左の写真は股関節の歪みの整復前、右は整復後です。
今回はBさんの股関節調節の写真を掲載してみました。
ほら、右側の写真、足の親指の長さが揃っているでしょ。

下の2枚はCさんのうつぶせの写真。
Cさんは右の親指が左に比べて短くなっていますね。
右側の股関節が腰の骨に引っ張られていたり、
前に捻じれていたりしている状態です。
ほら、Cさんも整復後の右側の写真では、
親指の位置が揃っているでしょ。

前回の続きで、下半身の血流が良くなるということは、
骨盤内臓器が温められます。
子宮や卵巣に新鮮な血液が流れ、
子宮では子宮内膜の質を上げ厚くしてくれます。
卵巣では質の高い卵子ができやすくなり、
クロミッド等の経口薬や注射のホルモン剤が効きやすくなり、
卵胞の数も増えやすくなります。

それに下半身の血流が良くなるということは、
女性の大敵である冷え症の改善につながります。
言い換えれば冷え症が改善されてくると、
子宮内膜の質や卵子の質が向上し妊娠しやすくなります。

卵巣動脈は腹大動脈から分岐します。
右の卵巣は右卵巣動脈、左の卵巣は左卵巣動脈が栄養しています。
卵巣動脈は子宮動脈の上向枝とつながっており、
子宮動脈の血行が悪くなると卵巣動脈の血流が悪くなり、
良い卵胞の生成ができにくくなります。
子宮動脈は腹大動脈の枝別れした内腸骨動脈から分岐し,
子宮動脈上行枝と下行枝に分かれ,
上行枝は卵巣動脈へ流れ、下行枝は子宮を栄養します。

ちょっと話が難しくなってしまいましたが、
要するに股関節が固くなって、コマネチライン(鼡径部のこと)の
下を通っている子宮や卵巣の動脈の流れが悪くなると、
子宮内膜の質が悪くなり、卵胞の出来が悪くなって
妊娠しづらくなります。

以前にも書きました、「何が起こるかわからへん」で、
12年間も不妊症だった患者さんが、体外受精を決意した前の月の
人工授精で妊娠されたのは、鍼灸治療と股関節の調節をしたからだと思っております。
彼女は左の足の長さが2㎝ずれて短くなっていたのを
2回に分けて調節したあと、
「下半身が温かい。足先まで温かいです。」と言われたのを覚えています。
下半身の血流が良くなったからです。

股関節の調節は子宝ソフト整体でもしております。
普段から姿勢が悪いなぁと感じていたり、
慢性の腰痛や肩こりで悩んでいたりして、
不妊治療をしていてもなかなか妊娠に至らないという方は、
骨盤の歪みが原因かも知れませんよ。

疲れた体を子宝ソフト整体や鍼灸治療で癒すだけでも、
妊娠しやすくなると思っております。
このブログを見ていただいて、
心当たりがあって、不妊治療で悩んでいたら、
良かったらご相談ください。
電話でもメールでもいいですよ。

to be continued
omura