2017年1月18日 blog 0

Fさんのメール④最終回

体外受精をしてみて、ご夫婦の受精卵が
どのようになっているのか?
妊娠できるグレードなのかと言うことを、
知ってみるということは、大切なのかもしれません。

Fさんは、不妊治療の段階を
ステップ・アップして体外受精に踏み切る
決心がついたようでした。

すぐに体外受精できるの?・・・と、
単純な疑問がありませんか?

体外受精をされるには、ちゃんと説明会に
出席しなければいけません。
各クリニックで、月に1回~2回は、
体外受精説明会を開いていると思います。

Fさんご夫妻は、2015年9月に、
体外受精説明会に行くことにされました。

説明会までは、まだ時間がありました。
8月の中旬、Fさんの鍼灸治療は7回目になりました。
この日は、生理から3日目です。
ドクターはまた、セロフェンを処方されました。

Fさんは、生理の量が増えたように思いますと、
言われました。
鍼灸治療の効果が出始めているサインです。

今回、もう1回人工授精して、結果がだめなら
体外受精に踏み切ろうとしていました。

8回目の治療の時には生理から10日目でした。
9日目に診察に行ったら、右に12ミリが1個、
左に6ミリ~7ミリの卵胞が2個ほど育っていると
ドクターに言われました。

13日目の診察で、右のは卵胞でないかもしれないから、
16日目に血液検査をされました。
17日目、右の12ミリは卵胞でしたが、
成長していませんでした。
このときの、E2は81でした。数値は、低いです。

体外受精は、10月にするこを希望されましたので、
それまでは月に3回くらいのペースで、
治療に来ていただきました。

ですが、10月に入って、生理4日目に診察。
卵巣が腫れいてるので、様子を見ましょうと
言うことになりました。
8日目の診察でも、まだ卵巣が腫れていたのですが、
16日目の診察で卵胞が19ミリになっていたので、
とりあえず人工授精。

わずか、10日後に生理が来てしまいました。
もともと、高温期の黄体機能不全があったのです。
Fさんの体質はどんどん良くなっているのですが、
まだ妊娠できる体質まで改善されていません。

11月に入り、ショート法。初の体外受精の
準備に入りました。
当院の治療は、生理から2日目と5日目。
低温期にの早いうちに、2回鍼灸治療をしました。

生理から13日目に6個採卵する予定でしたが、
2個しか採卵できませんでした。
Fさん(37歳)の年齢からしたら、少ないです。

採れなかった4つは、空砲だったのです。
2個採卵したうちの1個だけ胚盤胞になって、
凍結。グレードは4AB。
もう1個は、6日目で胚盤胞にはなったのですが、
グレードが悪くて凍結できませんでした。

12月、自然にできた卵胞を排卵を確認してから、
胚移植する自然周期の胚盤胞凍結胚移殖になりました。

当院では、生理から5日目、8日目、胚移植当日、
胚移植の1日後の4回のスケジュールで、
治療させていただきました。

Fさんの、判定はプラス。

トータル25回の治療になりました。

後付けになりますが、Fさんは初めての
体外受精のために、注射をして卵巣を刺激したにも
かかわらず、採卵できたのはたったの2個。
その他は、空胞。

hmgの注射が反応しない、プア・レスポンスのタイプでした。

ステップ・アップしないで、人工授精を
続けていたなら、もしかしたら妊娠できていなかったかも
しれません。
黄体機能不全もありましたし、妊娠への道のりは
険しかったかもしれません。

体外受精をして、たった1個残った受精卵は、
グレードが4ABで、まあまあ良い方で良かったです。

ご夫婦の、受精卵がどのようになっているのか?
果たして妊娠できるグレードなのかと言うことを、
知ってみるということは、大切なのかもしれません。

Omura

Ms. F’s e-mail  No.4

It may be important to know
the grade of the fertilized egg of the couple.

