去年の7月の話になりますが、
この鍼灸院をオープンするにあたって求人誌に受付の募集をしたところ、
何と2日間で30人くらいの応募がありました。
N さんから電話をもらったのは、もう募集が終わってのことでした。

「すみません。もう受付の募集が終わってしまいまして・・・
またの機会があればよろしくお願いします」・・・
と丁寧にお断りした時のこと。

「あの~、もしかして大阪で鍼灸接骨院をされていた大村先生ですか?」
「そうですが・・・」
「あの時お世話になった、N です」
「あ~ぁ、N さん!! よく覚えていますよ」
「今どうしているの・・・」
「二人の息子に恵まれて、子育て真っ最中です」とのこと。

N さんは僕か大阪で不妊治療を専門に始めたころの患者さんです。
当時は鍼灸整骨院をやっていました。7年ほどやって、
上海に留学したんですけどね。それから、サンフランシスコへ。
この話は、また折を見てご紹介したいと思います。

へぇ~、息子さんもう小学三年生になるんだ。
あの頃は、鍼灸で不妊治療するところが少なかったということで、
関西一沿からたくさんの患者さんが、わざわざ来て下さったことを思い出します。
僕もまだまだ今のように患者さんの状態を診て、すぐにどんなツボを使って、
どんな手技で治療しようか手探り状態だったように思います。
今は、患者さんの状態を診て、ん~っ・・・ちょっと考えて、
「整いました!!」 という感じで、治療できるようになりましたけどね。
ですが、まだまだ勉強中です。

さて、N さんを治療するのが、これがまた大変だったんです。

to be continue

Omura