排卵を遅らせる鍼灸 1
に引き続き、
今回は、排卵を遅らせてうまくいった症例をご紹介します。

Yさん40歳のケース

治療歴は、胚盤胞移植を2回行いマイナス、
あと1個、胚盤胞の凍結胚を残している。
こんな状態で、当院にお見えになりました。
体調を整えて胚盤胞移植にトライされたのですが、
結果はマイナス。
ドクターの診断は、受精卵の力不足だとの見解でした。

かなり落ち込んだYさんでしたが、
気を取り直して自然周期(クロミッド)で採卵することに。
生理期に1回、卵胞期に1回、施術を行い、
卵胞がしっかり育つようにサポートさせて頂きました。
卵胞チェックしてみると、
なんと大きな卵胞が6個(24mm~17mm)も見えていましたので、
2日後に採卵になりました。
成熟卵胞がたくさん出ていたので、チャンス到来です。
しかし、その内の主席卵胞がもう既に24mm、
これは、採卵前に排卵してしまうリスクがあります。
そこで、急遽、排卵止めに来て頂きました。
(一般的には、卵胞が20mmを超えると排卵のリスクがありますから)

結果、5個採卵、
1個を新鮮胚移植して、
残り2個は胚盤胞凍結できました。

そして、みごと妊娠。
その後、流産予防に通って頂きましたが、
こんな感想を言っておられました。
『排卵止めをしてもらって本当に良かった。
もし、排卵していたらと思うと・・・』

排卵止めが功を奏して妊娠に至りましたが、
同時に、鍼灸・整体で体質改善してからの受精卵だったことも、
大きな要因だったと思います。
といいますのは、体質改善してから採卵すると、
受精卵の質が上がるケースが多いのです。

患者さんの状態に合わせる鍼灸・整体。
妊娠するためにご利用なさっては如何ですか。

タウチ