40歳のFさん、初妊娠。
タイミング療法でトライしていたが
なかなか妊娠には至らなかったようで、
以前僕がやっていた足立病院の鍼灸サロンに来られました。
鍼治療は生まれて初めて。

仕事もあって、なかなかコンスタントに治療に来られなくて、
どうしたものか・・・と思っていた。
忙しい仕事の合間を縫ってAIH(人工授精)にもチャレンジしたけれど、
妊娠には至らなかった。

そうこうしているうちに、僕が開業してしまったこともあり、
3か月ほど治療を休まれてたでしょうか、
久しぶりにお会いしたのは当院でした。

さて、これからはどうしましょうか・・・
と話をすると、体外受精にステップアップ
するということでした。

もちろん、年齢的なこともあり、僕も賛成。
妊娠体質への準備も含めて、生理が来て、ショート法の
採卵前に5回くらい施術させてもらいました。

採卵は8個中5個受精。1個を3日目でフレッシュで移植。
残りは胚盤胞で凍結。

結果、胚移植の前後に鍼灸治療と整体を組み合わせ、
4回ほど治療させてもらいました。
結果、1回目の凍結胚移植で妊娠。
Hさん良かったですね。
これから胎嚢の確認、心拍の確認が必要になってきますが、
12~14週くらいまで、流産予防の鍼治療をさせていただく予定です。

ちょっと面白いエピソードがあって、
Hさんのお姉さんを治療していたことがありまして、
妊娠、出産され、今では仕事復帰されているようです。
そのあと親戚のIさんを紹介していただき、
治療3か月で妊娠、そして出産。

Hさんが治療の話を相談された時のこと、お姉さんが言ったそうです。

「病院はやめてもいいけど、鍼だけは行っときや!!」

何と温かいお言葉。

・・・ですが、鍼だけじゃなくて、ちゃんと病院も行ってくださいと
Hさんには言いました。
西洋医学の最先端医療も伝統医療の東洋医学も
どっちもいいとこがあるから、
いいとこ取りて゛いいのでは・・・と思う。

Omura