More than 1188 patients get pregnant
Infertility treatment specialist
karasumaoike Acupuncture’s salon in Kyoto


2017年1月13日 blog 0

Fさんのメール③

ステップ・アップする方がいいのか?
それとも、もう少し様子をみた方がいいのか?
Fさんの心は揺れる。

F(37歳)さんの4回目の治療は、
生理から5日目でした。
クリニックの診察後に当院に来られました。

この周期は生理5日目~9日目まで、セロフェンを
5日間服用して、4回目の人工授精の予定でした。

Fさんは、私に相談があると言ってましたので、
そのお話を伺いました。

「先生、やはりステップ・アップするべきでしょうか?」
という質問でした。

私の意見は、
Fさんの年齢のことを考えると、人工授精でも
十分に妊娠する可能性はあるけれど、
もし、40歳までに2人のお子さんを望んでいるのなら、
体外受精にステップ・アップするメリットは、
あると思います。

今は人工授精だから、ご夫婦の受精卵が
本当に妊娠できるグレードになっているのか、
それとも受精はするけれど、途中で分割が停止して、
胚が死んでしまっているかもしれません。

だから、体外受精してみて、どれくらいの数の卵胞が
出てくるのか・・・?
どれくらいの数が受精して、分割がすすんで、
移植できるレベルになるのかを確かめるということは、
経験してもいいかも・・・と思います。

もし、Fさんが体外受精をされてすぐに妊娠てきたとしたら、
凍結胚があれば、1年後以降にその凍結胚を使って、
2人目を妊娠できる可能性があるからです。

不妊治療は、長引かせてはいけません。
治療が長くなればなるほど、心とカラダは疲弊して
しまいます。
ストレスが溜まる⇒妊娠しにくくなる・・・という、
負のスパイラルに陥りかねないからです。

日本の不妊治療の技術は世界トップレベルなのに、
体外受精の妊娠率は先進国の中では下位グループにいます。

なぜ?

体外受精にステップ・アップするまでに時間が
かかり過ぎるということ。
結婚の高齢化で、どうしても不妊治療を始める年齢が、
高くなっているからです。

東洋医学で不妊治療されている患者さんをサポートするのが、
私の役目ではあります。
ですが、西洋医学的に体外受精のメリットも、
すばらしいものがあると思っております。
早い段階で、不妊治療のステップ・アップも、
考えてみてもいいのではと思いますよ。

それに、体外受精しても妊娠できないでいる、
患者さんが全国にどれほどおられるでしょう。
体外受精までしたのに・・・という気持ちになってしまいます。
当院に来られる患者さんで、カラダを鍼灸治療で、
メンテナンスしてから、タイミングや人工授精に
ステップ・ダウンして、妊娠された方もおられますけどね。

そして、Fさんはご主人と十分話し合って、
初めての体外受精をされる、決心がついたようです。

Fさんのお話は、次回が最終回です。

to be continued
Omura

Ms. F’s e-mail  No.3

Should I make step-up?
Or should I look at the state a little more?
The heart of Ms. F wavers.

More than 1188 patients get pregnant
Infertility treatment specialist
karasumaoike Acupuncture’s salon in Kyoto


2017年1月11日 blog 0

薬膳コーディネーター

当院では、
本草薬膳学院の
「薬膳コーディネーター」講座を
受講させています。

安田先生、山崎先生は、
「薬膳コーディネーター」の認定を受けました。
受付の坂口さんも、この認定を受けました。

ちょっとした、
薬膳の何を食べたらいいの・・・?の
疑問にアドバイスできると思います。

当院に来られている患者さんで、
「私の場合は、どんなものを食生活に取り入れれば
いいのかな?」と悩んでいたら、
気軽にスタッフに相談してくださいね。

簡単なことなら、相談にのれると思いますよ。

ちなみに、院長の私は、薬膳コーディネーターの
講座は受けていません。
この講座は、レベル的には初級になりますので・・・。

えっ!それって、院長はそれ以上?

