やっと妊娠できました　Uさん 36歳

京都不妊専門鍼灸院烏丸御池鍼灸院です🌼

『やっと妊娠できました　　Uさん　36歳』

Uさんは当院に来られる前に5回の人工授精を試されていました。

鍼灸治療も受けておられましたが妊娠には至らず、体質改善のため何かしたいとお考えだった際に、当院の著書「やっと、妊娠できました」を読んで妊活を専門にしている当院を受診されました。

体外受精にステップアップする頃で、採卵周期からの治療となりました。

東洋医学的に診たUさんの体質

《瘀血(おけつ)》

ストレスや気の滞りにより血の巡りが悪くなり、着床しやすい子宮内膜を作ることができない状態。

《脾虚(ひきょ)》

食べた物をエネルギーに変換できずパワー不足の状態。卵胞を十分に育てたり高温期を維持する力が弱い。

《肝気鬱血(かんきうっけつ)》

ストレスや忙しさで気の停滞や自律神経の乱れ、ホルモンの乱れを起こしやすい。

3回の鍼治療と、レーザー治療で血の巡りを良くした状態で採卵に臨み、19個の卵が採れて、1個の初期胚とグレードが5AA〜4ABの胚盤胞を4個凍結できました。

3回の移植に臨み、一度は陽性反応が出るものの化学流産されました。お仕事柄、水分補給もままならず不規則な生活になりがちで、子宮内膜も厚くなりにくく、思うような結果が出ませんでした。

不育症の検査では、免疫に関する数値に問題があることがわかりました。

病院でさまざまな治療をしましたが効果が見られない期間が続きましたが、当院ではお身体の状態に合わせた鍼治療を継続し、徐々に体質改善をしてきました。

ご家庭でも鍼治療の効果を高めるために、お灸をして体質改善に取り組んでいただきました。

その甲斐あってか、再度の採卵では6AAや6ABのグレードが付き、Uさん自身も驚いておられました。

その後3ヶ月ほど定期的に鍼治療を続けていくと、強かった瘀血の状態が弱くなり、パワー不足だった脈に力強さがでてきました。

体質の改善が随分と進んだ状態で、稀なケースではありますが同じ周期で人工授精と移植を同時に行い、やっと妊娠に至りました！おめでとうございます！

Uさんは瘀血が強く、改善までに時間がかかりましたが定期的に鍼治療を受けることで血の巡りが良くなり体質改善できました。妊娠後も安定期の15週まで妊娠継続の鍼治療を続けられ、無事卒業されました。

Uさんは珍しい症例だった事もあり、私たちも初めて伺うような内容が多々ありました。

妊娠に至るまでの道のりはとても長く、試行錯誤の繰り返しでしたが西洋医学と東洋医学がうまく混ざり合った結果、大きいお腹で卒業されるUさんを見届けることができて本当に安心いたしました。

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