やっと妊娠できましたNo.19-4
47歳で初めて出産しました

セカンドオピニオンで漢方クリニックに
行ったら、漢方が1種類になって、
気分が楽になった

Aさん(当時39歳)は、鍼灸治療を
始められて半年ほどして、紹介した
漢方クリニックに行かれました。

何と、そこでの処方は、たった1種類だけ。
抑肝散を処方されました。
抑肝散の漢字から想像できるように、
先ずはAさんのストレスを緩和しようとする
ものでした。

Aさんは漢方の処方が9種類⇒1種類に
かなり減ったので、反対に心配になった
ようでした。

そのとき、たぶん漢方クリニックの先生は、
Aさんのカラダの状態を判断して、先ずは
抑肝散で様子をみられて、そのあと、漢方の処方を
増やしたり他の漢方を処方されるよ・・・と
アドバイスしました。

2週間後、Aさんに新しい漢方を飲み始めてから、
調子をを聞いてみると、良く寝れるようになったし、
イライラするのもマシになっているという
ことでした。

当院も漢方クリニックでの処方に合わせて、
鍼灸治療のときに使うツボや治療法を変えています。
漢方の処方に合わせて、鍼灸治療の方法を
変えると、より効果が高まります。

その後、Aさんの漢方の処方はカラダの
状態に合わせ、2~4種類くらいになりました。

鍼灸治療を始められて1年くらいは、
定期的に鍼灸治療も漢方も服用され、
以前にも書いたと思いますが、凍結胚が5つ
ストックできました。

翌年に凍結胚移植を予定していて、
その予定に合わせて鍼灸治療もしましょうという
事になっていたのですが・・・。

年が明けて、ぷっつりとAさんの予約が
入らなくなったのです。
このようなことことは今までに経験がありません。
こちらの方から連絡するわけにもいかず、
ずっと、どうしたのだろうと心配していました。

Aさんから連絡があったのは、9か月後でした。
久しぶりにAさんにお会いしたのですが、
本当にAさんですか・・・と思ったほど、
激やせしていて、驚いてしまいました。
きっと、いろいろあったんだろうなと
推測できるほどだったのです。

Aさんはストックしていた凍結胚は、
移植したけれど、マイナス判定。
融解時に変性してしまい、使えないものもあった
ようです。

普通なら、胚移植に合わせて鍼灸治療に
来ていただけるのですが・・・。

詳しくは語ってもらえませんでしたが、
嫁いだ先の家族のストレスがいっぱいあったり、
パニック障害を再発して、心がボロボロに
なっていたようでした。

Aさんには、もう凍結胚がありません。
また、振出しに戻って、鍼灸治療を再開することに
なったのです。

久しぶりの鍼灸治療の時、Aさんに言いました。
これ以上は、痩せないようにしましょうね・・・と。

Omura