コショウで
胃腸を温めて、
冷え症を改善して、
質の良い卵子を育てましょう。

胡椒(コショウ)には黒胡椒、白胡椒、
青胡椒そして赤胡椒があります。
それぞれ、収穫のタイミングや製法の
違いによって変わります。

大まかな違いはというと、

黒胡椒:熟す前の実を長時間かけて乾燥。
強い独特の香り。
特に牛肉と相性が良い。

白胡椒:赤く熟した後乾燥させ、
その後ふやかせた皮をむいたもの。
黒胡椒より風味和弱く、特に魚料理と
相性が良い。

青胡椒:熟す前の実を短時間で
乾燥もしくは塩漬け。
爽やかな辛みが特徴で、肉にも魚にも
相性が良い。
タイ料理やカンボジア料理では食材
として使われる。

赤胡椒:白胡椒と異なり皮をはがさず
そのまま使われる。
マイルドな風味で色合いも良い。
ペルーなどの料理で使われることが多い。

このように種類はいろいろありますが、
最近では粗挽きの黒胡椒を料理で
使われる事が多いかもしれませんね。
お店に行ったりすると、サラダやパスタ
にもかけてありますし。

ちなみに薬膳で胡椒は【温裏類】
分類されます。冷えの改善に役立ちます。

腎陽虚という全身冷えのある体質の
人には効果的です。
しかし、比較的温める効果が強いと
されるので、足が冷えるけども
上半身がほてるといったように、ほてりの
きつい人は摂りすぎに注意です。
のぼせやすくなります。
もしくは胃腸が荒れます。

それでも胡椒には良い効果があります!
「温中止痛」と言って脾胃の冷えによる
痛み、吐き気、嘔吐に役立つ効果。

食が細い、食欲がないなどの時の
「食欲増進」の効果

そして胡椒に含まれるピペリンには
抗がん作用抗酸化作用もあるとされます。

胃腸や消化機能が落ちていると卵子にも
栄養が不足しがちになります。

胃腸の調子が良いということは、
消化吸収された食材が豊富できれいな
血液を作るからです。

新鮮な血液は、質の良い卵子の栄養には
欠かせないのですから。

食欲が落ちたり冷えを感じたりする時は、
料理のアクセントに
ひとつまみ程の粗挽き黒コショウなど
いかがでしょうか?

実はアロマの精油にもブラックペッパー
(黒胡椒)があります。
こちらも刺激が強いという面で、高濃度での
使用は皮膚刺激が強いため
肌が弱い人には注意が必要です。

しかし末梢の血流を増やして温めたり
体液循環を促進したりする効果もあるので、
レモングラスローズマリーのように筋肉の
疲れ使われることも多いです。

神経的な強壮作用もあるので、どうしても
やる気が出ないときに
匂いを嗅いでもいいですね。

ブラックペッパーに含まれる
カリオフィレンには
胃の動きや消化を整える効果もあるので、
マッサージオイルに少し混ぜてお腹を
マッサージしても良いですよ。

安田 No.21