2016年9月13日 blog 0

豆の効用

お豆さんのサラダはいかがですか?

今年の夏は本当に暑かったので、
(まだまだ残暑という感じですが、)
「少し食欲が落ち気味です。」
という声をお聞きしました。

私もそうでした。
それで、夏バテしてしまわないように、
この夏はお肉類に箸があまりすすまない時、
タンパク質も豊富な豆類をサラダにして
いただくことにはまっていました。

豆類には、実に豊富な栄養素が含まれることは、
薬膳を楽しもうNO12で、院長が書かれています。
血流促進、
コレステロールの低下、
悪玉コレステロールの除去、
免疫機能の活性化をうながす、
リノール酸やオレイン酸を多く含み、
ビタミン類、カルシウム、鉄などのミネラル類、
食物繊維も豊富に含まれます。
そして大豆イソフラボン
(ポリフェノールの一種)もです。

豆のもっている栄養素の素晴らしさに、

お豆さんをいただかない手はないと
あらためて思いました。

大豆、空豆、えんどう、小豆などいろいろありますが、

みそや納豆、豆腐、しょうゆなど、
大豆は特にいろいろと使われていますね。

大豆たんぱくに含まれる必須アミノ酸は、
白米に不足しているから、ご飯とお味噌汁、
納豆やお豆腐の組み合わせは、栄養価的にも
よいのですね。

冷奴や納豆、煮豆などにちょっと飽きたかな。。
という時に、豆類を野菜と一緒にサラダに
してみるのはいかがでしょう。

切った野菜と混ぜて、あとはシンプルな
味付けなので、簡単です。
でも飽きがこない美味しさで、kimg0074
私もこの夏は、何度か作っていただいた

レシピをご紹介します。

*大豆とアボガドのサラダ

アボガドは大豆と同じくらいの大きさの角切りにし、
レモン汁をかけていきます。

あとは、スライスした赤たまねぎ、
大豆(ゆでたもの、もしくは蒸したもの)と
オリーブオイルで混ぜ合わせ、
塩、こしょうで味付けします。

*黒豆とパプリカのサラダ

黄パプリカは黒豆と同じくらいの
大きさに切ります。
赤玉ねぎとニンニクはみじん切りに。

ボールに黒豆(ゆでたもの、もしくは蒸したもの)とkimg0072
切ったパプリカ、にんにくを加え、
オリーブオイル、レモン汁であえる
。あとは塩、こしょうで味付けすればできあがりです。

黒豆のサラダはにんにくが、
味のアクセントになっています。

太田ブログ No.12


2016年9月9日 blog 0

やっと妊娠できましたNo.13-③

胚移植の周期に
カラダの陰陽バランスを整え、
血流改善の治療
6年間の不妊治療から卒業

Oさん(40歳)が当院に予約の電話を
していただいたのが、5回目の体外受精も
マイナス判定になってからでした。
前回紹介しました、未妊サポート情報誌「ふっくら」を
読まれたのがきっかけでした。

一度、体外受精で妊娠はしたものの、妊娠8週に
なっても心拍が出なくて流産されました。
この流産は染色体異常だったのかもしれませんし、
もともと受精した胚の力が弱かったのかもしれません。

Oさんに話を聞くと、不育症の検査はしていないとの
ことでした。
だったら、次に妊娠してからでは検査結果が出るのが
間に合わず、妊娠しても対処が遅れてしまうので、
念のために検査をお勧めしました。

結果は、バッチリ引っかかっていました。
血液凝固因子があったのです。

もし、次に妊娠したらかなりの確率で流産して
しまうところでした。
・・・というのも、妊娠してからヘパリン注射を
したからです。
血液凝固因子の程度が軽ければ、バファリンの服用だけで
済むのですが、ヘパリン注射をするということは、
その程度は軽くはなかったということになります。

一般的に3回流産したら、習慣性流産とみなされ、
不育症検査を勧められますが、40歳をまじかに控え、
妊娠するということがどれだけ大変でしょう。
2回流産すれば、反復流産といいます。
(2~4%程度)です。
習慣性流産は0.3の~0.8%の頻度で起こります。

