『もうあの企画(タヒチネタ)は終わったの?』

先日、いつもブログを見て下さっている患者のSさん
にご指摘を受けました。

そうです。
すっかり忘れておりました。
今回は、久しぶりにタヒチネタです。
もう、3ヶ月程休んでいたので、
初めて読む方のために少し説明させて頂きます。

人は見かけによらないもので、
タウチは、かなり以前、タヒチで住んでおりました。
仕事は、黒真珠職人。
タヒチ語とフランス語をごちゃ混ぜにして会話しておりました。

皆さん、黒真珠はご存知だと思いますが、
日本では、未だに葬儀用のアクセサリーや数珠としての認知度が高く、
最近、ようやく、普段使いのジュエリーとしての紹介も多いように感じます。

黒真珠の最も特徴的な点は、
熱帯で海が綺麗な島しか真珠貝が育たないので、
1.生産量が限定されている事
2.多様な形
3.七色とも表現される多様な色合い
にあります。

以前、黒真珠の最高級の色は、ピーコックグリーン(孔雀色)であると
私、タヒチに住んでました 5(真珠編)  で紹介させて頂きましたが、
うまくその色を文章で表現する事ができませんでした。
そこで、今回は、黒蝶貝を研磨加工した土産品がタウチの実家にありましたので、
その写真を見て頂ければ、一目瞭然かと思います。

ちなみに、母貝に守られ少しずつ成長していく真珠は「守護」のパワーが強く、
ストレスで疲れた体を癒し、守ってくれる効果がある。
黒真珠の石言葉は、「静かな力強さ」。
だそうです。
「真珠を育む」 と 「赤ちゃんを育む」、
なんとなく共通点があるような気がするのは、私だけでしょうか?

タウチ

※黒真珠を育む黒蝶貝の表面を研磨して少し彫っただけのシンプルなもの。
グリーン、レッド、ブルー等が混在しているので、ピーコックと表現される。

※角度を変えると、色が濃くなったり

※レッドが強調されたり

※グリーンが主体になったりと、その様々な表情を持つ。