2017年12月12日 blog 0

Aさんの妊娠

12月

Aさん(39歳)
自然周期の胚盤胞凍結胚移植で、
プラス判定。

当院に来られる前に採卵されていて、
凍結胚がありましたので、
治療回数は少なくて済みました。

プラス判定までの
鍼灸の治療回数は7回でした。

Aさんは一度の流産の後、
当院に来られました。
流産の原因は染色体異常では
ありませんでした。

要するに、受精卵の力が弱かった
のでしょう。

Aさんの東洋医学的な問題は、
気血両虚(きけつりょうきょ)。

元気の気とカラダ全体の血液量が
少ないので、子宮や卵巣に血液を
通じて栄養を送り切れていない
状態です。

鍼灸治療で気を補い血を増やす
ことをメインに治療させて
いただきました。

Omura


2017年12月12日 blog 0

Sさんの妊娠

Sさん(39歳)
初めてのプラス判定。

Sさんは39歳ですが、
もう40歳を目の前に控えて
いました。

当院に来られたきっかけは、
ホームページをご覧になったこと。
それに、小生の著書を読まれた
とのことでした。

4月に出版したのは、
「やっと、妊娠できました」
~とある不妊治療専門鍼灸院の
心が前向きになるお話~
です。

 

この本を読んでいただいて、
多くの患者さんが来られ、
妊娠されて不妊治療を卒業されています。

本を出版することに抵抗があって、
出版の話はずっと前からあったものの、
10年以上は執筆しなかったのですが、
主婦の友社のデスクの木村さんに
お会いする機会があって、
背中を押されました。

先日も、木村さんとの本の売れ行きの
状況のメールのやりとりで、
最後にこんなことを書いてくださいました。

本の方は、順調に動いておりますよ!
大村先生が各所で宣伝してくださって
いるおかげです。
本当にいつもありがとうございます!

さぞかしお忙しい毎日かと存じますが
どうぞお体に気を付けて、

全国の妊婦を
めざす女性たちを勇気づけてくださいませ。

主婦の友社
木村

またまた、木村さんに励まされました。

Sさんのように、「本」がきっかけに
なって読んでいただき、実際に治療に来て
下さった方たちが妊娠されて、
ママになる願いを叶えられるきっかけに
なっているのはとてもうれしく思います。

本を出版して、少しでも不妊治療に
悩んでおられる方たちの体質改善の
お手伝いができて良かったと思います。

Sさんは他院ですが、鍼灸治療も2年ほど
されていたようです。
フーナーテストでは精子の数は
ゼロ匹だったり、人工授精もしたけれど
妊娠せず。

当院に治療に来られて、
約4ヵ月。
妊娠体質改善の鍼灸治療をして、
初のショート法での体外受精に
チャレンジ。

ご主人も採卵前に、2回ほど
鍼灸治療をさせていただきました。
ちょっと、精子の状態が悪かったので。

ご要望があれば、ご主人の治療もさせて
いただいておりますよ。

詳しくは電話で受け付けにご相談ください。

Sさんはショート法で9個の採卵で、
3つは変性卵。
6つの受精のうち胚盤胞の胚を3つも
凍結することができました。

そして、40歳を前にしての
初めての凍結胚盤胞の胚移植。

胚移植の当日と1日後に
安田先生と山崎先生がそれぞれ
治療を担当してくれました。

胚移植7日後は私が治療させて
いただきました。
脈の状態を診たところ、
妊娠の脈は微妙に感じるものの、
まだ妊娠を確定できる状態では
ありませんでした。

治療中にちょっと本の話になって、
本の中で紹介したSさんのエピソードで
「気功」をしてさしあげたのがあります。

そこで、5分ばかりSさんに
気功をしました。
めったに気功はしないのですが、
ここぞという時にした方がいいのではと
言う方に善意でさせていただいております。

1年に数名程度ですけどね。

この日にSさんに気功をしたのは、
他で気功の体験をしたことがあったと
聞いたことがあったので、
経験があるので気功治療に抵抗が
なかったと思ったからでした。

それに、妊娠の脈が少し弱かったから。

余り気功の話に触れることはないのですが、
今回はちょっと書いてみました。

Sさんはこれから週に1回くらいの
ペースで流産予防の治療を
妊娠12週~14週くらいまでさせて
いただく予定です。

一人でも多くの方の願いが
叶いますように。

Omura


2017年12月11日 blog 0

年末年始のご案内

年末年始の診療時間の
ごあんないです。

年末は、12月28日(木)まで

年始は、1月5日(金)よりはじめさせて
いただきます。

烏丸御池鍼灸院


2017年12月7日 blog 0

アマゾンで少しの間、第3位に。

小生の本が
「赤ちゃんが欲しい」2018冬号
1ページで紹介がされていました。
鈴木奈々ちゃんが表紙になって
いますね。

本の紹介をしてもらってるからという
わけではないのですが、
「赤ちゃんが欲しい」は読みやすくて
わかりやすい雑誌だと思います。

私もずっと読んでいて、参考にさせて
もらっています。

・・・なわけで、本つながりで無茶ぶり
ですけど、久しぶりにちょっと小生の
本のPRをさせてください。

・・・というのも、
全国の主な書店で本の購入はできる
のですが、何せ今はネットが便利?

