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2017年12月22日 blog 0

Mさん(44歳)のエピソード

2017年12月

Mさん(44歳)
自然周期の凍結胚盤胞移植で
プラス判定。

鍼灸治療は生まれて初めて。

初診の時にいつも患者さんに説明して
いることがあります。

「当院に来られる患者さんの
98パーセントくらいが
生まれて初めて鍼灸治療をされる
方たちですよ。」
と、ご説明しています。

ほぼ全員の患者さんが、
まさか自分が不妊治療を始めて、
妊娠体質づくりのために、
鍼灸治療にチャレンジするなんて
・・・と、
夢にも思ったこともない方ばかりです。

Mさんは最初の電話で受付の
坂口さんに、
「鍼治療が怖いので、整体とか
他の方法はないですか?」と聞かれていた
Mさん。

初診で私が治療させていただきました。
とっても鍼が怖くて緊張しておられ
ましたが、ちゃんと治療方法を説明して、
鍼を1本してみました。

Mさん:「えっ、もう鍼を刺したんですか?」

大 村:「そうですよ。」
「もう鍼をしていますよ。」

Mさん:「痛みなかったし、全然わからない
くらいでした。」

イメージと違って鍼が痛くなかったので、
Mさんは継続して治療に来られました。

一般的に鍼は刺す・・・と言いますよね。
でも、鍼は置く・・・と言うんですよと、
Mさんにお話しました。

「刺す」と言う言葉と、「置く」という
言葉のニュアンスは違うでしょ。
実際には鍼を刺すのですが、
やはり治療の観点からすると、
「鍼を置く」の方がしっくりきます。

Mさんの妊娠までの治療回数は、
10回でした。

治療回数が少なくて済んだのは
当院に来られる前に胚盤胞の受精卵を
2個凍結されていました。

1個は胚移植される前に当院に
来られたのですが、胚移植するまでに
3回しか治療できなかったこともあって、
マイナス判定。

当院に来られて2回目の胚移植で
プラス判定でした。

できれば、胚移植するまでに
最低1ヵ月~2ヵ月くらいは、
胚移植の準備期間として治療させて
いただきたいと思います。

Mさんのカラダの状態は、
腎虚血虚による冷え、
血虚で血が少ないのに、
血液が濁っている瘀血(おけつ)でした。

鍼灸治療で腎の力と、脾胃の力も高めて
消化吸収力を高めました。
すると血が増え、サラサラ系の
血液になります。

お腹や足の冷えは、バッチリとお灸
しましたよ。
鍼をしてそのあとでお灸をすると、
カラダがポカポカですよ。
最近のお灸は良くできていて、
台座があるのでやけどすることって
ないですよ。

ツボがわかればご自分でもできますよ。

漢方もそうですが、
鍼灸治療はその人のカラダの状態に
合わせたオーダーメイド治療ですね。

Omura


2017年12月21日 blog 0

お豆さんを食べましょう ③

黒豆の栄養素は・・・。
黒豆の黒色はアントシアニン
抗酸化物質で目に良いとされる成分
ですね。

前にご紹介しましたが、
アントシアニンはポリフェノールの
一種ですね。

抗酸化作用があると言われますが、
活性酸素を除去してくれる作用で、
細胞を活性化させてくれます。
だからポリフェノールは若返りさせて
くれるものなのです。

ビタミンB1、ビタミンE、カリウム、
カルシウム、リン、鉄分、タンパク質、
植物繊維、脂質、炭水化物、
イソフラボン等々。

大豆イソフラボン女性ホルモン
似た働きをするのは有名な話ですが、
良い卵胞のために~と思って、
食べ過ぎないようにしましょう。

イソフラボンの過剰摂取は逆に排卵障害を
起こすことがあるからです。
何でも、そこそこバランスよく食べる
のがいいですね。

黒豆のダイエット効果
黒豆は大豆ペプチドの効果で、
基礎代謝を上げてくれます。
脂肪の吸収を抑える効果もあります。

大豆サポニン不溶性の植物繊維効果
食欲を抑える効果もあって、
ダイエットにも良いですね。

東洋医学で、食材の黒は「腎」
強くすると言います。
昔の人は、黒い食材に若返りの
ポリフェノールが多く含まれていることを
知らなかったけれど、
経験的にわかっていたのでしょうね。