諸外国では、2回の流産で不育症であると考え、
対処すべきという国も多いようです。

結局、流産の回数が2回であろうと、3回であろうと、
やっと妊娠できたのに、芽生えた命を失うことの
悲しみははかり知れないものがあると思います。

不育症の検査は血液検査で済むので、
ドクターにお願いして検査は早めに
やっていた方がいいのではと思います。

さて、Oさんの基礎体温なんですが、
バラバラでした・・・というか、ガタガタ。
特に高温期が不安定で上がったり下がったりが
目立ちました。

それに、高温期が短かったり・・・。
これは、黄体機能不全で、高温期をつくる
黄体ホルモンが安定して出ていなかったと思われます。

なかなか妊娠できないというストレスが黄体ホルモンの
分泌を抑制しているのではと思いました。

肩こりもきつく、足がむくむ。寝汗をよくかく。
Oさんのカラダの陰陽のバランスが崩れていて、
「陰」の力が足りない、腎陰虚というタイプでした。

腎陰虚のタイプとは・・・
当院のホームページで「あなたはどのタイプ?」
ページをご覧になってください。
腎陰虚をクリックすると、そのページがみれます。

全ての項目が当てはまっていなくても、
おおよそ2個~3個くらいの症状が当てはまっていたら、
腎陰虚と考えます。

腎陽虚という、「陽」が不足のタイプもあるので、
治療法は変わってきます。

Oさんの舌の表面の色は淡紅といって、普通にピンク色で
きれいに見えるのですが、苔が少なくてテカテカ
していました。
これは、少苔といって、苔を作る力が足りないということ。
生命力が落ちている状態です。
舌の裏は全体的に赤みが表面よりやや強く、
そして、舌の裏の舌下静脈は濃い紫色で、
瘀血(おけつ)がいっぱい。
血の巡りが悪いということです。

いろいろと症状が重なっていたので、治療させていただいて、
妊娠体質に十分に近づけるのは、本来なら最低でも
3カ月~4ヵ月の治療期間が必要なのですが・・・。

Oさんが来られたのは、胚移植から9日前でした。
どうしたものか・・・。
胚移植の周期になってしまっているので、
その日程にに合わせなければならなかったのです。

to be continued
Omura


2016年9月6日 blog 0

おやつにひまわりの種はいかが

ブログ15写真①ホルモンバランスを整えてくれる
カラダに良いひまわりの種

早いものでもう9月になりましたが
まだまだ暑い日が続いています。
みなさん夏バテはしてないでしょうか?

夏休みをとられた方、この夏も普段通り
お仕事だった方、様々だと思います。

この夏私はお盆休みも兼ねて数日お休みをいただいて
地元に里帰りをしました。

私の地元は京都府北部にある
与謝野町という小さな町です。
与謝野町では毎年夏になると
「与謝野町ひまわりフェスティバル」が開催され、
20万本のひまわりを見ることができ、
たくさんの地元の方や観光客の方で賑わいます。ブログ15写真②

20万本のひまわりには圧倒される
ものがありますが、私はひまわりを見ると
つい中国での留学生活を思い出します。

中国ではひまわりの種をおやつとしてよく食べています。
中国では「香瓜子」(シャングアズ)
といっておやつや、おつまみとしてひまわりの種を
食べる習慣があり、私もよく食べていました。

ひまわりの種には多くの栄養が含まれており、
健康にもいいとされています。

コレステロール値の上昇を抑える効果があり
生活習慣病の予防や動脈硬化の予防もできます。
また高血圧の予防もでき、
むくみ対策でも効果が発揮されます。
そして老化防止、美肌などのアンチエイジング
免疫力の向上、うつ病の予防、腸を活性化し
便秘解消等の多くの効果があるのです。

不妊治療に大切なホルモンバランスも整えてくれ、
新陳代謝も上がり脂肪燃焼もしてくれるので、
ホルモン剤の投与で体重が落ちにくい方には
ダイエット効果もあります。

これだけ見ると良いことづくしのようですが、
ひまわりの種は一粒が高カロリーで、
食べ過ぎるとダイエット効果どころか、
逆に肥満の原因になってしまいます。

例えば、白米100グラムは
360キロカロリーあります。
それに対してひまわりの種100グラムには
約610キロカロリーあり、同じグラム数でも
白米の倍近くのカロリーを保有しているのです。
(ちなみに白米100グラムはお茶碗に小盛り程度の量)

適切な量としては1日に大さじ1杯、
もしくは20粒程度を目安にしていただくと
いいのではないでしょうか。

日本ではひまわりの種はハムスター等の
ペットのエサといったイメージかありますが、
世界的に見ると、ひまわりの種は健康食品として
比較的食べられているようです。

殻を割って中身を食べるので食べ慣れるまで
少し面倒かもしれません。
私も中国生活の中で食べていましたが、
最後の方にはコツをつかんで中国人と同じ速さで
食べることが出来ていました。

ただ食べ慣れると止まらなくなり
ついつい食べ過ぎてしまうので注意が必要ですね。

下の写真は中国人の友人からもらった
ひまわりの種です。美味しかったですよ。

興味があれば一度食べてみて下さい。

山崎 ブログNo.15


2016年9月1日 blog 0

9月の無料カウンセリング

2016年9月の無料カウンセリングの日程

1人で悩んでないで、良かったら治療に関して
悩んでいることがあったり

疑問に思っていることがあったら、
当院に来られてみてはいかがですか?

