土曜日、患者のKさんから
『ブログ楽しみに見てるよ』『次はいつ更新するの?』
と言って頂きました。
このタヒチ話をどこまで続けるか?
当初のブログの主旨と全く無関係なので毎回悩んでおりました。
その日はすごく忙しかったんですが、Kさんの暖かい一言で疲れが吹っ飛びました。
おだてに弱い単純な私は思いました。もう少しこの話を書き続けようと。
ほんとにつまらない話なので、息抜き程度に読み飛ばして下さい。

さて、黒真珠は出来上がるのに18ヶ月必要と前回書きました。
それゆえ、真珠養殖の仕事で何が楽しいかと言うと、
間違いなく浜上げの時でした。
しかし、同時に、自分の評価にも繋がっていましたので、
浜上げ当日の朝は、毎回、緊張でお腹を下していました。
綺麗で大きな真珠が出来た時にはみんなで喜びました。
ダメなときはみんなから非難を受けました。
まるで、551のあるとき、ないとき・・・みたいでしたね。
各自、浜上げ時には、自分の作った真珠を見て今後の仕事の修正をしてました。

実は、黒真珠ほど色と形のバリエーションが豊富な真珠はありません。
色は、「黒真珠」と言っていますが、ブラックやグレーは三級品です。
一級品の色は「ピーコックグリーン」と呼ばれています。
グリーンが主体でピンク、ブルー、イエロー等が少し混ざった状態で、
あたかも孔雀の羽色のように様々な色が混在していることからその名が由来しています。
形は、ラウンド(球形)、セミラウンド(半球形)、ドロップ(涙形)、ポワール(洋梨形)など、
色々な形が存在します。
色も形も個性的な真珠といえます。
ちなみに、アコヤ真珠を黒く染色したもの(9mm以下の大きさが多い)は
黒真珠ではありませんのでご注意を。

当時は、日本に帰国する度に、色々なジュエリー店を見て回りました。
20年前は、ブラック、グレー色を当たり前のように勧めるお店が多数あり、
(法事用に使うイメージが強かったのか?)
「ピーコックグリーン」はどこに行ったの?と悲しい思いをしてきましたが、
10年前位から、徐々に見かけるようになってきました。
もちろん、そういう良質な黒真珠を扱っているジュエリー店は信頼できるので、
他の宝石を買うときの店選びのポイントにしていました。
しかし、結構な数の真珠を作ってきたはずなのですが、
私の手元には一つも残っていないのは何故なんでしょうかね?

今回は、能書きが多くてほんとすいません。
真珠関係はこの辺にして、次回は、方向転換します。

田内

写真1:浜上げ直後に自分の作った真珠を見学に来た田内
写真2:同じく自分の真珠を手ですくう
    光が強いのと磨く前のくすみで黒く見えるが、実は、様々色がある
写真3:真珠の選別人(経営者ではない)