「腎」は生命力や生殖能力にかかわり、
泌尿器の疾患の予防だったり、がんの
予防だったりしてくれます。

「腎」の機能が高まるということは、
妊娠しやすいカラダづくりができると
言っても過言ではないと思います。

そして、妊娠しても流産を繰り返す
ような方は、「腎」の力が弱かった
からではと思われます。

鍼灸治療と黒い食材を気にしながら
バランスの良い食材を摂取することは、
妊娠してから妊娠を継続させる力も
ついているということになります。

だからと言って、黒色の食材を積極的に・・・
食べてもダメですよ。
いろんな色の食材を組み合わせて
食べるから効果があります。

何でも、ほどほどなんですよ。

食卓の一品にお豆さんを小鉢に
加えてみてはいかがでしょう。
一品お豆さん類が加わることで、
栄養バランスも良くなるし、
見た目もきれいだしね。

Omura


2017年12月19日 blog 0

1月の無料カウンセリング

★無料カウンセリングがきっかけで、
多くの患者さんがママ・パパに
なられています。

鍼灸治療でカラダをメンテナンスして、
妊娠体質にするって・・・
●どんな鍼灸院なの?
●どんな先生が治療をしているの?

疑問に思っていませんか?

2018年1月の
無料カウンセリングの日程

1人で悩んでないで、
良かったら不妊治療に関して
悩んでいることがあったり
疑問に思っていることがあったら、
当院に来られてみてはいかがですか?

今思っている疑問や問題の糸口が
みつかるかもしれません。

※現在、ご連絡をいただきまして、
初診のご予約をいただけるのが、
1ヵ月~2ヵ月間いただいております。

無料カウンセリングを受けて
いただいた方で治療をご希望の方は、
初診をお待ちいただいている方の
ご案内が済み次第、優先的にご予約
いただけるようになりました。

1月  10日(水)  担当/大村  (予約済)

   13日(土) 担当/安田or山崎(予約済)

      24日(水) 担当/大村 (予約済)

      27日(土) 担当/安田or山崎(予約済)

午後1時~1時30分
(各時間、お一人、または一組)
(担当は変わることがございます。
ご了承ください。)

病院でいろいろ検査をしたけれど、
特に問題はないと診断されても、
なかなか妊娠できない。

タイミング療法を経て、人工授精、
そして体外受精までステップアップ
したのに妊娠できない。

妊娠したけれど、流産をくりかえす。

二人目がなかなか授からない・・・など。

東洋医学的に見て原因や問題が
解決できるかもしれません。

当院ではなかなか妊娠できなかった人たちが、
今までに 1244組 
ママ・パパになられています。

●東洋医学的に見て不妊原因は
どのタイプに属するのか診断
いたします。
また、その解決方法のアドバイスも
いたします。

●鍼灸治療はどのようにするのか、
当院の治療の方法もご説明いたします。

●その他、不妊治療で疑問に思っている
ことなどがありましたらご相談ください。

カウンセリングの時間は30分くらいですが、
個別無料カウンセリングご希望の方は、

当院に電話でご連絡ください。
電話 0752412101

もし一人で悩んでおられるのなら、
気軽にご相談ください。
少しはお力添えできると信じております。

Omura


2017年12月19日 blog 0

お豆さんを食べましょう ②

東洋医学の話で、
陰陽五行って聞いたことや、
見たことがあるかもしれません。

陰陽五行は陰陽説五行説
組み合わせたものです。

陰陽説は、
「宇宙の万物はすべては
陰と陽で構成されている」

というもの。すべては、陰と陽からできている
といことです。

五行説は、
「万物は木・火・土・金・水でできている」
という考え方。
木・火・土・金・水だとちょっと
何かわかりづらいかも。

木⇒Wood
火⇒Fire
土⇒Earth
金⇒Metal
水⇒Water

という感じで、英語にしてみると
意外とわかりやすいかも。

上の5つの元素と言うか要素に
季節、心の状態やカラダの状態、カ
ラダに良い食べ物の色などを対応させて、
五季、五臓、五神、五色などに例えています。

以外や、この例えはすごい合っている
ことが多いです。
五季は春、夏、土用、秋、冬。
五臓は肝、心、脾、肺、腎。
五神は怒、喜、思、憂、怖。

やっと五色にたどり着きました。
五色は、青、赤、黄、白、黒。

木⇒Wood⇒肝⇒青(緑)
火⇒Fire⇒心⇒赤
土⇒Earth⇒脾⇒黄
金⇒Metal⇒肺⇒白
水⇒Water⇒腎⇒黒

◆青色や緑色は肝に関係して、
肝臓系に良い。

◆赤色は心に関係して循環器系や
精神の安定に良い。

◆黄色は脾に関係していて、胃腸や
脾臓などに良い。

◆白色は肺に関係して、肺そのものの
働きや循環器系に良い。

◆黒色は腎に関係して、腎臓系や
生殖器系に良い。

いろんな色の食材を摂取すること
によって、それらに関係する五臓六腑が
リンクし合って健康でいられますよ・・・
ということです。

食材の色には、それぞれ栄養があって、
カラダを健康にしてくれる
意味があるんですね。

お豆さんにもいろんな色があるでしょ。
だから、手軽で手ごろなお豆さんを
上手に食べていると、カラダにとっても
いいし、妊娠しやすいカラダづくりの
一助になるってわけです。

写真の豆ごはん、五目豆・・・
美味しそうでしょ。
今夜の夕食にいかがですか?

