Posts In: blog


2017年9月26日 blog 0

やっと妊娠できましたNo.22-③

Hさん(41歳)が初診で来られたのは、
生理が始まって12日目でした。
病院で診察後のことです。

卵胞は10ミリ、8ミリ、12ミリの
3つ育っていたとのことでした。
6日後の診察の結果、卵胞は同じ大きさで
育っていなかったので採卵は見送りに
なったようです。

卵胞が育つようにhmgの注射を5回も
していたのに・・・。

そして、プラノバールを14日間処方され、
生理3日目の診察の予定になりました。

初診の時にHさんは、
足の冷えむくみを特に気にされていました。

漢方を服用された方がいいのではと思い、
漢方クリニックをご紹介しました。
処方されたのは、桂枝茯苓丸と六味丸。
冷えのぼせやむくみがあり、腎陰虚の方に
処方されるものでした。

私の診断も腎陰虚で火照っているけれど、
下半身の冷えとむくみ。
肝気鬱結(かんきうつけつ)という状態。
ストレスがけっこうあると考えました。
だから気の巡りや血の巡りが悪くなって、
冷え症になってしまうのです。

Hさんは初診の日から、2週間後くらい、
プラノバールを服用されてから来院されました。

プラノバールは、高温期をつくる
お薬ですね。
冷えのぼせで上半身が火照っている方が
服用されると、いつもの火照りより
火照り感が強くなる方が多いように
思います。

ですから、鍼灸治療で火照りを抑えながら、
高温期をキープさせるツボを選んで、
治療しています。

プラノバールを14日間服用して
3日後に来院。
そろそろ生理が始まるので、
生理を起こさせるというよりは、
自然に生理が起きるように、
生理を促す治療をします。

そうすると、生理痛がある方などは、
生理痛が軽減され、スーッと心地よく
生理が始まるようになっていきます。

瘀血(おけつ)でいつも赤黒かった生理の色は、
周期を追うごとに、きれいな赤色の鮮血で
血の塊が少なくなって、サラサラになって
いくのです。

生理の色がきれいな赤色になってくる
ということは、子宮内膜の色が
きれいになって、質の良い子宮内膜
つくられているということです。

その後、Hさんは生理6日目に来院。
この日はしっかりと生理を出しきる治療を
しました。

この周期はお薬の服用なしで、
タイミングにトライされるということでした。

to be continued
Omura


2017年9月22日 blog 0

10月の無料カウンセリング

2017年10月の
無料カウンセリングの日程

1人で悩んでないで、良かったら不妊治療に関して
悩んでいることがあったり
疑問に思っていることがあったら、
当院に来られてみてはいかがですか?

今思っている疑問や問題の糸口が
みつかるかもしれません。

10月  4日(水)  担当/大村  (予約済)

            11日(水) 担当/大村or安田 (予約済)

      21日(土) 担当/大村  (予約済)

      25日(水) 担当/大村or山崎 

午後1時~1時30分
(各時間、お一人、または一組)
(担当は変わることがございます。ご了承ください。)

病院でいろいろ検査をしたけれど、
特に問題はないと診断されても、なかなか妊娠できない。
タイミング療法を経て、人工授精、そして体外受精まで
ステップアップしたのに妊娠できない。

妊娠したけれど、流産をくりかえす。

二人目がなかなか授からない・・・など。

東洋医学的に見て原因や問題が
解決できるかもしれません。

当院ではなかなか妊娠できなかった人たちが、
今までに 1232組 がママ・パパになられています。

●東洋医学的に見て不妊原因はどのタイプに属するのか
診断いたします。
また、その解決方法のアドバイスもいたします。

●鍼灸治療はどのようにするのか、当院の治療の方法も
ご説明いたします。

●その他、不妊治療で疑問に思っていることなどがありましたら
ご相談ください。

カウンセリングの時間は30分くらいですが、
個別無料カウンセリングご希望の方は、

当院に電話でご連絡ください。
電話 0752412101

もし一人で悩んでおられるのなら、気軽にご相談ください。
少しはお力添えできると信じております。

Omura


2017年9月21日 blog 0

いい卵が採れそうな気がする②

9月7日に、
Hさん(36歳)の
「いい卵が採れそうな気がする」という
タイトルでブログを書きました。
下のアドレスをクリックすると、
そのときのブログが出てきます。

https://www.karasumaoike.com/date/2017/09/07

その後、Hさんは、
11個採卵のうち8個受精。
そのうち、4個の胚盤胞を凍結することが
できました。

受精の方法は、ふりかけ。
コンベンショナルIVF
という方法です。
自然受精と同じような状態を
シャーレの中でおこなっている
方法ですね。

Hさんが33歳の時に採卵した卵より
もしかしたらグレードが良くなっているかも
しれません。

評価は、
3AB、4BB、4BB、3BB
でした。

受精卵の評価の方法は病院や
クリニックで意外とまちまちです。
ですが、特に評価法がかけ離れているとも
思えないので、BB評価をもらっていたら、
まずまずと思って下さい。
いい意味でね。

Hさんは採卵後の生理の量もしっかりとあり、
生理の時の血液の色はきれいだったと
言われてました。

先ずは、
まあまあグレードの良い胚盤胞を
凍結できました。
次は、胚移植のための鍼灸治療が
はじまります。

この周期は、子宮鏡検査をされる予定ですので、
問題がなければ凍結胚移植になります。
もしくは、次の周期でもかまいません。
都合のいい月に胚を移植すればいいのです。

