上手くいくといいね
今日、来週に体外受精の判定を控えた I さん(41歳)が、
胚移植後の治療に来られました。
鍼をしながら話をしていると、I さんがポツリと、
「ここに来るとリラックスして寝れるんですよね~」と言われた。
「ありがとう。でも何で寝れるの・・・」と聞くと、
「ん~、エステに行っても何かリラックスしてるはずなのに足がムズムズするんです」
「ここだと、全然足がムズムズしなくて、鍼をしている間、寝れるんですよ」
「な~るほど・・・たぶん、それはこの空間の広さかもね・・・」
「・・・どういうことですか」
「それはね、ここの部屋の広さは、広すぎず狭すぎずにしているんですよ」
「ベッドは鍼灸用のベッドではなくて、アロマテラピー用の広めのベッドで
ふかふかだし、空間もちょうどいい広さにしてるねん」と答えました。
「へえ~、そうなんですね」
「それと、ここはビルの南と東が窓になっていて、風通しや日の光の入り具合が
良い感じで入ってくるしね・・・」
「部屋の中にいい気が流れているからやと思うけど」
「だからですね」
・・・という会話がありました。
ここを開業する時に、不動屋さんに案内されて、ガランとしていて
何もなかったのですが、心地よい日差しが窓から部屋に差し込んでいて、
いい気が流れているのを感じました。
即決で決めました。
そのとき不動産屋さんにこう伝えました。
「ここの場所なら、多くの方が妊娠して卒業されると思う」とポツリ。
インスピレーションがあったからですね。
人が初めての人と会う時、この人と気が合うかどうかは1秒かからないと言います。
私も当院ができる前のガランとしたビルの部屋に連れてきてもらって、
ドアを開けた瞬間にインスピレーションがありました。
話は I さんに戻りますが、胚移植の5日後に来られました。
私が鍼をしていると、
「院長先生に治療してもらうの初めてなんですよ」
「そうでしたか・・・でもお会いしているはずですけど・・・」
「先生のいないときに来ていたから・・・」
「それは、残念。でも、胚移植してから大切な日に治療させてもらえて良かった」
「うまく判定が出ればいいね」
「ありがとうございます。」
I さんの治療中、妊娠しそうなインスピレーションがありました。
上手くいくといいね。
I さんもですが、タイミングや人工授精、胚移植にトライされる人に
毎回思うのです。
上手くいくといいね。
先日、伊勢神宮に行って、手を合わせてきました。
Omura