『この辺で、美味しいランチの店はある?』
『この時間帯なら、すぐ近くのベトナム料理店がいいですよ』

2回目の凍結胚移植直前の鍼灸治療中だったKさんとのやりとりでした。
ランチの事を考える余裕があるくらい、リラックス出来たようで、
うまく緊張感が解けてきたKさんのゴールは近いと感じました。
そして、翌日も鍼灸治療をしてさらに内膜を厚くなるように治療し、
そしてみごと妊娠したKさん。

1回目は、『とても緊張していた』と本人が語るように、
治療するこちらにも緊張感が伝わってました。
できるだけリラックス出来るように治療しましたが、結果は残念でした。
そして、2回目の胚移植直前に再び鍼灸治療をさせて頂いたときに、
冒頭の会話を交わしました。

胚移植に合わせての鍼灸治療の大きな目的は三つ。

1.子宮に新鮮な血液を送って、子宮内膜を厚くする。
2.患者さん自身の黄体ホルモンの分泌を促し、高温期をキープする。
3.緊張感をなるべく解いてリラックスして胚移植に臨んでもらう。

今回のケースでは、特に、3が重要ポイントでした。
過度のストレスは女性ホルモンの分泌を阻害するので、
この時期のストレスは大敵です。
鍼灸治療でストレス軽減+お腹ポカポカ状態で
胚移植に臨んでいただきました。

胚移植のときに緊張しすぎてうまくいかない方、
子宮内膜が厚くならない方、
高温期が短いか、又は、高温期の体温が低い方、
一度、鍼灸治療にチャレンジしてみてはいかがですか。

タウチ