今思っている疑問や問題の糸口が
みつかるかもしれませんよ。
何もしないよりは、気分をリラックスさせる
ためだけにでも治療に来られてみたら
・・・と患者さんに良くお話します。

● 9月 7日(水)  担当/大村

     10日(土)   担当/安田

     21日(水)   担当/大村

     24日(土)    担当/山崎

午後1時~1時30分
(各時間、お一人、または一組)
(担当は変わることがございます。ご了承ください。)

病院でいろいろ検査をしたけれど、
特に問題はないと診断されてもなかなか妊娠できない。
タイミング療法を経て、人工授精、そして体外受精まで
ステップアップしたのに妊娠できない。

東洋医学的に見て原因や問題が
解決できるかもしれません。

当院ではなかなか妊娠できなかった人たちが、
今までに 1160組 がパパ・ママになられています。
(ホームページの人数を改定して957組になっていますが、
その後も妊娠された方が増えましたので、現在は1160組です)

カウンセリングの時間は30分くらいですが、
個別無料カウンセリングご希望の方は、

当院に電話でご連絡ください。
電話 0752412101

もし一人で悩んでおられるのなら、気軽にご相談ください。
少しはお力添えできると信じております。

Omura


2016年9月1日 blog 0

やっと妊娠できましたNo.13-②

Oさん(40歳)のメール・・・その2
実際に、Oさんが送って下さったメールです。

大村先生、スタッフの皆様

貴院でお世話になりましたOです。
ご報告がおそくなりましたが、この度、
4月に3056gの元気な男の子を出産いたしました。
予定日を10日もすぎて、分娩時間がなんと
44時間もかかりましたがなんとか
自然分娩で出産しました。

あっという間に4ヶ月がたちました。
息子はすくすく元気に成長し、
とびっきりの笑顔をみせてくれるので、
慣れない育児の疲れもふっとび、
日々幸せをかみしめております。

貴院へ伺おうと思ったのは、
5回目の体外受精を失敗した時でした。
「ふっくら」を読んで、一度診ていただきたいと
思いました。

特にはっきりとした原因が見つからないまま、
うまくいかない治療を続けることに疲れ果てていました。
緊張しながら貴院にお電話したとき、
スタッフの方が優しくじっくりお話を聞いてくださって、
とてもほっとして、心が軽くなったのを覚えています。

実際に診察していただいて治療が始まってからすぐ、
6回目の体外受精、妊娠判定となったのですが、
経過中、細やかにサポートいただき、
初めて安心して治療に臨むことができました。

また、先生のアドバイス通りに
不育症の検査をしてもらったら、
異常が見つかり抗凝固療法も行いましたし、
流産予防の鍼治療をしていただいたり、
ひどかったつわりを軽減する鍼治療もしていただいて、
逆子治療のお灸もして(逆子戻りました!)、
おかげさまで無事出産までたどり着けました。

大村先生をはじめスタッフの皆様には大変お世話になり、
感謝の気持ちでいっぱいです。
本当にありがとうございました。
まだまだ暑い日が続くようですので、どうぞご自愛ください。

Oより

・・・とOさんから出産の報告のメールをいただきました。

「ふっくら」は京都の足立病院生殖内分泌医療センター内で
発行している未妊サポート情報誌です。
この「ふっくら」で毎回、
同センター長の中山先生と私で対談をしております。
1年に1回のペースで発行していますが、もう10号に
なりました。

さて、Oさんのメールに、
特にはっきりとした原因が見つからないまま、
うまくいかない治療を続けることに疲れ果てていました。
・・・と書いてありましたが、果たしてそうだろうか?

原因は必ずあるはずです。
全てのものや現象に原因が無いはずがないのです。
それは西洋医学ではわからないだけであって、
東洋医学的には原因があるのです。

女性ホルモン値が・・・などの数値とか、
子宮の形や内膜の厚さとか、
卵巣機能の数値が悪い・・・とかなどの数値の問題ではなくて、
東洋医学的なざっくりとしたというか、
その人を全体的に診て、どういう状況なのかという
東洋医学的な診断に当てはめると、
原因かあるのです。

Oさんは5回も体外受精をしていたのに・・・
妊娠でききなかったので、当院に電話をくださいました。
2014年に一度妊娠されていたようですが、
心拍が出る前に流産されていました。

Oさんの不妊治療歴は6年にも及びました。
Oさんの妊娠判定のプラスが出るまでの
鍼灸治療は4回で済みました。

もっと早く連絡してくれていたら、
6年間も不妊治療をしなくて済んだのに・・・と思います。

東洋医学的なことは最後の最後で・・・なんて
思っておられる方が多いように思います。
当院の治療の扉をたたいてくださる多くの方が、
不妊治療を始めたころに、病院にいけばすぐに妊娠できるだろうと
思っていたと言っています。

もし、不妊専門クリニックに通うようになられる方が
このブログを見て見ていらしたら、
鍼灸治療も一緒に始められると、妊娠までの時間が
短くて済むかもしれません。
その可能性は高いと思います。
鍼灸治療には副作用がまず無いし、
心と体をメンテナンスして妊娠しやすい状態に
近づけてくれるから・・・と思っています。

次回は、Oさん(40歳)の治療をどのように進めたか、
Oさんの身体の状態がどうだったのかご説明したいと
思います。

Omura