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2013年2月3日 blog 0

FSH と AMH 1

『卵巣年齢が高いとドクター言われました。
私、妊娠できるでしょうか?』

初診でこう切り出した患者のDさん38歳。
聞けば、ドクターから指摘された数値は、FSH≒12。
焦りと不安が入り混じり、数値のことでストレス一杯、
そんな第一印象でした。

『病院によってもFSHの基準値は多少違うし、
生理周期によっても変動します。
なにより、もっと高い数値で妊娠した方も大勢おられます。
12 という数値は、決して、気になさるような数値ではありませんよ。』
そうお答えしました。

さて、FSHとは卵胞刺激ホルモンの事で、
不妊治療の現場でよく耳にしますよね。
何を見ているのかを簡単に言いますと、
その多くは、生理中又は卵胞期のFSHを測る事によって、
「その周期の卵巣疲労度を知ること」。
数値が高いほど、卵巣が疲労している事になります。
つまり、数値が高いほど、卵胞が育ちにくい傾向になります。
これが下がらず高値が続くと、閉経が近づいていることもありますので、
数値を気になさる方も多いと思います。

病院では、その数値によって、
「今周期、卵胞が出てきそうか?」
「出てきそうなら、どれ位の刺激量で排卵誘発するか?」
「卵巣を休めるためにホルモン剤で高温期を作り、
リセットした方が良いか?」
等々
治療方針を決める判断材料にしています。
ただし、その基準も病院によっても様々、
ドクターによっても様々、
つまり、極めて幅のある数値と言ってよいでしょう。

もう一つ、FSHは、一般的に変動しやすい数値です。
数値が高い=卵巣年齢が高い とは必ずしも言えないのです。
一時的に、その周期(採血した周期)の卵巣が疲労しているのは確かですが、
この数値だけで、必ずしも卵巣年齢を反映している訳ではありません。
ストレス等が原因で、一時的に数値が上がる場合もあり、
その後、数値が回復する例も多くあります。

実際、不妊専門病院では、FSHが20あるいは30を超えると、
ホルモン剤でリセットするのが一般的です。
しかし、薬剤を使っても数値が下がらなかったり、
卵胞がなかなか育たなかったりすることも多いです。

そんな時には、鍼灸・整体をうまく併用なさると良いでしょう。
当院では、リセット中の患者さんに、鍼灸・整体をさせて頂くと、
自然に数値が下がりやすくなって、
その後、正常に卵胞が育つ方も多いです。
もし、FSHがかなりの高値であっても、
ご自身の卵巣力をアップすることで
自然に卵胞が育ち、
採卵、受精卵凍結、胚移植に至った例を
当院では沢山見てきました。

長くなりましたので、次回はいくつかの例を挙げてみますね。

タウチ


2013年2月2日 blog 0

何が起こるかわからへん9-② kさんからのメール

前回はK さんの出産の報告のメールをご紹介しました。
彼女は卵胞の質が悪く、ショート法で刺激をしても
3個くらいしか出てこず、受精はしても移植できない状態でした。

子宮内膜症に、左右の卵巣嚢腫があり、AMH検査は旧基準で10.8pmol/Lと低かったのです。
評価は低レベルで42-43歳くらいの卵巣年齢になっていました。
AMH検査とは、抗ミューラー管ホルモン検査のことで、
卵巣年齢を知る検査のひとつです。

当院に来られる前の病院での結果は次の通りでした。
体外受精ショート法で3つ採卵、3つ受精、4日目で分割停止。
2か月後にクロミッドとhMG注射で3つ採卵、
3つ受精、4日目と5日目で分割停止。

もうどうしたらいいかわからなくなっていた時に
当院のホームページを見られたそうです。
ブログの「スローでええやん!!」は、不妊治療をされていて、
どんなことをしてもなかなか妊娠できず、気持ちは焦ってしまい、
強迫観念に駆られて自分を見失ってしまっている人が多いように思っていたので、
ちょっと気持ちをリセットできるような、ちょっとお得情報があって、
「へぇ~」とか「な~るほど」と思っていただけるようなブログにしたかったので、
タイトルを「スローでええやん!!」にしたんですよ。

身体のメンテナスもできないまま、
毎月クロミッドで採卵している患者さんをたくさん見てきました。
もちろん、自然周期で採卵は毎月できますが、
心と体がついていってないのに毎月卵巣に針をさして採卵。
卵巣が悲鳴をあげてないでしょうか。
そのうち、クロミッドを飲んでも採卵できる卵胞の数が減ってきたり、
子宮内膜が薄くなってしまったりしてきている方は多くないですか?

