何が起こるかわからへん9-② kさんからのメール
前回はK さんの出産の報告のメールをご紹介しました。
彼女は卵胞の質が悪く、ショート法で刺激をしても
3個くらいしか出てこず、受精はしても移植できない状態でした。
子宮内膜症に、左右の卵巣嚢腫があり、AMH検査は旧基準で10.8pmol/Lと低かったのです。
評価は低レベルで42-43歳くらいの卵巣年齢になっていました。
AMH検査とは、抗ミューラー管ホルモン検査のことで、
卵巣年齢を知る検査のひとつです。
当院に来られる前の病院での結果は次の通りでした。
体外受精ショート法で3つ採卵、3つ受精、4日目で分割停止。
2か月後にクロミッドとhMG注射で3つ採卵、
3つ受精、4日目と5日目で分割停止。
もうどうしたらいいかわからなくなっていた時に
当院のホームページを見られたそうです。
ブログの「スローでええやん!!」は、不妊治療をされていて、
どんなことをしてもなかなか妊娠できず、気持ちは焦ってしまい、
強迫観念に駆られて自分を見失ってしまっている人が多いように思っていたので、
ちょっと気持ちをリセットできるような、ちょっとお得情報があって、
「へぇ~」とか「な~るほど」と思っていただけるようなブログにしたかったので、
タイトルを「スローでええやん!!」にしたんですよ。
身体のメンテナスもできないまま、
毎月クロミッドで採卵している患者さんをたくさん見てきました。
もちろん、自然周期で採卵は毎月できますが、
心と体がついていってないのに毎月卵巣に針をさして採卵。
卵巣が悲鳴をあげてないでしょうか。
そのうち、クロミッドを飲んでも採卵できる卵胞の数が減ってきたり、
子宮内膜が薄くなってしまったりしてきている方は多くないですか?
少し体をメンテナンスして、心と体のバランスが整ってきたころに
タイミング、人工授精、体外受精に再チャレンジされてはどうでしょうか。
K さんもじっくりと妊娠体質になる身体づくりをされて、
妊娠・出産されました。
ただ、妊娠に至るまで1年かかりましたが、
その間の苦労は大変なものだったと思います。
まず、ドクターからダナゾールを使った治療を勧められました・・・。
to be continued
Omura
0 Comments on "何が起こるかわからへん9-② kさんからのメール"