ダイエットと不妊
当院に来られる人の中には、
「不妊治療を始めてから
体重が10㌔ほど増えました」
「出産してから太りました」
という声を聞くことがあります。
自分のベスト体重から大きく増えている方は、
妊娠にも影響する場合が多いです。
不妊症の原因の
8~12%を占めているのが
肥満や痩せすぎの体重異常であることも
わかっています。
ちなみに一般的に健康のことを考えた
健康体重はBMI: 22とされています。
BMIの計算方法は
BMI=体重(kg)/(身長(m)×身長(m))です。
※注意点は、身長はメートルです。
156㎝の人は、1.56mで計算してください。
標準体重の計算方法は
身長(m)×身長(m)×22 =標準体重(kg) です。
意外と重いと思った方もいるかもしれませんね。
今の日本人はどちらかと言うと
痩せている方が多いです。
見た目上?でいうと
BMIは20~21くらいです。
でも、健康体重(病気になりにくい体重)は
BMI22です。
BMIが24を超えると
色々な生活習慣病が現れてきます。
BMIが25を超えると本格的に肥満に突入し
不妊症も含め多くの病気になりやすい状況です。
適正体重から大幅に体重が増えていると、
脂肪細胞から産生されるエストロゲンが増え、
「多嚢胞性卵胞になりやすい」「排卵しにくい」
という事につながり、
妊活にも影響してきます。
このような場合、実はダイエットが
妊娠への近道である事もあります。
ちなみに東洋医学的には4タイプ
痰湿: 水分停滞タイプ
気滞: ストレスによる気の停滞タイプ
瘀血: 血行不良タイプ
気虚: パワー不足タイプ
に大きく分けられます。
痰湿タイプは、過剰に水分が溜まっている状態なので、
デトックスを気にしてあっさりした和食を。
気滞タイプは、ストレスで気が停滞する上に
よく食べるので、代謝も悪くなっている状態。
運動する事でストレス発散でき、気が巡るので、
適度に体を動かすのが良いですね。
瘀血タイプは、血行不良なので、もちろん運動もよいですが、
意外にケーキなど糖分の多いものや塩分の多いものを
たくさん摂っている割に、緑黄色野菜などが少ない
ケースもあります。
運動プラス食事のコントロールがオススメ。
最後に気虚タイプはいつもダルかったり、
冷えがあったり、風邪を引きやすいなどエネルギー不足気味で
脂肪が溜まっていくタイプ。豆類や肉類など、スタミナのつくもの
がオススメ。ショウガなども温めて使えば、
体もポカポカして消化吸収も良くなります。
自分の適正体重に近づける事が
妊娠への一番近道な場合があります。
かと言って
無理なダイエットはかえって健康を害することがあります。
当院では、耳ツボダイエットという
健康的に痩せるメニューがあります。
体重が急に増えた方や
BMIが24以上の方は一度プロの私たちにお気軽にご相談ください。
ご連絡の際は、「ダイエットのブログを見ました。」と
お伝えしてもらうとスムーズです。
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