カフェインは妊活に良い?悪い?
妊活には、カフェインは良くないという事で
「コーヒーを飲んだらダメですか?」
と聞かれる方がいらっしゃいます。
結論としては、「飲みすぎは良くないですよ」です。
曖昧な答えになりますが
そこまでの研究結果がないというのが現状です。
ある論文では、カフェインを1日500㎎以上摂っている人と
それ未満の人で妊娠に至る期間を調べた結果、
多く摂っている人の方が
妊娠に至るまでの期間が長い
という結果が出たようです。
しかし、カフェイン500㎎と言えば
コーヒー言うと5~6杯くらい。
結構飲んでいる方ですね。
ちなみに、スタバのトールサイズのホットコーヒーで
カフェインが260㎎くらいです。
※豆にもよります。
だとしたら、2杯で500㎎以上になりますね。
ただし、妊娠初期においては1日2杯以上のコーヒーは
流産率を上げるという事が言われているので、
一杯までに控えるか
カフェインレスにする方が
良いと思います。
カフェインの作用は、
「覚醒作用」
「利尿作用」
「強心作用」
そして、「血管収縮作用」が有名です。
適度に摂れば脳の血管が拡張して起こる
「血管拡張型頭痛」に対しては、
カフェインの血管収縮作用で緩和させる働きがある
と言われますが、
しかし、過剰摂取によるデメリット
にこそ注意すべきで、
過度なカフェイン摂取は頭痛や睡眠障害、
胃液の過剰分泌、鉄分の吸収障害、
血管収縮による冷えを起こす可能性が言われています。
「冷え」や
「熟睡出来ていない」
という症状があって
「そういえば、コーヒーをよく飲んでいるな」
という方は、回数を減らしてみてはいかがでしょうか。
ちなみに、一般的なカフェイン含有量を例示しておきます
飲料 | カフェイン量(100ml当たり) |
インスタントコーヒー | 約60mg |
玉露 | 約160mg |
煎茶 | 約20mg |
紅茶 | 約30mg |
ウーロン茶 | 約20mg |
(参考: 全日本コーヒー協会)
意外に玉露が多いですね。
何事も適度を心がけてみてくださいね。
そしてカフェイン過剰摂取で代表的な
「冷え」や「不眠」というのは妊活にとって
良くないのはご存知の通りです。
当院に来院される方でも「冷え」や「不眠」を
訴える方が多いです。
鍼灸施術を始められて
血流が改善すると
冷えの改善にもつながり、
お腹の血流も良くなります。
鍼灸施術は、自律神経の調整にも役立つので
睡眠の質も良くなります。
今まで、カフェインを飲み過ぎていたなと思う方は、
少し控えて
鍼灸で今までの胃腸の負担や
自律神経の回復を促進させることを
おすすめします。
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