今回は44歳で初出産されたA さんのお話です。
先日、出産されてから赤ちゃんを抱いてごあいさつに
来てくださいました。

大村「久しぶりやね」「赤ちゃん連れてきてくれたんや、ありがとう」
「めっちゃ可愛いな、3ヵ月検診やったっけ」

A さん「先生、お久しぶりです。」「もう3ヵ月過ぎたんですけど、
ご挨拶に伺いたいなと思っていたので、やっと来れました」

大村「出産して大変やのに、わざわざありがとう」

A さん「先生のあの言葉があって、赤ちゃんを抱けて実感しています」

大村「何か言うたかな・・・?」

A さん「どんな方法であっても、妊娠して出産、そして赤ちゃんを
抱くことが大切やで」って、言うてくれましたやん。

大村「不妊治療していて、自然妊娠にこだわらずステップアップして
体外受精をしても妊娠して出産、そしてその手に赤ちゃんを抱けるようになる
ことはとても大事だと思う
って確かに言うたな。」

不妊治療をステップアップするかどうか悩まれる方は多いです。
人工授精をするのも二の足を踏んで、なかなかステップアップできないで
モヤモヤした気持ちと同時に時間だけが経過してしまう。
そうこうしているうちにチャンスを逃してしまわれる方も
少なくありません。
A さんの場合は治療に来られた時からすでに体外受精を経験されていたので、
治療の方向を決めるのに問題はありませんでした。
ただ、自然妊娠の望みもお持ちでしたので、
臨機応変に治療をすすめることになりました。
・・・が、A さんの体質と言うか体調は妊娠の準備が
かなりできていませんでした。

Aさんの治療歴と環境はは以下の通りです。
5年くらい診療所の婦人科に通っていた。
漢方もしていた。
体外受精は2回。2回目の体外受精で妊娠するも、
7週で心拍の確認できずに流産。
卵管は通っている。
すでに父親は他界され、母親は脳出血で施設に入所。

症状は、
眠れない、夢が多い、目覚めやすい、寝た気がしない。
頭が重い、食欲旺盛、間食はする、鼻が詰まる、のどが渇く、
動悸がする、手足とお腹の冷え、尿の回数が多い、肩こりがキツイ、
疲れやすい、耳鳴りがする、暑がりで汗が出る、甘いものが好き、
野菜や果物、肉、魚は食べるが、特に油ものが好き
・・・でぽっちゃり系。

何かいっぱい良くない症状があると思いませんか。

父親が他界され、母親は脳出血で倒れ施設に入所。
正社員でフルタイムの仕事の合間に不妊治療。
ストレスも加わり食べることにアルコールも結構飲んで
おられたと思います。
そして体系は脂肪太り系のぽっちゃり。

そんな状態から鍼灸と整体の治療を始めることになりました。
東洋医学でも太り過ぎは妊娠しづらいということが
言われています。
水太り系と脂肪太り系の妊娠しづらい体質は違いますし、
治療法も違ってきます。

治療法は・・・

to be continued
Omura