少し体をメンテナンスして、心と体のバランスが整ってきたころに
タイミング、人工授精、体外受精に再チャレンジされてはどうでしょうか。

K さんもじっくりと妊娠体質になる身体づくりをされて、
妊娠・出産されました。
ただ、妊娠に至るまで1年かかりましたが、
その間の苦労は大変なものだったと思います。

まず、ドクターからダナゾールを使った治療を勧められました・・・。

to be continued
Omura


2013年1月30日 blog 0

何が起こるかわからへん9-① Kさんからのメール

先日、昨年治療に来られていたK さん(40歳) から
「無事に出産しました!」というメールをいただきました。
彼女もかなり困難を乗り越えて妊娠・出産をされたので、
僕も良く覚えています。
メールの内容で、苦悩されていた頃のエピソードが
ブログを見て下さっている皆さんの元気を引き出してくれればと思い
K さんに許可を得て掲載させていただくことになりました。
内容は以下の通りです。

烏丸御池鍼灸院
大村院長先生
田内副院長先生
スタッフの皆様

ご無沙汰しております。そちらでお世話になっていました〇〇〇〇です。

1月15日(火)、3535gの女の子を無事出産致しました!
予定日より10日過ぎ、お腹の中ですくすくと成長してしまったため、
分娩が大変でしたが、ムチムチの女の子が元気に産まれてくれました!
出産後、日に日に可愛さが増し、同時にお世話になった方々の顔が思い浮かび、
感謝にたえません。

特に、烏丸御池鍼灸院の皆様には、本当にお世話になりました。
結果が思うように出ず焦りを感じた時に、
ネットで見つけたブログ『スローでええやん』のタイトルに惹かれ、
すぐお電話したのがご縁の始まりでした。
初めてお電話した時に副院長の田内先生が丁寧に話を聞いて下さり、
とても信頼できるところだと感じ、通い始めたのでした。

よく思い出すのは、卵は採れた数ではなく、
質が大切と言われていた院長先生のお言葉で、
病院での採卵後、隣のベットから、10個、20個採れた話が聞こえてくると、
焦りと「無理かもしれない…」という諦めの気持ちでいっぱいになった時もありましたが、
院長先生のお言葉を思い出し「私は私でいいんだ」と気を取り直して、
前向きに頑張ったことを思い出します。

子供の名前は、〇〇〇です。
お世話になった皆様のことを忘れることなく、大切に育てていきたいと思います。
本当にありがとうございました。

〇〇〇〇

K さんも卵胞が育ちにくく、グレードがかなり悪かった状態から
治療を始めさせていただくことになりました。
そのエピソードは次のブログでご紹介しましょう。

Omura


2013年1月28日 blog 0

何が起こるかわからへんNo.8-③ 卵胞が少ない

前回は「そしてたった2個残った受精卵のグレードは・・・。」
で話が終わりましたが、今回はその続きです。

T さんの受精卵2個は胚盤胞のグレードC 評価。
一つはフレッシュで移植予定。もう一つは凍結して、
もう一回移植できるようにしたかったのですが、
凍結に耐えられないレベルの胚だったので、
2つ移植することになりました。

胚盤胞のおおよその妊娠継続率は以下の通りです。
AA 40.8%、AB 26.7%、BA 37.6%、BB 21.4%
(生殖医学会のデータを参考にしました)

グレードC 評価がつく場合は、20%以下になるケースが
多くみられます。
ですが、T さん、胚盤胞のグレードCで妊娠、出産されました。

データは確率ですね。でも、何が起こるかわかりません。
移植前後に鍼灸治療させていただいて、
妊娠判定後も流産予防で鍼灸治療を
続けさせていただきました。

そして今回、2人目を望まれて来院されたのですが、
自然周期で採卵したいということで、相談されたのですが・・・
Tさん:「今回は三宮方面のクリニックに行こうと思っているのですが・・・」
大村:「何で病院を変えるのかな。小さい子を抱えて三宮まで通院するの・・・?」
Tさん:「自然周期の採卵で・・・とネットで書いていたので」
大村:「ん~、近い方がいいんじゃない?」
「自然周期の採卵なら前回お世話になった病院でもやっているし、
不妊治療を専門にしている病院ならどこだってやってるよ」
Tさん:「え~、そうなんですか?」
大村:「まったく薬を使わないで採卵するのを完全自然周期とでも言いましょうか」
「クロミッドやセキソビット、フェマーラなどの経口薬を飲んで採卵するのも
自然周期の採卵って言うんだよ」
「だから、通院に負担をかけすぎないで通えるところがいいのでは・・・」
「一度、前回行っていた病院の先生に相談してみられたら」とアドバイスしました。

