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2012年5月25日 blog 0

何が起こるかわからへんNo.5-後編

さて、Tさんの治療を始めてから1か月後の基礎体温は・・・
早くも低温期のギザギザがなめらかになりまそた。
低温期から高温期にかけての基礎体温の上がり方にも
勢いが出て、高温期も安定するようになりました。
要するに、基礎体温がきれいになったのです。

これは、当院の治療にとっても大切なことなのです。
★低温期と高温期の区別があまりなく、ギザギザがきつい状態は
ホルモンバランスの乱れというよりは、心の乱れの方が強いように思います。
基礎体温表の波形は、心の波形と言えると思います。

さて、Tさん。治療をさせていただいてから、
体が温かく感じることが増えたことと、
「ストレスを以前ほど感じなくなりました」と言われ元気が
出てくるようになりました。
2~3か月様子を見ながらタイミングをされていましたが、
そろそろステップアップも考えられ、ショート法で採卵。
しかし、採卵できたのはたったの3つ。確か胚盤胞に残ったのが
1つだけだったかな。
36歳で体外受精のショート法をして採卵が3つはちょっと少ないですね。

・・・でも、数じゃないんですよ。多く採卵して受精卵ができて、
凍結できるのに越したことはないですが、
やはり受精卵の質なんですね。
Tさんは不安を抱きつつも、移植に望んで判定はプラス。
採卵まで妊娠体質の鍼灸治療をして準備をしたことが良かったとと
移植前後に治療をさせていただいたことが、
妊娠できたひとつの要因だと思います。
その後は流産予防の鍼治療を12~13週まで来られたと記憶しています。
間違っていたらすみません。

・・・というのは、Tさん、ブログを見ていただいたようです。
Tさんからご紹介していただいた、Sさんが教えてくれました。
採卵の数が少なくても、一つでもいい受精卵ができて、
妊娠されたケースはいっぱいあります。
それと、初期胚のグレードが3BBとか3BCでも多くの方が
妊娠されていますよ。
受精卵のグレードは良いに越したことはないと書きましたが、
たとえA 評価がついてなくても、移植前の子宮の状態を
ふかふかにしてあげることによって妊娠に至ることも多いです。

Tさんもなかなか妊娠できなく悩んでいたのに、
親戚のお姉さんの紹介で鍼灸治療にトライしてみて
比較的治療期間が短く済んで良かったと思います。

「縁」はどこかで繋がっているものなんですね。

Omura

 


2012年5月23日 blog 0

パセリの驚くべきパワー

遅ればせながら、NHK「ためしてガッテン」5月9日放送で
「信じられん!パセリを激ウマに変える30秒技」をやっていました。
パセリの房をたった30秒だけフライパンで炒めるだけで、
苦みが取れて甘みが出るイタリアンパセリのようになるというものでした。
これはなかなかいい情報なので紹介しなければと思い、
書いています。

「ためしてガッテン」のホームページでは、
①パセリのおひたし
②パセリみそ
③パセリの卵とじ
を紹介していましたが、もう一品、オリジナルレシピ・・・?
をご紹介しましょう。

★パセリドレッシング
30秒炒めたパセリをフードプロセッサーにかけて、
市販のドレッシングに混ぜるだけ。バジルドレッシングをパセリに変えるだけで
鉄分、ビタミン、植物繊維が摂取できます。
サラダなどにかけてみてください。苦くないですよ。
冷製パスタに使っても美味しそうですね。ハンバーグソースに
使うのもいいし、ホクホクのじゃがいもにバターと合わせても
いいと思いませんか?

パセリには特に鉄分は100gあたり7.5mgも入っていて、野菜で群を抜いて
超カンタンに鉄分補給ができます。その他はカロチン、ビタミンB1、B2、
ビタミンC、カルシウム、カリウムなど・・・。

・・・というのも、
東洋医学的に見て「血虚証」けっきょしょう)という
タイプの人には時々食されるといいと思いますよ。
血液を作る力が弱くて血液が不足気味な人。貧血気味で生理の色が
ちょっと薄くて少ない人にはいいと思います。

 

陰陽五行で五色というのがあって、蒼色(青色)は肝臓系に属しています。
この蒼色は野菜の緑色と思ってください。緑黄色野菜の緑色は肝臓の働きを
助けてくれて造血作用を促してくれます。

そして、五志というのもあって、これは五つの感情を表します。
怒、喜(笑)、思、悲(憂)、恐(驚)が五つの感情です。
「怒」は現代風に言えば、ストレスと密接に関係する感情です。
「怒」の感情が強くなり過ぎ肝臓系を傷つけてしまうと、
新鮮な血液が作りにくくなってしまうのですよ。

パセリのような鉄分を多く含んだ野菜は
「怒」を静めて肝臓の働きを助けて、造血作用を助けてくれます。
な~るほど・・・と思っていただけましたら、ガッテンしてください。
分かりにくかったら、ごめんなさい。
パセリだけに限らず、バランスのいい食生活が基本ですね。

Omura

 


2012年5月21日 blog 0

ときどきMay I help you?