フジッコのホームページから
ちょっと引用させてもらいます。

「五色の豆のチカラを知ろう」の
コーナーでお豆さんの色と栄養を
紹介していました。

青えんどう、グリーンピース
緑色の青えんどうやグリンビースには
ビタミンAやビタミンB1が豊富。
健康の維持に効果がある。

金時豆、赤えんどう
赤い豆には鉄分や植物繊維がたっぷり。
お腹の健康や美容に良い。
カルシウムも多く含まれいます。

黄大豆
黄大豆には脂肪に働きかける
リノール酸やサポニンが含まれています。

白花豆、白いんげん
白い豆にはカルシウムや植物繊維が
豊富。お腹の健康や美容に良い。

黒豆
黒い色はアントシアニン。
ポリフェノールの一種で疲れ予防に。

これらの色のお豆さんや食材をバランスよく
摂取することで、
妊娠しやすいカラダづくりに
良いでしょう。

特に不妊治療をされている方は、
黒い食材をちょっと気にして、少し多めに
摂取すると良いでしょう。

それはね・・・
次回、「お豆さんを食べましょう」は
最終回です。

to be continued
Omura


2017年12月14日 blog 0

お豆さんを食べましょう ①

患者さんとよく食事や食生活の
話をすることがあります。

規則正しい食生活に適当な運動、
そしてストレスをためないことは
健康で長生きの秘訣なのは、
もうご存知だと思います。

・・・なんだけど、
なかなか規則正しい食生活を
守れているという人は少ないように
思います・・・というより、
少ないですよ。

当院に来られる患者さんの年齢層は
30代~40代の女性が中心になります。
男性もときどき来られますけど。

バリバリ仕事ができて多忙な年齢です。
それに、不妊治療をしていて、仕事と
病院通いでカラダも疲れていて、
ストレスもいっぱい。

家に帰って、さぁ美味しい夕食を作って
・・・なんて思えないことも多々ある
でしょう。

患者さんに「お豆さん食べてる?」
大村:
「多分、食べてないよね。」
「ほとんどの患者さんが食べてないからね。」

患者さん:
「そういえば、お豆さん食べてません。」
「納豆はときどき食べますけど。」

写真は藁に入った昔ながらの納豆です。
美味しそう~と思われ人もいれば、
匂いが苦手という人もおられますね。

確かに、納豆は発酵食品の優等生です。
今回の話は、食卓の一品として
小鉢にお豆さんを食べましょう。
できれば、毎日食べてほしいと思います。
小生も毎日食べてはないけどね。
できればの話で、スルーしてください。

話を戻します。
大村:
「黒豆は?」
患者さん:
「お正月くらいですね。」

という答えが返ってきます。

小生の小さいころは、必ず食卓の一品に
小鉢にお豆さんがありました。

畑のお肉と言われている「豆」には
植物繊維が豊富。
植物性タンパク質に、ビタミン、ミネラルも
簡単に摂取できて、生活習慣病の
予防にもなります。

お豆さんを日ごろから食べることによって、
美腸素肌美人
そして、卵子は美卵になっていく
とでも言いましょうか。

生活習慣病の予防に良い食事は、
健康できれいな血液を作るのにとっても
良いことなんですよ。

ということは、
ピカピカの卵子を育てることや、
ふかふかの子宮内膜を作るのに、
とってもとってもいいんだよ。

お豆さんの話を患者さんとしていて、
こんな話もあります。

患者さん:
「先生、お豆さんって、自分で炊くの?」

大村:
「あのね、今どき普段からお豆さんを
炊いている30代~40代の女子いますか?」

患者さん:
「だよね。」

大村:
「料理好きな人は別にして、多忙な現代人が
時間のかかるお豆さんを炊くのは、なかなか
いないんじゃないのかな。」

「別にパックのものを小鉢に一品でも、
食卓が明るくなると思うけどね。」
「無添加だとか、保存料していませんとか、
安心なものも増えているし。」

「ぶっちゃけ、フジッコでいいんだよ」。
・・・と言っています。

患者さんは、
「えっ、それでいいんですか?」

とよく言われますが、
便利で簡単で、お手頃で、
何の申し分もないと思うけどね。

お豆さんのメーカーはいっぱい
ありますけど、フジッコと書いたのは、
ただ単に小生が小さいころから食べている
だけのことです。

お値段お手頃で、美味しいと思うから。

さて、豆にも色がありますよね。
次回は豆の色と栄養、東洋医学的な
お話をしましょう。

to be continued
Omura


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