ときどき、アマゾンや楽天ブックスで
ポイントを利用して本も購入します。

小生の
「やっと、妊娠できました。」
~とある不妊治療専門鍼灸院の
心が前向きになるお話~

ですが、アマゾンで一応、売り切れた
ようで、発送は1ヵ月~2ヵ月以内に
いたします・・・なんて書いて
ありました。

そうか、アマゾンでストックされた分が
売れたんだ。良かったと思っていて、
翌日ネットでアマゾンをみたら、
残りあと1点と出ていました。

またその翌日は、残りの1点が売れて、
売り切れになっていて発送に1ヵ月~
2ヵ月かかりますになっていました。

よくわかんないなぁ~ってな感じ。
今日は、残り1点(入荷予定あり)に
なっていました。

主婦の友社のデスクの木村さんから
メールをいただきました。
おかげさまで、売れ行きは、
順調らしいです。

専門書扱いなので、数万部なんてのは
ないですけどね。

楽天ブックスだと、残り25点になって
いました。
これならまだ残っているので、
すぐに発送してくれそうですね。

楽天ブックスでは不妊症部門で
売上第1位になったことがありました。
今日は第5位でした。
ベスト10以内に入ったりしていて、
みなさん読んでくれているんだなぁ~と
嬉しく思います。

アマゾンは最高位が先月くらいに
はじめて第3位になって、銅の冠が
順位につきました。
喜んでおりますが、1回でいいから
第1位になったらいいなぁ~。

ちょっと古い話になりますが、
2位じゃダメなんですか?発言を
思い出しますが、小生の本に関しましては、
3位になっただけでも十分に
満足なのであります。

何事も欲張らないことが肝心でしょう
から。

何だかんだと、本のPRになって
しまいました。

Omura


2017年12月5日 blog 0

やっと妊娠できましたNo.23-⑧最終回

再度のチャレンジで妊娠。
38歳で出産。
実はお姉さんも当院で鍼灸治療
して・・・

Hさんは極体がでた胚盤胞を
胚移植して妊娠されましたが、
妊娠9週で流産してしまいました。

検査の結果、
胎児の染色体異常でした。
こればかりは仕方がありません。

妊娠しても数パーセントは染色体の
異常で流産があります。

やっとの思いで極体がでた胚を凍結できて、
妊娠したのに。
しかし結果が染色体の異常だったので、
気持ちを切り換えなければなりませんね。

気持ちが落ち込んでいるHさんの
鍼灸治療は、疲れた心のバランスを整える
ことをメインにしながら治療させて
いただきました。

その後、Hさんは1年間は胚移植せず、
じっくりと採卵を続けられました。

その間も当院へは月に3回~4回の
ペースで治療に来てくださいました。

結果、極体がでた胚盤胞を4つ凍結
することができました。

そして、流産してから1年と2ヵ月後、
Hさんは38歳になっていました。

Hさんは再度、凍結胚盤胞の移植を
されました。
この時は、自然周期の胚移植でした。

卵胞が育って排卵をさせてから、
胚盤胞なら5日目に胚移植です。

胚移植までの鍼灸治療は・・・
胚移植3日前に鍼灸治療。
このとはき、

胚移植前の準備のための治療

になります。
しかし、Hさんは風邪をこじらして
しまっていて体調は最悪。
こんなときに胚移植は延期した方が
いいのではとお話しました。

この時は、風邪の治療もさせて
いただきました。
後ほど聞いたのですが、翌日は風邪の
症状が随分と良くなっていたようです。

しかしながら、胚移植の時に風邪をひいて
体調が思わしくないときは、子宮内膜も
育ちにくい傾向にあると思います。

胚移植当日、案の定、
風邪で体調不全の影響もあって、
子宮内膜は7.8ミリ。
胚移植できないこともないけれど、
万全を期して胚移植は延期になりました。

前回の治療からちょうど1週間後、
次の周期の胚移植のために、
しっかりと高温期をつくる治療を
しました。

次は高温期中、生理が始まる直前に
生理を促す治療をしました。

生理から9日目に治療。
前回、生理を促す治療をしたその夜に
生理が始まったようです。
鍼灸治療の効果がでていますね。

生理14日目の診察で卵胞は18ミリ。
E2は168、LHは76。
スプレキユァも使い、翌日の生理15日目に
排卵の予測。

Hさんの都合もあり、胚移植3日前に
子宮内膜の血流を良くするための鍼灸治療と
スーパーライザーPXの照射をしました。

生理20日目に自然周期の凍結胚盤胞を
1つ移植。

移植4日後に、
高温期を安定させるための治療
をしました。

胚移植して7日後、判定はプラス。
クリニックによっては、判定日の日程は
胚移植7日後、11日後、14日後と
まちまちです。

プラス判定が出てからは、
妊娠14週まで週に1回のペースで、
流産予防もかねて、
妊娠を安定させる鍼灸治療
をさせていただきました。

妊娠20週過ぎに、
安産のお灸の練習に来ていただき
ました。

Hさんは38歳で妊娠、出産されました。

Hさんの話はこれで終わりでは、
ないのです。
実は、4つ上のお姉さんの治療もさせて
いただいておりました。

Hさんのご紹介で、当院に来られる
ようになりました。
約1年半の治療後、やっと採卵できて
胚盤胞になった胚を凍結せずに
フレッシュで移植されての妊娠でした。

それは、凍結できるレベルではなかった
からなのです。

お姉さんは採卵しても最初は変性卵
だったりして、移植も凍結もできません
でした。

当院での治療を重ねるうちに、
体調も良くなり採卵して受精し、胚盤胞に
なるようになりました。
妊娠されたのも、胚盤胞の評価は
4B’Cと決してグレードの良い胚では
ありませんでした。

それでも、妊娠・出産されました。
決して、AA評価の胚盤胞でなくても、
42歳で妊娠できたのです。

Hさんの出産の数ヵ月前、Hさんの
お姉さんは42歳で初産で出産
されました。

姉妹で不妊治療を経験されたわけですが、
同じ年に出産できて本当に良かった
ですね。

Omura