何が起こるかわかれへんNo.5の続きをちょっと休んで、 今日のブログは烏丸御池で起こる人間交差点の話。 写真の花は烏丸御池の交差点の脇で力強く咲いてる花を 撮ったものです。何の花でしょうね。 烏丸御池の交差点で地図を見ながら目的地を探している風の 外国の方を良く見かけます。 ・・・というのは、当院が京都の烏丸御池の交差点の角にあるという 立地も関係しているからだと思います。 ときどき時間に余裕があるときに May I help you? と声をかけるようにしています。 英語に自信があるわけではないのですが、 アメリカに留学しているときに良く道を教えてもらって 親切にしてもらったいい思い出があるからなんです。 今日は30代くらいの外国人カップルが何やら地図を見ながら あっちに指さし、こっちに指さししているので 「ははぁ~ん、きっと道に迷っているのだな・・・」と思い、 May I help ypu? Where are you going・・・? Oh, Thank you. We are looking for Manga museum. That’s it. Look, over there. That’s the yellow building, you know? Oh,yeah, ドモアリガト。 あれっ・・・Thank you.で返事があるのかと思えば、 「ドモアリガト」でした。でも、日本語でお礼を言われるとうれしくなりますね。 このカップルの案内を終わって信号を渡っていると、 60代くらいの外国人ご夫婦が何やらA4くらいのコピー用紙を見て何やら 相談しているで、こちらの方も道に迷っているのだなと思い、 May I help you? と声をかけたら・・・ Oh,thank you for your offer. ・・・と丁寧に「大丈夫ですから・・・」みたいに 言われたので、ちょっとがっくり。 良く患者さんに「先生は外国に留学していたから英語ペラペラでしょ・・・」と 聞かれますが、ぜ~んぜ~ん駄目ですね。マジです。ギリギリ旅行者英語ぐらいで、なかなか上手くなりませんね。 留学して遅かりしで実感したのですが、語学はセンスじゃなくて、 コツコツ努力することと話す機会を増やすことでしょうか。 いつもながら治療に話を置き換えてしまうのですが、 卒業されてゆく人たちは、コツコツ努力されている人が多いと思います。 ときどき、息抜きをしながらね。 私ごとですが、野菜スープダイエットは飽きもせず、 毎日ではないですが週に3日くらいは続いています。 体重はそんなに減っていませんが、お腹が空くようになったと思います。 ちょっと顔もスッキリしたかも・・・。 ウンチも臭いにおいがあまりしません。 これは腸内がきれいになっている証拠ですね。 コツコツ頑張ってみます。 Omura


2012年5月19日 blog 0

当院の患者さん方、通院先は・・・

先日、読売新聞で全国の不妊治療実績が公表されていましたね。
ご覧になった方もおられると思います。
最近、『当院に来られている患者さんの通院先は?』
とのご質問がありましたので、
この場を使って下記にご紹介させていただきます。
あくまでも、患者さんの通院先を列挙したものです。
当院が病院を評価したものではありませんので。
(順不同、敬称略)

京都府
足立病院(生殖内分泌医療センター)
田村秀子産婦人科医院
醍醐渡辺クリニック
IDAクリニック
オオノ産婦人科医院
久保田レディースクリニック
京大病院

大阪府
IVFなんばクリニック
IVF大阪クリニック
大阪ニューアートクリニック

兵庫県
英ウィメンズクリニック
神戸元町夢クリニック
山下レディースクリニック
徐クリニックARTセンター

滋賀県
竹林ウィメンズクリニック
滋賀医大
草津レディースクリニック

奈良県
ASKAレディースクリニック
好川産婦人科クリニック


2012年5月17日 blog 0

何が起こるかわからへん No.5 親戚のお姉さんの熱い紹介

写真のお菓子は京都の然花抄院(ZEN KASHOIN)の和菓子のセット。
美味しそうでしょう。
本店は縦の室町通りと横の二条通りを下がった所が本店です。
今話題の渋谷ヒカリエにも出店されているので、
関東方面の方は買い物しやすくなりましたね。

この和菓子セット、以前治療にこられていた卒業生のTさんが
土産に持ってきて下さいました。

気を使ってもらってすみません。それもてんこ盛りで・・・。
Tさんと会うのは2年ぶりくらいでしょうか。
可愛いお嬢ちゃんも一緒でした。
「こんにちは」と言ったらそっぽを向かれてしまいました。
5分ほどTさんと話をしてお帰りになるころには、
お子さんもちょっと慣れたのが、バイバイと手を振って愛想が
良かったです。

さて、Tさん。今回はご自分の治療ではなくて、不妊で悩んでいる
ご友人を紹介してくださいました。
実はTさんもご紹介だったのです。
当時、足立病院の中で鍼灸サロンの担当をしているときに
妊娠された患者さんのご親類でした。
ご紹介して下さった患者さんは確か当時40~41歳くらいで、
不妊治療を5年ほどされていて、体外受精も数度チャレンジして
全てうまく行ってなかったと思います。

この方を仮にAさんとします。
Aさんはどう見てもちょいと肥満気味で全体的に代謝も悪く、
妊娠できないというストレスも仕事のストレスも多かったです。
本来は体外受精の準備に3か月くらい時間が欲しいところですが、
次の体外受精まで1ヶ月くらいしかなかったと思います。

先ずはストレス発散の治療と代謝アップの治療。
そして、体外受精で初の妊娠。流産予防の鍼灸もして出産。
親戚の集まりでTさんが不妊治療で悩んでいるのを知り、
ご紹介下さいました。
「縁」は意外なところで繋がっているものですね。

さて、Tさんは半年ほど他院で鍼灸治療されていたのですが、
親戚のAさんの
「私が赤ちゃんを授かることができたのは、大村先生のお陰やから・・・」
と熱い紹介でTさんを治療するようになったのです。
ありがたい話ですね~。

Tさんはなかなか基礎体温がきれいにならず体の変化や
卵袍がうまく育たなかったようでした。
基礎体温表を見せてもらいましたが、確かに高温期はあるのですが、
どうも低温期との区別がハッキリしてなかったです。
それに、低温期の温度差がちょっとギザギザな感じもありました。

半年も鍼灸治療していたら、もっと基礎体温表はきれいになるんだけどなぁ~と
説明して、「では、がんばってみましょう!!」と言って
治療を始めることになったのです。

to be continued
Omura

 


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