんがどん底から逆転の
妊娠そして出産までの過程を
ご紹介しましょう。

to be continued
Omura

 


2017年11月24日 blog 0

妊活ドラマ 隣の家は・・・

先日、仕事の帰り電車の中で、
ヤフーニュースを見ていたら、
何やら「妊活」という文字が浮かんで
見えたので、目を凝らしてみてみると
・・・。
何と、「妊活ドラマ」の内容でした。
タイトルは、
「隣の家族は青く見える」でした。

何か、ピンとこないなぁ~という感じ。
隣の芝じゃあるまいし、
妊活ドラマを始めるのはいいことだけど、
何せセンシティブな部分が多いだけに、
どうなるんだろうなぁと思っていました。

数日たって、ふと思い出したように
ネットで「妊活ドラマ」で検索したら、
すぐに先ほど書いたドラマについての
いろんな意見がヒット。
ネット上では物議をかもしているようです。

ドラマはフジテレビの木曜日、
午後10時~。
2018年1月放送らしい。
主演は深田恭子。夫役に松山ケンイチ。

個人的にはどんなドラマになるのだろうかと
興味津々。
何せ、今まで何で妊活ドラマが
無かったのだろうとは思っていたけれど、
やはりドラマを見て辛い思いをされる人も
いるからではないかと思います。

前向きに考えれば、妊活している人たちが
どれだけ大変なのかを知っていただく
機会にもなると思います。

不妊治療をされている患者さんと毎日
接しているわけですが、確かに皆さん
辛い思いをされています。

でも、不安と闘いながらも、
頑張っているみなさんは、とっても
前向きですよ・・・とは言い切れません。

でもでも、頑張っていますよ。

ドラマを見て、心が少しでも前向きに
なれたらいいのではと期待しています。

ドラマが始まったら、私も内容を
チェックして、追ってブログで感想を
述べていきたいと思うのであります。

Omura


2017年11月21日 blog 0

やっと妊娠できましたNo.23-⑥

不育症検査については、
ブログの
やっと妊娠できましたNo.22-5
でご紹介しました。
(2017年10月6日のブログを
参考にしてください)

不育症検査の項目で、
血液凝固の問題がありました。

プロテインSという血液凝固因子
よく注目されます。

プロテインSの他に、プロテインC、
第12因子などがあります。

わかりやすく説明すると、
プロテインSの数値が、
40~60%未満は以上で、数値が
40%以下になると、血液の凝固ができて
胎盤の血流が悪くなり、赤ちゃんに
新鮮な血液を送ってあげることが
できなくなってしまいます。
その結果、流産につながってしまうのです。

プロテインSが妊娠前はギリギリ正常値
だったとしても、この数値は妊娠すると
数値が低くなってしまうことがあります。

Hさんは2回目の流産のあと、
通院しているクリニックとは別の、
Fクリニックで不育症検査をされましたが、
問題ないという結果でした。

不育症の問題はクリアされたということで、
約4ヵ月後に凍結胚盤胞の移植に臨み、
妊娠されました。

ですが、またも妊娠して心拍の確認まで
できているのに、妊娠8週前に流産
されました。

そして、つらい掻爬のオペを
されました。

Hさんは、失意のどん底にいました。
当院に来られて、妊娠して3回も流産。
それでも、流産後、体調が悪くなるのを
予防する意味でも、当院に定期的に
鍼灸治療に来てくださいました。

Hさんは35歳になっていました。
もう一度、詳しい不育症の検査をした方が
いいのか悩んでおられました。

私の意見はもう一度、他のクリニックで
検査をしてみてもいいのではないかと
アドバイスしました。

そして、Hさんは新横浜のSクリニック
まで行って、再度、不育症の検査を
してみたのでした。

結果は、プロテインSの数値が
やや低いので、胚移植後にバイアスピリンの
服用が必要でしょうと言われたのでした。

クリニックによって検査結果が変わることも
あるので、何かおかしいなとか、
どうも先生の説明がよくわからない場合は、
セカンドオピニオンの意味も含めて、
他のクリニックに相談に行くなり、
検査をしなおすことも必要かもしれません。

Hさんの場合、
プロテインSの問題だけでは
なかったのです・・・。

to be continued
Omura