便秘と不妊②
前回は「便秘」について西洋医学的な話をしました。
そして、便秘の状態にあると
全身に(もちろん子宮や卵巣にも)
良い栄養が運ばれにくいという事があり
妊活にはよくない状態です。
分類としては以下の3つでした。
弛緩性便秘:大腸のぜん動運動が弱く、便を押し出す力が弱い便秘
痙攣性便秘:ストレスや自律神経の乱れでぜん動運動が強くなり過ぎて、
便を正常に押し出せない状態の便秘
直腸性便秘:直腸に便が到達するものの、我慢する事による便意の消失が
習慣化して便が残っている便秘
そして、今回は東洋医学的な話。
東洋医学では「便秘」は4つの原因に分けられます。
①熱秘:辛いものや刺激物の偏食が多かったり、喉が渇いたりほてりやすい人
は胃腸に熱がこもりやすく、潤い不足により便秘が起こる。
②気秘:ストレスなどにより気が停滞して腸の働きも停滞してべんぴがおこる。
座る時間や動かない事によっても気の鬱滞が起こる。
③虚秘:病後で気血が回復していなかったり、もともと虚弱だったり、
老化で気血が不足していると、腸が潤いを失い便秘が起こる。
④冷秘:虚弱や老化でお腹より下の温める力が弱くなると、
冷えが起こり、排便便が困難になり、便秘が起こる。
つまり、
「熱がこもっている」
「気が停滞している」
「パワー不足」
「冷え」
の4タイプです。
前回お話しした、手や足のツボも良いですが、
もし、どのタイプがわかるようでしたら、
それぞれに合った
食事の養生も加えてみればさらに良いです。
例えば
①熱秘タイプ→体を冷ましてくれるバナナなどの果物やヨーグルト。
②気秘タイプ→リラックス効果のあるもの。
ジャスミン茶やミントティー など
お茶でリラックスするのがおすすめ。運動も良いです。
③虚秘タイプ→気血を補うキクラゲや黒ごま、ドライフルーツなどの黒い食材や
レバー、赤身の肉や魚など赤い食材。
④冷秘タイプ→生ものなど体を冷やす食材を避けて、
ナッツやしょうがなど体を温めるものを摂ってみると良いです。
便秘など体の中で停滞が起こっていると、
子宮や卵巣にも栄養や血がしっかり巡ってくれません。
不妊治療をされている中で、
便秘に心当たりのある方は、普段の生活に加えて、
タイプ別の対策も一緒に試してみてはいかがでしょうか。
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