さて、胚移植後の過ごし方として、もう1つ加えておきたいのは、
ずっと寝て過ごす事は避けてください。
これも東洋医学の考え方によります。

東洋医学では、万物を陰陽に分けます。
陽:高温期、外、動、背部、日・・・
陰:低温期、内、静、腹部、月・・・

生理周期の高温期は、陰陽概念では「陽」の時期に当たります。
つまり、陽を増やして高温期を充実させていく必要があります。

部屋の内にこもって(陰)
静かに(陰)
寝て過ごす(背部の陰の巡りをふさいでいる)のは、
「陰」を増やしている事になり、
高温期(陽)の時期に反する事になります。

そうではなく、
適度に外出して(陽)
たまにはお日様(陽)を背部(陽)に浴びて、
普段通りに過ごすにのは、適度な「陽」の充実に繋がっていきます。

但し、注意して頂きたいのは、
だからといって積極的に外へ出ていっぱい動きなさいという訳ではありません。
真冬の季節に外出すると風邪の原因になりますし、
真夏の外出は熱射病の原因にもなりますから、
あくまでも、適度に「陽」を増やす事が望ましいでしょう。

これからは、
『子宮の気持ち』胚移植後の過ごし方 1 を参照してください) 
『陽を充実させる』
この2点を考えながらお過ごしください。

今年も、1人でも沢山の患者さんの笑顔に立ち会えるように、
お手伝いをさせていただきたいと思います。

それと、ブログ記事で分かりずらい事、
日頃から疑問に思っている事、
病院では聞きずらい事などありましたら、
大村院長もしくは、タウチまでご相談ください。
我々の分かる範囲でお答えさせて頂きます。

タウチ
※随分前になりますが、昨年の祇園祭当日の山鉾。
雲一つない快晴で、陽気に満ちているような風景でした。