採卵して凍結して、次の周期に必ず胚移植
しなければならないということは
ないですよ。

ショート法やロング法、アンタゴニスト法の
あとに体調を崩される方もときどきおられます。
そんな時は、体調が回復してから胚移植に
のぞめばいいと思います。

体調を整えるのに、
やはり鍼灸治療はひとつの有効な方法だと
思いますよ。

Omura


2017年9月19日 blog 0

やっと妊娠できましたNo.22-②

Hさんが当院に来られたのは、
約41歳と9ヵ月の頃でした。

問診で、朝食の質問の項目では、
週に3回は和食、週に4回は洋食と、
食生活にちゃんと気をくばられているのが
伺えました。

睡眠時間も7時間~8時間はキープ
できているし、夜の12時までには
就寝されている、規則正しい生活を
されています。

ですが、几帳面な性格が災いしてしまうのか、
全体的にカラダの疲れが溜まっていて、
肩こりがとってもキツイ人だと思いました。
仕事もフルタイムでされていたので、
なかなか疲れが取れないとのことでした。

月経の周期は28日~33日くらい。
特に悪いとは思いません。

不妊治療で感じるストレスはマックスが
10だとしたら、5くらいとのこと。

お話をして、カラダ全体の様子をみると、
ん~、本当は不妊治療をしているストレスが
8くらいはあったのではと判断しました。

上半身は火照っているのに、
膝から下やお尻がいつも冷えていて、
冷え症の悩みを抱えておられました。

卵管造影検査も問題はなかったので、
タイミング療法と人工授精をされていました。

流産の経験は1回ありました。
2回目の人工授精で妊娠。
しかし、妊娠7週になっても心拍が
確認できなかったとのこと。

その後、人工授精を5回ほどされましたが、
妊娠には至りませんでした。

ご主人の方にもやや問題がありてした。
軽度の精索静脈瘤があって、精子の運動率が
全体的に悪く、Hさんの妊娠の可能性は
体外受精をされる方がいいのではと言うことで、
体外受精を3回されました。

翌月にご主人の精索静脈瘤の手術を
予定しているとのことでした。

えっ・・・。
人工授精で一度妊娠しているのに・・・、
と思われた方もいると思いますが、
多分この時のご主人の精子の状態が
良かったのではと思われます。

男性の場合、精子の量や運動率は、
その時によってかなり数字が変化します。
たぶん、運動率が40パーセントくらいあって、
精製後60~90パーセントくらいに
数値が良かったのかもしれません。

精子は74日間かけて作られますが、
その頃に寝不足や疲労が溜まっていて、
ずっとカラダが疲れていると、
精子の状態が悪いことが多いのです。

当院でも奥様からお話を聞いて、
男性の精子の状態が悪い方の治療をしています。
ご主人の希望があればですけどね。
鍼灸治療を2ヵ月~3ヵ月ほど続けられると、
精子の運動率がアップされる方が多いですよ。

Hさんが当院に来られるまでの体外受精の
結果は下記の通り。

1回目はショート法。
4個採卵、3個受精、フレッシュで胚盤胞を
移植。

2回目はクロミッドを服用して1個採卵。
フレッシュで胚盤胞を1個移植。

3回目はhmgの注射で3個採卵、1個受精。
フレッシュで胚盤胞を1個移植。

受精の方法は顕微授精。
3回とも、マイナス判定。

担当のドクターは、着床に問題があるのか
どうか、はっきりとはわからないと言われた
そうです。

そこで、どうしていいのかわからなくなって、
体質改善が必要なのではと思われ、
当院のホームページをご覧になって、
予約を頂いたのです。

to be continued
Omura


2017年9月14日 blog 0

葉のチカラ、そしてレモン。

先日、一人の患者さんから
こんな話を耳にしました。

「家にあるレモンの樹にアゲハチョウの
幼虫がたくさんついてしまうので
幼虫を取らないといけないんです」

「レモンは葉っぱからも良い香りが
するからですかね」
とのこと。

早速、近所にレモンの樹があったので
確認に行きました。
触るだけではあまり香りのしない
葉っぱもありましたが、
葉っぱを指で少しこすると、
…うん、確かに葉っぱからレモンの香りが。

インターネットで調べたところ、
葉っぱをちぎってにおいを嗅ぐと
もっと香るみたいです。
植物ってすごいですね。
パワフルですね。

お灸で使う“もぐさ”
原料は“よもぎ”で、燃やしたときに
オイル成分が染み出ています。

妊活でよもぎ蒸しをされる方も
いらっしゃるでしょうが、
よもぎに含まれるチネオール
免疫アップリラックス効果
兼ねています。

温熱効果のみならずアロマ効果も
合わさっているのですね。

レモンに限らずとも葉っぱから
臭いのするものはたくさんあります。
楠(クスノキ)は葉っぱをちぎって香りを
匂いだ時にスーッとした
樟脳(しょうのう)の香りがします。

私も以前、京都の青蓮院というお寺に
行ったときに葉っぱを拾って匂いだ
ことがあります。
しっかりとした良い香りでした。
樹の葉でいうと、ユーカリもそうですね。

オーストラリアのユーカリが多く
生えている所では通るだけでも香って
くると聞きます。
ユーカリのアロマオイルが葉を原料にして
いるのもとくに香り成分が葉に多く含まれる
からでしょう。

さて、長くなりましたがレモンと言えば
薬膳では「収汁類」に分類されます。
内臓の収縮する働きを改善してくれます。
特にレモンは脾と胃に働きかけてくれるので、
食欲不振にも効果的。

胃腸が健康的であることは子宮や卵巣への
栄養が行き渡ることにもつながるので
おすすめ。
つわり軽減の効果もあると言います。
少し胃腸が疲れたかな?
さっぱりしたいなと思った時は、
野菜、肉や魚にレモンを絞っても良いですし、
冷凍させたレモンを皮ごとすりおろしたら
意外とよい香りづけにもなりますよ。
ぜひお試しください。

安田 No.21