最近、胚移植後(タイミング後、人工授精後)の過ごし方について、
よく質問される事がありましたので、少し触れさせていただきます。
年末年始、病院も休みになるので、不安もおありだと思いますが、
基本的に、普段通りに過ごされるのがよいでしょう。
まずは、病院の指示に従ってください。
ここでは、あくまでも東洋医学的な立場で書き留めます。

1)肩や足のマッサージは避けてください。

肩や足には、子宮を活発にするツボがありますので、
胚移植後にそれらのツボを刺激してしまうと、
子宮を動かしてしまう可能性があります。
だから、基本的に高温期は余計なことをしない方が得策です。
『胚移植後は、判定までの間(約2週間程度)がとーっても長く感じるので、
血行アップや緊張緩和目的でよくマッサージに通ってました!!』
という方がいますが、得策ではないでしょう。
では、何故子宮を活発にしてはいけないのでしょうか。
その理由は、子宮の動きにあります。
子宮は、とても賢い臓器なんです。
生理中は経血を排泄するように動き、
排卵中は、精子を受け入れるように動き、
高温期中は止まっています。
ここがポイント。
何故、止まっているのか?
それは、着床に有利だからだと言われています。

だから、高温期の子宮はじっと止まっている(静かに着床を迎えたい)のに、
母体がそれに反して子宮を動かしていたら良くないですよね。
だからと言って、ずっと安静にしなければ・・・と言う訳でもないのですね。
この辺は、長くなりますので、また次回以降にお話します。

とにかく、皆さん、胚移植後は普段通りで過ごしてください。
ご自身の賢い臓器、子宮(着床)をイメージしながら・・・

次回は、具体的な事例をご紹介します。・・・続く

タウチ