T さん、早速、以前お世話になっていた先生を訪ねて話をしたら、
クロミッドで自然周期の採卵をする方向性で治療されることになりました。

自分一人で考えていて、ネットの情報で検索すればするほど、
頭の中がこんがらがって何がいい方法なのかわからなくなってしまう人が
少なくないように思います。むしろ、かなり多いかも知れません。

当院は妊娠体質にする鍼灸治療だけではありません。
どんな方法の治療法があるのか、どんな病院がその人に合っているのか、
どれくらい通院しなければいけないのかなんか疑問に思っていること、
いっぱいありませんか?
疑問に思うことがあったら、できる範囲ですがご相談にのりますよ。
もし悩んでおられる方がおられましたら、
当院のホームページの問い合わせフォームでご連絡ください。

Omura


2013年1月27日 blog 0

妊娠初期の流産予防には鍼灸を・・・

当院の患者さんは、ほぼ100%不妊症でお越しいただいております。
その結果、昨年は、大勢の方が妊娠して卒業されてました。
現在、2012年のデータをまとめ中ですので、近いうちにご報告できる予定です。

さて、当院にお越しになる目的は、勿論、妊娠ですが、
無事、妊娠出来たとしても、その後の心配はつきものです。

過去に流産経験があったり、
高齢妊娠だったり、
アレルギー疾患をもっておられたり等々・・・
流産のリスクはついてまわります。

そこで、当院では、妊娠前から診させて頂いた患者さんを対象に、
流産予防の鍼灸にご案内しております。
しかし、流産予防といっても、
『実際にはどんな効果を実感されているのか?』
との質問がいくつかありましたので、
その例として、患者さんの感想を挙げてみますね。

ケース1)胎児の成長促進効果

妊娠初期は、1週間に1回位の間隔で来院されている事が多いのですが、
心拍確認後の6~8週目位に一度、出産予定日が出されます。
その後、鍼灸をしながら、病院で経過観察した結果、
10~12週目位の診察で、
『予定日が変更になりました。』とのご報告。
聞けば、胎児の成長が6~7日程も早かったので、
出産予定日が早まった。

妊娠初期は、成長が遅くなって流産するケースが多く見受けられるので、
鍼灸で成長を促進させてあげると、
週数通り又は週数よりも早く成長することがあります。
胎児の成長が早い事がすなわち流産予防になります。

ケース2)つわりの軽減効果

つわりがひどくて、毎日、嘔吐していた患者さん。
流産予防で鍼灸を継続していたところ、
『鍼灸後の数日間はつわりが楽になるんです。』
とのコメント。
つわりが軽くなると、精神的な安定に繋がり、流産予防になります。

つわりは、病気ではないので、ある程度仕方ないことですが、
キツイ方は、食べれない、嘔吐する、など辛い日々が続きます。
場合によっては、入院、点滴のケースもあります。
そんな患者さんには、鍼灸によって数日間つわりが軽減できると、
その間に、家事や雑用を済ませる事ができるのでとっても助かるそうです。
中には、ほとんどつわりがなく順調に過ごす方もおられます。

ケース3)安心感

診察経過が順調の場合、診察間隔が長くなって行きます。
しかし、当院は、基本的に1週間に1回位の間隔で来院されています。
『次の診察までがとっても長く感じるけど、
鍼灸院で診てもらう事でほっとしてます。』
と言ってくださる方が多いです。

診察間隔が長くなると、人によっては不安感がつのります。
流産経験があれば尚更です。
そこで、鍼灸で体調を整えると心が安定して、流産予防になります。
また、妊娠初期の過ごし方などのご相談も伺っています。

タウチ

補足ですが、
妊娠初期の過ごし方については、下の胚移植後の過ごし方 1~3を
参考になさってください。
タイトルは『胚移植後の過ごし方』ですが、
妊娠初期の過ごし方も、ほぼ同じです。

胚移植後の過ごし方 1

胚移植後の過ごし方 2

胚移植後の過ごし方 3


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