薬膳を楽しもうNo.18
今回は、気、血、水のお話の続きで、
「水」の話。
ほとんどは体の中を潤す体液のことですが、
いろいろあります。
唾液は口の中を潤し、涙は目を潤します。
関節を滑らかにするのは滑液。
脊髄、脳、骨の中をを潤してるの髄液。
脊髄液とか、脳髄液とか、骨髄液とかって
言うのを、聞いたことがあると思います。
リンパ液もあるし、細胞の中は細胞内液。
細胞と細胞の間は細胞間質液。
結構、〇〇液と言うのが、体の中にありますね。
汗は体外にでますが、体の中から皮膚表面に出で、
カラダを潤したり、体温調節したりします。
体の中にはいろんなホルモンが出で、各器官に
届いて働きをします。
女性ホルモンもそうですね。
「水」には「津」と「液」があって、
両方合わせて津液(しんえき)と言います。
気、血、水の「水」は津液ということですね。
「津」はサラサラした液体のイメージで、筋肉や皮膚を
潤すようなもの。
「液」は反対に粘りがあるような性質。骨や脳、
脊髄や内臓、関節を潤すようなイメージです。
ちょっと話が難しくなった感じですが、
要するにカラダを潤すものですね。
カラダのトラブルから「水」を簡単に説明すると、
「水」の不足は陰虚。
「水」の滞りは痰湿。
・・・と考えます。
当院に不妊治療されている患者さんで、
陰虚と痰湿のタイプの人が年々、
増えているように思います。
原因はストレスや不規則な食生活が、
ほとんどかも・・・。
陰虚や痰湿の症状を改善すると、妊娠しやすくなる
カラダの状態になりますよ。
次回は、陰虚と痰湿のお話をしましよう。
Omura