もちろんです。

Omura


2017年1月11日 blog 0

1月の無料カウンセリング

2017年1月の無料カウンセリングの日程

1人で悩んでないで、良かったら不妊治療に関して
悩んでいることがあったり
疑問に思っていることがあったら、
当院に来られてみてはいかがですか?

今思っている疑問や問題の糸口が
みつかるかもしれません。

 1月 11日(水) 担当/大村

               14日(土) 担当/大村or安田

     25日(水) 担当/大村

     28日(土) 担当/大村or山崎 

午後1時~1時30分
(各時間、お一人、または一組)
(担当は変わることがございます。ご了承ください。)

病院でいろいろ検査をしたけれど、
特に問題はないと診断されても、なかなか妊娠できない。
タイミング療法を経て、人工授精、そして体外受精まで
ステップアップしたのに妊娠できない。

妊娠したけれど、流産をくりかえす。

二人目がなかなか授からない・・・など。

東洋医学的に見て原因や問題が
解決できるかもしれません。

当院ではなかなか妊娠できなかった人たちが、
今までに 1188組 がパパ・ママになられています。

●東洋医学的に見て不妊原因はどのタイプに属するのか
診断いたします。
また、その解決方法のアドバイスもいたします。

●鍼灸治療はどのようにするのか、当院の治療の方法も
ご説明いたします。

●その他、不妊治療で疑問に思っていることなどがありましたら
ご相談ください。

カウンセリングの時間は30分くらいですが、
個別無料カウンセリングご希望の方は、

当院に電話でご連絡ください。
電話 0752412101

もし一人で悩んでおられるのなら、気軽にご相談ください。
少しはお力添えできると信じております。

Omura


2017年1月5日 blog 0

Fさんのメール②

みなさん、明けましておめでとうございます。

このブログを見て戴いている皆さんの、
願いが叶いますように。

さて、今年は2017年。酉年。
今年のブログ第1弾は、
昨年、「Fさんのメール」でご紹介した、
彼女のエピソードをご紹介しましょう。

Fさんが不妊治療を始められたのは、
Oクリニック。、2回ほど人工授精されました。
Oクリニックに行く前は、12回ほどタイミングを
されましたが、妊娠には至りませんでした。

どうやら、Oクリニックの先生と相性が
良くなかったのか・・・すぐにAクリニックに転院
されて3ヵ月後、当院に来られました。

当院の初診は、生理から7日目でした。
5日目からセロフェンを服用されて、
人工授精の周期でした。

舌の状態は少し暗い感じで、淡暗紅。
舌の表面はひび割れていました。これを裂紋といいます。
カラダを潤す力不足ですね。
舌先は紅くなって、明らかにストレスが、
いっぱいある状態。

舌の裏の2本の血管は、暗い紫色がくっきりと
出ていました。
これは、瘀血(おけつ)で、血液が濁っている
サインです。

手先と足先の冷えも訴えられていました。
それに、ストレス。
当院の初診の時に、ストレスのレベルを、
1~10にして、今どれくらいのストレスがありますか?
・・・と言う質問に、Fさんは7と書かれていました。
本当は、もう少しストレスが強かったかもね。

2回目の治療は生理から13日目でした。
当院では卵胞を育てる、卵胞期の鍼灸治療をしました。

Aクリニックの11日目の診察の話を伺いました。
子宮内膜は12ミリ。右に13ミリ、左に14ミリの
卵胞が育っていました。

診察15日目で、卵胞は2つとも育っていて、
24ミリになっていて、hcg5000を注射されました。
排卵させるためです。

2日後の診察で、排卵の確認はできたようです。

当院の3回目の治療は、人工授精をしてから、
6日目。高温期の治療です。

残念ながら、3回目の人工授精でしたが、
生理が来てしまいました。

すくさま、4回目の人工授精にチャレンジすることに
なったのですが・・・

to be continued
Omura